はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX

仮想通貨関連企業Factom、米国防総省を含む連邦政府へ向けたブロックチェーンサービス提供を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Factom、米国防総省へサービスを提供
データのセキュリティ性に特化したブロックチェーンプロジェクトFactomは、日本時間6日、連邦政府のコントラクター企業SPAと提携し、米国防総省を含む連邦政府の省庁に向けてブロックチェーンの利用サービスを提供すると公式で発表した。

Factom、米国防総省へサービスを提供

データのセキュリティ性に特化したブロックチェーンプロジェクトFactom(仮想通貨FCT)は日本時間6日、SPAという企業と提携し、米国防総省を含む連邦政府の省庁によるブロックチェーンの利用へのアクセスを拡大することとなったことを公式で発表した。

Factomとは、ブロックチェーンが可能とするデータの統合性と精度に伴った企業ソリューションに特化し、ブロックチェーンベースのデータツールを提供するブロックチェーン企業であり、SPAとは、Systems Planning and Analysis という、国防総省の事業を支援する企業で、Factom,Inc.との提携について、SPAの責任者の1人であるMatt Ives氏はこのようにコメントを述べている。

Factom社はブロックチェーンのサービスを提供する主要企業で、国防総省や国土安全省などと連携することにより、国防産業に特化し成長することが見込める。

さらに、同発表によると、国防総省等と緊密なビジネス関係を持つSPAにFactomが加わることにより、ブロックチェーンを実利用として導入し、主要連邦機関の事業の効率性と安全性を改善することが見込まれている。

米政府機関からのブロックチェーンの利用に関する関心

昨年の12月に、米国土安全省は、商業および政府による仮想通貨のメリットを認めつつも、Zcashやモネロが犯罪行為に利用された場合、どのように犯罪の捜査や分析に活用できるかに興味を示しており、中小企業ビジネス意見への募集を行なっていた。

また、米国証券取引委員会(SEC)は1月31日、仮想通貨市場に対するリスク監視やコンプライアンスの執行活動などの支援を得る目的として、ブロックチェーンのデータを提供できるベンダー(企業)を公募していることを公式の告知で開示している。

SECの動きは、SECのコンプライアンス検査局(OCIE)が1月に、仮想通貨を「2019年の監視活動の6大優先事項」の中の重要な一環として公表したことを元に、調査対象の重点を「仮想通貨の有価証券化」や所有権などに置かれていることが推測されている。

実際、連邦政府がどのようにブロックチェーンを取り組むかは未だ定かではないが、経済主要国の米国がこの業界との関わりは注目されているといえるだろう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

2019年仮想通貨業界における重要視される法的問題とは何か|ブロックチェーン弁護士が考察
豪証券投資委員会所属の弁護士で、2019年にはNYでブロックチェーン業界関連の弁護士として活動予定のJenny Leung氏が「2019年仮想通貨・ブロックチェーン業界を定義づける法的問題」の考察文を発表し、特に米SECの規制動向やETF・EU一般データ保護規則等が注目。
米Googleが「ブロックチェーン大量採用時代」を見据え独自開発に注力 仮想通貨の応用事例も
米グーグルが、ブロックチェーン技術の大量採用時代を見据え、異なる視点から独自の開発を進めている状況が、同社上級開発者のAllen Day氏の発言で明らかになった。ビットコインやイーサリアムなどのブロックチェーンデータ解析ツールの応用事例も。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者11,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/15 水曜日
10:40
ウィズダムツリー、ステラ(XLM)ETPを欧州市場で上場
米ウィズダムツリーがステラブロックチェーンのネイティブトークンであるXLMに投資できるETPを欧州で立ち上げた。現物裏付け型で管理報酬は0.50%と欧州最低水準となる。
10:25
米カリフォルニア州、休眠仮想通貨の強制清算を阻止する法案成立
米カリフォルニア州で休眠仮想通貨の自動清算を禁止する法案が成立。現物のまま州政府に移転され所有者は価格上昇時に恩恵を受けられるようになる。
10:20
イーロン、ビットコインのエネルギー基盤構造を評価
イーロン・マスク氏は、仮想通貨ビットコインは法定通貨で見られる増刷による価値低下に耐性があるとの見方をXに投稿。最近はマスク氏がビットコインに言及するのは珍しい。
08:00
S&Pグローバル、チェーンリンク経由でステーブルコイン評価を提供開始
S&Pグローバルがチェーンリンクと提携し、ステーブルコイン安定性評価をブロックチェーン上で提供すると発表した。格付け機関の評価がスマートコントラクトで直接利用可能になるのは業界初となる。
07:10
メタプラネットの企業価値、初めて保有ビットコインの価値を下回る
仮想通貨ビットコインの財務戦略企業メタプラネットは、mNAVが一時的に初めて1を下回った。これは、市場がメタプラネットを保有するビットコインの価値よりも低く評価していることを意味する。
07:00
ブータンが国民IDシステムをイーサリアムに導入、世界初の事例に
ブータンが国民デジタルIDプラットフォームをイーサリアムに統合し、人口規模のID管理システムを公開ブロックチェーンに接続した初の国となった。2026年第1四半期までに完全移行を予定している。
06:35
シティグループ、2026年に仮想通貨カストディサービス開始へ
米金融大手シティグループが2026年に仮想通貨カストディサービスを開始する計画。過去2~3年間開発を進め今後数四半期以内に市場投入する見込みだ。
06:15
金融庁、仮想通貨のインサイダー取引規制を導入へ=報道
金融庁が仮想通貨のインサイダー取引を禁じる規制を導入と日経が報道。未公開情報をもとにした売買を禁止し違反者に課徴金を課す金商法改正案を2026年国会に提出。
06:05
米下院議員、401k退職金制度への仮想通貨投資解禁法案を提出
米下院議員が401k退職金制度での仮想通貨投資を可能にする法案を提出と報じられた。トランプ大統領の大統領令を法制化し恒久的な措置を目的とする。
05:50
バイナンス、大規模ロスカットのユーザーに455億円相当救済金を配布
バイナンスが総額4億ドルの業界支援プログラム「Together Initiative」を開始。トランプ関税発表後の市場急落で清算被害を受けたユーザーに3億ドルを配布する。
05:35
米政府、2.1兆円相当ビットコインを押収申請
米司法省が過去最大となる127,271BTC(約2.1兆円相当)の民事没収訴訟を申し立て。米政府のビットコイン準備金は現在の価格で5.4兆円を超えた。
10/14 火曜日
18:47
Hyperliquidの大口投資家、トランプ一族との関与を否定 再びビットコインを大規模ショート
トランプ関税発表直前にビットコイン7億ドルをショートし約2億ドルの利益を得た大口投資家が、再び3億4千万ドル規模のBTCショートポジションを構築。インサイダー取引疑惑が浮上するも本人は否定。市場では1.3兆円規模の強制清算が発生し史上最大級の暴落に。
18:24
JPモルガンがビットコイン取引サービス参入へ カストディは外部委託で対応
JPモルガンのデジタル資産部門責任者が、顧客向けビットコイン取引サービスの提供を正式に確認した。カストディ業務は外部委託を検討し、コインベースとの提携も強化。大手金融機関の暗号資産市場参入が本格化する中、JPモルガンの戦略的アプローチとは。
18:04
シティバンク、2026年に仮想通貨カストディ事業参入へ
米大手金融機関シティバンクが2026年に暗号資産のカストディサービスを開始する計画を発表。ビットコインやイーサリアムなどを機関投資家向けに保管する。トランプ政権下での規制整備を背景に、JPモルガンやバンク・オブ・アメリカとともにステーブルコイン事業への参入も本格検討中。ウォール街の暗号資産市場への本格進出が加速している。
18:00
「Bitcoin Core v30.0」リリース、データ制限の引き上げでコミュニティの意見が対立
ビットコインソフトのアップデートであるBitcoin Core v30.0が2025年10月12日にリリースされた。OP_RETURNの上限が80バイトから10万バイトへ大幅に引き上げられ、コミュニティで賛否が分かれている。ビットコイン本来の目的との整合性やノード運営リスクが議論されている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧