はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

香港、仮想通貨現物ETFの申請受付へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン現物ETFも申請受付へ

香港証券先物委員会(SFC)は22日、現物の暗号資産(仮想通貨)ETFの申請を受け付ける準備ができていると発表した。

これは、仮想通貨関連の活動に従事する仲介業者に対する、SFCと香港金融管理局(HKMA)の新たな方針を知らせる通達文書の中で述べられたものだ。SFCは、次のように説明している。

SFCが仮想通貨先物ETFを認可しているという、最新の市場動向を考慮してポリシーを更新した。

仮想通貨スポット(現物)上場投資信託(仮想通貨現物ETF)も含め、仮想通貨にエクスポージャー(価格変動に影響を受けること)を持つ他のファンドの認可申請を受けつける準備ができている。

仮想通貨ビットコイン(BTC)の現物ETFについては、近く米証券取引委員会(SEC)が承認するのではないかと、米国でも期待が高まっているところだ。そうした中、香港も申請受付を開始することにより、どちらの市場が先に現物ETFを承認するのか注目される。

これまでSECはすべてのビットコイン現物ETFを却下してきたが、現在申請中の企業はSECの懸念を軽減する仕組みを導入している。

もし承認された暁には、企業が企業確定拠出年金(401k)でビットコイン現物ETFに投資する可能性もあるとの意見も聞かれるなど、ビットコインへの資金流入が増えることを予測する声もある。

関連「ビットコイン現物ETFは米企業年金から資金が流入する可能性がある」CNBCが専門家の見解を報道

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

▶️仮想通貨用語集

関連: 初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

ビットコインETF特集

仮想通貨ファンドの要件

香港証券先物委員会(SFC)は22日発行の別の通達の中で、仮想通貨関連のファンドについての要件を公開した。

まず、銘柄について、SFCが認可する仮想通貨関連ファンドは、香港住民がSFCに認可された仮想通貨取引プラットフォームで取引できるトークンにのみ投資する必要があると規定している。

保管(カストディ)に関しては、ファンドの管理者は、SFCに認可された仮想通貨取引プラットフォームや、香港金融管理局(HKMA)による仮想通貨保管基準を満たした仮想通貨取引プラットフォームにのみ保管の役割を委任すべきであると述べた。

また、現物仮想通貨の価値評価については、主要ないくつかの仮想通貨取引プラットフォームにおける取引量に基づいたインデックス化アプローチを採用すべきだとしている。

さらに、SFC認可の仮想通貨関連ファンドの管理会社は、規制順守の優れた実績、および当該商品の管理に関する経験を持つ有能なスタッフメンバーを1名以上雇っている必要があるとした。

SFCは、今回のルール改訂の背景を次のように説明している。

世界的に仮想通貨の状況は急速に進化しており、海外市場で提供されている仮想通貨関連のETFなど、仮想通貨へのエクスポージャーを提供するより広範囲で多数の投資商品が、個人投資家とプロ投資家の両方に提供されている。

これらの製品の需要は香港でも増加しているところだ。

SFCは2022年10月より、主に仮想通貨へのエクスポージャーを有するETFの申請受付を開始。今年6月には仮想通貨取引プラットフォームのライセンス制度も立ち上げた。

関連香港、仮想通貨取引所の新ルールを6月から施行 上場可能な銘柄などを規定

ビットコインETF特集

ビットコインETFの仕組み、基本から徹底解説 ブラックロックが仕掛けるビットコインETF、投資家必見のポイント
ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる? 米投資会社の資金流入予測 ビットコイン半減期とは?市場価格への影響と注意点
初心者が学ぶトレード知識 CoinPostアプリで個人投資家に優位性を
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/22 木曜日
01:08
ビットコイン、4ヶ月ぶりの過去最高値更新で109500ドルまで上昇
暗号資産(仮想通貨)ビットコインが4ヶ月ぶりに1BTC=109,500ドル(約1,600万円)の過去最高値を更新した。米国ETFへの資金流入が継続し、累計6.2兆円規模に。専門家は「金からビットコインへの資金シフト」を指摘し、2025年には最大25万ドルの予測も。
05/21 水曜日
17:58
GMOコイン、ネムやモナコインなど6種類の仮想通貨を取扱廃止へ
GMOコインが6種類の暗号資産(仮想通貨)の取扱い廃止を発表。対象は、ネムやジム、ベーシックアテンショントークンなど(XEM、BAT、QTUM、ENJ、XYM、MONA)流動性不足を理由に8月2日までに段階的終了する。
15:19
バイナンス、3種類の現物取引ペアを停止へ 5月23日実施
バイナンス(国際版)が2025年5月23日に3種類の現物取引ペア(ACA/BTC、MASK/BNB、TRU/BTC)の取扱いを中止すると発表。トークン自体の上場廃止ではなく、別の取引ペアでの売買は継続可能だ。
14:41
NAC保有でNOT A HOTEL宿泊権がもらえる「THE DOOR」 6月リリースへ
NOT A HOTEL DAO株式会社が新サービス「THE DOOR」を2025年6月に開始。NAC保有者は毎月抽選で高級別荘の宿泊権を獲得可能。Web3技術と実物資産を融合した新たな宿泊体験を提供。
13:40
イーサリアムDEXトレーダー70%超急増、Uniswapが市場独占するも特許訴訟に
イーサリアムのDEX取引が活性化し、アクティブユーザー数が73%増の64,000人に到達した。イーサリアムの取引市場シェア86%を占めるUniswapが3兆ドルの累計取引量を達成する一方で、Bancorによる特許侵害訴訟に直面している。
12:30
ビットコイン10万ドル台で再注目、投資魅力が金に接近か=アナリスト
ビットコイン価格が10万ドルを突破し、金価格が調整する中、投資資金の流れに変化が。フィデリティやゴールドマン・サックスなど大手金融機関の分析から、金とビットコインの関係性と今後の見通しを解説。
11:35
「NFTの多くは有価証券ではない」米SECパース委員が見解
米SEC委員のパース氏がNFTの証券性を否定する見解を示した。クリエイターロイヤリティを伴うNFTも証券に該当せず、ミームコインや多くの仮想通貨も除外対象と意見している。
11:00
アバランチ、140億円規模の新ブロックチェーン環境「Fusion」リリース
仮想通貨アバランチが1億ドル規模の新エコシステム「Fusion」を発表した。モジュール型の2層アーキテクチャで、成果主導型の実用的ブロックチェーンネットワーク構築を可能にする。
10:35
元大統領候補のStrive社、75000BTC取得計画 Mt.Gox債権から
元大統領候補のラマスワミ氏の資産運用会社Striveが、破産した仮想通貨取引所Mt.Goxの7万5000ビットコイン債権を割引価格で取得する計画を発表。10月までの債権者返済に先立ち株主承認を目指す。
10:25
ジャスティン・サン、トランプ米大統領との晩餐会参加へ
仮想通貨トロンの創設者ジャスティン・サン氏は、トランプ米大統領との晩餐会に参加することを公表。晩餐会参加希望者の中で、トランプコインの最大保有者だと説明した。
09:30
株価50%急騰、米上場DigiAsia 純利益の半分をビットコイン購入へ
ナスダック上場フィンテック企業DigiAsia Corpが純利益の最大50%をビットコイン購入に充当する戦略を発表。最大1億ドルを調達しBTC準備金を確立、長期保有と収益創出を目指す。
08:35
ビットコイン、過熱なき上昇か オンチェーン分析が裏付ける=アナリスト
Avocado_onchainとSwissblockの最新分析によれば、ビットコインの現在の反発上昇は過去と異なり過熱することなく進行中。ビットコインファンダメンタルインデックスも弱気ダイバージェンスの兆候なく、オンチェーン指標が市場の健全性を示しているようだ。
08:00
イーサリアム過熱状態、2500ドルで調整局面入りか アナリスト分析
Cryptoquantの登録アナリストがイーサリアムが2500ドル付近で過熱状態と指摘。一方でバイナンスからのアルトコイン流出は蓄積の兆候に。
07:25
ロビンフッド、米SECにRWAトークン化の規制案提出
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、RWAトークン化の規制に関する提案書を米SECに提出。将来的に、トークン化したRWAの取引所を運営する計画があるようだ。
07:10
XRP・ドージコインETFの判断延期継続 米SEC、承認は早くても夏ごろか
米証券取引委員会がXRPとドージコインのETF申請について判断を延期し、パブリックコメントを募集。BitwiseのイーサリアムETFステーキング機能審査も先送りに。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧