はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム先物市場に弱気ムード蔓延、アナリスト注目の9月材料にRDNTやdydx

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

4日の米NY株式市場では、ダウ平均株価は前日比115.8ドル(0.33%)高、ナスダック指数は3.1ポイント(0.022%)安で取引を終えた。

関連:「碧桂園」など中国の不動産株大幅反発、米株市場は休場|5日金融短観

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比 %高の1BTC=25,650ドルに。

BTC/USD日足

データ分析企業CryptoQuantのアナリストGreatest_Traderの分析によれば、イーサリアム(ETH)の「テイカー売買比率」(30日移動平均)が今年最低水準まで低下した。

Greatest_Trader

テイカー売買比率は、1.0を超える値は強気のセンチメントを示し、1.0を下回る値は弱気のセンチメントを示すものだ。上記データからは過去数ヶ月間に渡ってテイカー売買比率の低下傾向にあることがわかる。

これらのデータはイーサリアムの先物トレーダーに蔓延する弱気ムードを浮き彫りにしており、慢性的に買い注文よりも売り注文の方が多い状態になっていることを示している。

イーサリアム(ETH)先物市場のOI(未決済建玉)は今年4月に年初来高値を記録して以来、地合い悪化に伴い約40%減少している。

ETH先物建玉推移

Funding Rate(資金調達率)は、8月18日の暴落局面でマイナス乖離が膨らむも、その後ほぼフラットで推移している。

ETH FundingRate推移

閑散相場の注目材料

相場のアノマリー的にも例年9月は弱気傾向にある中、暗号資産アナリストのThor Hartvigsen氏は、9月の注目材料を挙げた。

  1. ビットコインETF(上場投資信託)
  2. dYdX V4のローンチ
  3. Radiant Capital(RDNT)のメインネットローンチ
  4. Baseネットワークの拡張
  5. 暗号資産カンファレンス

パーペチュアル(無期限先物)のクロスマージン取引に特化したDEX(分散型取引所)であるdYdXは、9月下旬から10月上旬にかけて、新たなバージョン「V4」を備えたCosmosアプリチェーンをリリース予定。

Radiant Capitalは、LayerZero Labs上で構築されたレンディング(貸付および借入プロトコル)サービスを提供するDeFi(分散型金融)プラットフォーム。

次世代型DeFi(分散型金融)を標榜するRadiantは、シームレスなクロスチェーン取引により、ユーザーが複数チェーン間で資産を貸し借り可能なレンディングプロトコルを開発した。

サポートする担保オプションは20を超え、Total Value Locked(TVL)では、Arbitrum第1位の融資プロトコルにまで急成長を遂げた。

あらゆるEVMチェーンに拡張し、煩雑なトランザクションの必要性を可能な限り排除することで、チェーン間の貸し借りだけでなく、ブリッジングやスワップを容易にすることを目指している。

今年7月には、バイナンスのベンチャーキャピタルおよびインキュベーション部門であるバイナンスラボから1000万ドル(14.6億円)規模の出資を受けた。

コインベースが開発したL2ネットワーク「Base」も活性化しつつある。

Thor Hartvigsen氏は、今年8月にメインネットがローンチされたことを皮切りに、「9月にはいくつかの主要プロトコルがBaseで開始され、より多くの流動性を呼び込む可能性がある」との見立てを示した。

関連:米コインベース開発『Base』メインネット公開、イーサリアムのレイヤー2

そのほか、大規模国際カンファレンスでの発表にも注目している。9月4日から「Korea Blockchain Week」が、シンガポールでは「Token2049」が9月13日から開催される。

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
10:33
ビットコイン提唱者ルミス米上院議員が再選不出馬、仮想通貨法案成立に注力へ
仮想通貨推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員が2026年の再選不出馬を表明した。任期終了までに包括的な仮想通貨規制法案や税制改革の成立を目指す方針を示している。
10:05
「ビットコイン価格は2035年に2億円に到達」CF Benchmarksが強気予想
CF Benchmarksが2035年の仮想通貨ビットコインの価格を基本シナリオで142万ドルと予想した。ゴールド市場のシェアを獲得することなどを前提とし弱気・強気シナリオも算出している。
09:10
イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」
仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。
08:15
ビットコイン、弱気相場入りか クリプトクアントが需要減速を指摘
クリプトクアントが仮想通貨ビットコインの需要成長鈍化を指摘し、弱気相場への移行を指摘。ETFの純売却や大口保有者の需要縮小、デリバティブ市場のリスク選好低下などが要因として挙げられている。
07:10
コインベース、2026年の税制変更で予測市場がギャンブルより有利になると指摘
コインベースが2026年の見通しレポートで、トランプ大統領が署名したワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法により予測市場が従来の賭博より税制面で有利になる可能性があると指摘した。
06:50
アーサー・ヘイズ、FRBの新資金供給策RMPでビットコイン4年サイクル論が終焉と再度主張
著名トレーダーであるアーサー・ヘイズ氏がFRBの準備金管理購入プログラムを分析し、実質的な資金供給(QE)により仮想通貨ビットコインの従来の4年サイクルが崩れたとの見解を示した。ビットコインは2026年に20万ドルに向かうと予測。
06:20
仮想通貨の冬到来か、フィデリティ責任者がビットコインの2026年底値を6.5万ドル付近と予測
フィデリティのグローバルマクロ責任者ジュリアン・ティマー氏がビットコインの強気サイクル終了の可能性を指摘し、2026年の底値を6.5万ドルから7.5万ドルと予測した。機関投資家の参入により従来のサイクル論が変化しているとの見方が広がっている。
05:45
米FRB、仮想通貨企業向け「簡易版マスターアカウント」開設に進展か
米連邦準備制度理事会が仮想通貨関連企業を含む適格機関に決済サービスへの限定的なアクセスを提供する「ペイメントアカウント」案についてパブリックコメントを募集開始。
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
15:33
米国法銀行初、SoFiがステーブルコイン「SoFiUSD」を発行
米ソーファイ・テクノロジーズが完全準備型の米ドルステーブルコイン「ソーファイUSD」を発表した。パブリックブロックチェーン上でステーブルコインを発行する米国法銀行として初の事例となる。
14:15
2025年の仮想通貨盗難被害額5300億円突破、北朝鮮関連グループの犯行目立つ=チェイナリシス
チェイナリシスが2025年の仮想通貨盗難事件についてレポートを発表。総額5300億円規模であり、Bybitハッキングなど北朝鮮関連グループによる犯行が目立っている。
14:13
サークル、インテュイットと提携 USDC で税金還付や企業決済に対応
ステーブルコイン大手サークルが金融テクノロジー企業インテュイットと複数年の戦略的提携を締結。TurboTaxやQuickBooksなどでUSDCを活用した税金還付、送金、決済サービスを展開し、年間15兆円超の取引に対応へ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧