CoinPostで今最も読まれています

リップル社CEO、リブラ懸念による規制当局の仮想通貨統制を不安視

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップル社CEO、リブラ懸念による仮想通貨の統制を不安視
リップル社のCEOを務めるBrad Garlinghouse氏は、リブラをきっかけに、規制者が仮想通貨業界に対する規制監督を一括に強化することを不安視。なお、XRP送金のコンプライアンスにも言及。

リップル社CEOが一括的な規制を警戒

リップル社のCEOを務めるBrad Garlinghouse氏は、フェイスブックの仮想通貨リブラが引き起こした規制の懸念をきっかけに、規制当局が仮想通貨業界に対する規制監督を強化することを警戒する。同氏は26日にFortune誌の取材 に答えた。

業界としては、リブラ問題に巻き込まれたくない。

心配するのは、規制者がフェイスブック・リブラと仮想通貨業界に対して、一括に審問する可能性だ。

フェイスブック社と仮想通貨リブラをめぐる公聴会は先週実施され、リブラに関連するプライバシー・資金洗浄対策だけでなく、ビットコインなどの仮想通貨に関する不法利用といった問題点についても言及された。

なお財務長官のSteven Mnuchin氏は、トランプ大統領が先日フェイスブックの仮想通貨「リブラ」やビットコインなどの仮想通貨に懸念を示したことを受け、ビットコインを利用した不正行為が「国家安全保障上の問題」だと指摘した。そして、25日、Mnuchin長官 は「金融システムにリスクや悪影響を与えないために、米規制機関(SECやCFTC等)は今後、新たな仮想通貨規制を施行する可能性が高い。」とも示唆した。

さらに、リブラに対する早期対策を促しているのは米政府だけでなく、今年のG7を主催するフランスもリブラがもたらし得る金融リスクを不安視しており、先日のG7財務大臣・中央銀行総裁会議では今年の10月にそれに関する最終報告書の提出が予定された格好だ。

このようなドミノ効果には、業界のリーダーたちは懸念を抱いているだろう。

リブラが発表された6月当時、Garlinghouse氏はそのプロジェクトが誕生したことにより、リップル社の事業契約数が増加したことで、業界に対する関心度の向上に貢献していたと前向きな態度 を示した。

しかし今回では、トランプ氏の統制的な「アンチ・仮想通貨」コメントに対し、リブラだけでなく、XRPなどの仮想通貨も分けて考える必要があると改めてその重要性を強調した。

仮想通貨XRPは、資金洗浄などの不正利用の心配には及ばない。

リブラや他の仮想通貨とは異なって、XRPの送金は規制された金融機関のみで行われている。なおこれらの金融機関はすでにAMLとKYCのコンプライアンスを遵守している。

CoinPostの注目記事

【速報】米上院、仮想通貨規制に関する公聴会を31日に開催|米規制で重要な発言が出る可能性も
先週のリブラ公聴会に続き、日本時間31日には同上院銀行委員会が仮想通貨の規制に関する公聴会を開催する。業界の正当化や法案策定における重要なイベントとなる。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/24 火曜日
18:22
金融庁が資金決済法改正に向けた議論へ、ゲーム内仮想通貨などの取り扱いを巡り前進=日本経済新聞
金融庁は、資金決済法の改正に向けた金融審議会の作業部会にて、事業会社が暗号資産(仮想通貨)を扱いやすくするための仕組み作りについて議論する。ゲーム内の暗号資産が取り扱いやすくなれば、国内大手ゲーム企業の参入が期待できる。
16:33
中国系マイニングプール、依然としてビットコインハッシュレートの市場シェア55%を占める
中国政府による仮想通貨マイニングの禁止にもかかわらず、中国系マイニングプールがビットコインハッシュレートの55%を占有していることが明らかになった。禁止令の実効性に疑問の声も上がっている。
15:36
セレス株がストップ高、100株以上保有者に対する仮想通貨の「株主優待」新設を好感
グループ会社で暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するセレス株がストップ高で取引を終えた。株主優待制度の新設で100株以上の株主に対し、10000円相当の仮想通貨が付与されることが発表され、配当含め実質利回り9%超になることが買い材料視された。
15:00
仮想通貨投資商品に460億円の週次流入 米FRB利下げ受け回復傾向
コインシェアーズによる最新レポート。FRB利下げが追い風でビットコイン商品は純流入を記録。一方イーサリアム商品から流出が続く。
13:06
ブラックロック、ビットコインETFの一部懸念をめぐりコインベースに契約修正を要求
ブラックロックがビットコイン現物ETF「IBIT」の資産管理透明性向上へ。12時間以内の引き出し処理を要求。市場の憶測に一石を投じる。
12:28
ビットコイン上昇一服、機関投資家の先週の資金フローは3億2100万ドルの純流入に
暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が65000ドルのレジスタンスラインで売り優勢に。前週比ではアルトコインが強気に買われ、ビットコインをアウトパフォームした。
10:31
モジュラー型BC「Celestia」、143億円を調達
モジュラー型ブロックチェーンのCelestiaは、約143億円の資金を調達したことを発表。これからVisaを超えるネットワークの構築を目指すと説明している。
10:20
STEPN GO、アディダスNFTスニーカーをリリースへ
STEPN GOと提携する大手スポーツウェア企業アディダスが、限定のNFTジェネシススニーカー第二弾を抽選販売することを発表した。仮想通貨GMTを1口10000GMTロックアップすることで抽選に参加でき、抽選確率を上げることもできる。
09/23 月曜日
14:30
Cathedra Bitcoin、マイニング事業から軸足移す データセンターとビットコイン購入戦略に転換へ
Cathedra Bitcoinはマイニング事業からデータセンター運営へ転換。米マイクロストラテジーのようなビットコイン購入戦略も導入へ。
14:20
コインベース、cbBTCのソラナネットワーク導入計画を明かす ビットコインのDeFi活用促進へ
コインベースがcbBTCのソラナ導入を計画。仮想通貨ビットコインのDeFi活用拡大を狙う。競合WBTCはアバランチなどに展開したところだ。
14:13
「デジタル資産などの革新的技術を奨励する」ハリス副大統領が仮想通貨に初言及
米民主党大統領候補カマラ・ハリス副大統領が公の場で初めて仮想通貨に言及した。ニューヨーク市の資金調達イベントで、AIやデジタル資産など革新的技術の奨励と消費者保護の両立を強調した。
12:00
共有型のAI経済を目指す、分散型AIブロックチェーンの可能性 Sahara AI CEOインタビュー|WebX2024
グローバルWeb3カンファレンス WebX2024で、パネリストとして登壇した「Sahara AI」のショーン・レン最高経営者がインタビューに応じ、日本ではまだ馴染みの薄いSahara AIについて、背景やビジョンについて語った。
09/22 日曜日
18:00
ソラナ財団幹部に独自取材|WebX2024
ソラナ財団幹部のダニエル・アルバート氏をCoinPostが独自取材。仮想通貨ソラナのエコシステムの現状、ソラナスマホの普及、今後のビジョンなどについて質問した。
12:00
仮想通貨(暗号資産)IEOによる所得の税金はどうなる?確定申告時のチェックポイント|Aerial Partners寄稿
暗号資産(仮想通貨)の損益計算サービス「Gtax」を提供する株式会社Aerial Partners所属の税理士が、IEO(Initial Exchange Offering)に関する煩雑な税金計算や確定申告に関してわかりやすく解説。国内最大手暗号資産(仮想通貨)メディアCoinPostに寄稿しました。
11:30
利下げサイクル突入でビットコインETFへの資金流入に注視したい|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストがビットコイン(BTC)相場を分析。FOMC明けの今週の対円相場は利下げサイクル突入でしっかりとした推移に。1BTC=64,000ドル〜65,000ドルエリアの上抜けに成功すれば、下降チャネル上限の上抜けも視野に入る。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧