日本のApp Store、Bybitなど複数の海外取引所アプリの新規インストールを制限か

海外取引所アプリ、App Storeで非表示

海外の主要な暗号資産（仮想通貨）取引所のスマートフォンアプリが、日本のApp Storeで突如として検索・ダウンロードできない状態となっていることが6日に判明した。確認できたのは、Bybit、Bitget、MEXC、Kucoinの各取引アプリ。

グーグル検索結果とアクセス状況　出典：CoinPost

本メディアが確認したところ、これらのアプリのApp Storeページにアクセスしようとすると、「iTunes Storeに接続できません」というエラーが表示されるか、「接続しています…」の状態で先に進めない状況となっている。

この動きは、金融庁が2023年11月に実施した未登録業者への警告と関連している可能性がある。同庁は当時、KuCoin、Bitcastle、Bybit、MEXC、Bitgetの5社に対し、日本の利用者向けにサービスを提供していることを問題視する警告書を発出していた。

（2月8日追記）：App Storeからの削除は、金融庁の要請を受けて実施されたものであると、日経新聞が7日に報じた。「日本人向けに営業しないよう再三警告してきたが、止めなかったため、初めて停止要請に踏み切った」としている。

これらの取引所は、セーシェル共和国やドバイ、シンガポールなど海外に拠点を置いているものの、インターネットを通じて日本の居住者にもサービスを提供していたとされる。日本では暗号資産交換業を営むためには金融庁への登録が必要だが、これらの企業は未登録のままだ。

本件について、Apple社および各取引所からの公式発表は現時点でない。

関連：金融庁、Bybitなど海外の仮想通貨取引所に警告

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