- 韓国大手ビッサム、グローバル取引所開始
- 韓国のNo.2の仮想通貨取引所が新たに「Bithumb Global」のベータ版をローンチした。テスト段階でありながらも日本円や米ドルでの法定通貨取引ペアや、レバレッジ100倍の提供も予定されている。
Bithumb Global開始、現物と先物も提供
韓国のNo.2仮想通貨取引所は、グローバルで取引業務を拡大するために、新たに「Bithumb Global」のベータ版を14日にローンチした。法定通貨建ての現物取引のほか、レバレッジ最大100倍がかけられる証拠金取引も提供される。
現在ベータ版であるため、本物でない仮資産を用いて取引のシミュレーションでしかできないが、プラットフォームを見る限り、
- 日本円 JPY
- 米ドル USD
- ユーロ EUR
- 韓国ウォン KRW
- 中国元 CNY
- 英ポンド GBP
との6種の法定通貨建ての取引の提供が用意されている。なお、証拠金取引では「取引戦略」という機能も実装されている。
現在サポートする通貨として、BTC・ETH・USDT・LTC・DASHなどがリストされている。あなお正式版となればより多くの仮想通貨銘柄を追加する予定としている。
なおKYC(本人確認)キャンペーンを行なっており、最大90ドル分のテストトークン(BUSD)をもらうことができるという。
日本などを対象国に
この新たな取引所プラットフォームでは、言語の選択には英語・韓国語・中国語しか選ぶことができないが、日本円ペアサポートが予定されていることから、日本への上陸は可能性も考えられる。日本金融庁では、現在Coinbaseなど複数の海外大手取引所の登録申請を審査している中、Bithumbに対する審査状況も注目されている。
同社の代表者は、Bitthumbの海外進出に関して「日本、イギリス、カナダ、香港など計10の地域への業務拡大を目論んでいる。提供するサービスは、仮想通貨の取引以外にも、STOの販売やブロックチェーンプロジェクトのインキュベーター、さらにはフィンテック機関へ成長していくことだ。」と、その目標を示している。
Bithumbは韓国において、取引高No.2を誇る取引所だ。韓国では仮想通貨の投資・取引きに対する需要が非常に高く、アジアでは常にトップに位置するいわゆる仮想通貨大国の一つだ。このような韓国大手取引がグローバルに進出し、より多くの法定通貨や高いレバレッジを提供するなどで、今後仮想通貨業界の盛り上がりにも恩恵をもたらすと期待されている。