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「ビットコイン現物ETFは米企業年金から資金が流入する可能性がある」CNBCが専門家の見解を報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン現物ETFの需要

米国で上場審査が続いている暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物ETF(上場投資信託)は、同国の年金からも関心を集める可能性があるとの見方が上がった。

「CNBC」の22日の報道によると、米金融顧問企業「Columbia Advisory Partners」の創設者でファイナンシャルプランナーのSteven T. Larsen氏は「米証券取引委員会(SEC)が承認すれば、より多くの企業が企業確定拠出年金(401k)でビットコイン現物ETFへ投資できるようにする可能性がある」との見解を示した。

401kとは

公的年金に加えて任意で加入できる企業年金の一種。掛金を毎月積み立て(拠出)し、従業員(加入者)が自ら年金資産の運用を行う年金制度のことで、運用結果に基づいて年金給付額が決定される。また、税金の優遇制度がある。

▶️仮想通貨用語集

米労働省は企業年金制度で仮想通貨に投資することを禁止しているわけではないが、2022年3月に注意を促している。価格変動が大きいこと、規制整備の途中であること、保有が難しいことなど複数のリスクを挙げて、仮想通貨や関連商品に懸念を示した。

関連:米フィデリティ、退職金口座(確定拠出年金)でビットコイン投資可能に

保有の難しさでは「パスワードを忘れたり紛失したりした場合、資産を失うことになる。また、ハッキングや盗難のリスクもある」などと説明している。

今回CNBCは複数の専門家の声を記載しており、ビットコイン現物ETFは、こういった労働省の懸念を軽減できる可能性があるとの指摘も上がった。ETFは、ビットコイン自体を投資家自身は保有しない。

一方で、企業の人事部や受託者側ではなく、ビットコイン現物ETFへの投資を望む従業員から動かないと、401kでの採用は始まらないだろうとの見方も上がった。

関連: 初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

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SECの審査

SECは投資家保護への懸念などを理由に、仮想通貨の現物ETFはこれまで全て非承認にしてきた。一方で、現在申請中の企業はSECの懸念を軽減する仕組みを導入している。

他にも資産運用最大手のブラックロックが申請していることや、申請企業がSECと会議をしたり申請書を修正したりしていることからも、今回こそ承認されるのではないかとの期待が高まっている。

また、公正を期すために、複数のETFを同時に承認するとの見方も多い。ARKのETFが来月10日に認否の最終判断期限を迎えることなどから、2024年1月に米国でビットコイン現物ETFが誕生する可能性が高いとの声も多く上がっている。

出典:ビットコインETFスケジュール

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