はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Liskネットワーク不正トランザクション問題の真相とは|修正プログラム公開済み

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Liskで不正トランザクションを検出、自動的にトランザクションが一時停止
日本時間6月2日午後、Liskネットワーク上で「不正なトランザクション」が検出され、トランザクションが一時的に停止しました。Lisk Coreにはエッジケースのバグからユーザーの資産を保護するため、自動的にブロックの処理を停止するプログラムが組み込まれています。
バグに対処するアップデートはすでに公開済み
今回の問題はすでに解決しており、修正プログラムの実装は完了しています。Liskネットワークのブロック承認者は、日本時間6月3日未明にリリースされた新バージョンにアップデートすることで、再びブロックを生成することができます。
Liskとは
分散型アプリケーションプラットフォーム「dApps」の機能を持つ。 スマートコントラクトの記述言語に、メジャーなプログラミング言語である「Javascript」を導入、Microsoftとパートナーシップを締結したことでも話題に。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

6月2日午後、Liskネットワークで不正なトランザクションが検出されました。

このトランザクションはトランザクション処理のエッジケースのバグを利用したものであり、Liskネットワークは安全性を確保するため自動的に停止されました。

Lisk開発チームは、今回のバグに対処する新バージョンをすでにリリースしています。

Liskで不正トランザクションを検出、自動的にトランザクションが一時停止

日本時間6月2日午後、匿名の個人がLiskネットワーク上に不正なトランザクションをブロードキャストしました。

トランザクション処理ではまれにエッジケースのバグが発生するため、このトランザクションは有効であるとみなされました。

しかし、このトランザクションは、特定のコードのバグを利用した悪意のあるトランザクションでした。

このような事態に備え、ブロックチェーンが継続してフォークを引き起こすのを防ぐために、Lisk Coreには「セキュリティ測定」が組み込まれており、一時的に新しいブロックの処理が自動で停止されました。

Liskは事件後に発生したトランザクションを再度ブロードキャストせず、Liskネットワークはこれらのトランザクションが存在しなかったようにして再開されるとしています。

これは、ネットワーク上のノードの資産が危険にさらされていないことを意味します。

Liskネットワークでは過去に同様のエッジケースが2〜3回発生しています。

しかし、Liskブロックチェーンは、全てのケースについて、バグを修正したLisk Coreをバージョンアップしバグを修正してきました。

Lisk Blockchain Temporarily Halts Due to an Automated Security Measure – All Funds Safe and Fix Implemented from Lisk

バグに対処するアップデートはすでに公開済み

今回の問題はすでに解決しており、修正プログラムの実装は完了しています。

日本時間6月3日未明、Liskは Lisk Core v.0.9.15をリリースしました。

この修正プログラムがリリースされることで、すべてのLiskネットワークの代理人がアップデートによってノードを再構築するように求められます。

Lisk開発チームは、Liskノードの実行者やLiskネットワークの代理人に早期のアップデートを求めています。

Lisk最新情報

今回のバグを受けて、コインチェックは一時的にLiskの送金を停止していましたが、ブロック生成が再開されたとして送金を再開しています。

また、6月2日にはLiskが、中国三大取引所の一つである「OKEx」に追加されています。

CoinPostの関連記事

仮想通貨 リスク(LISK)とは|今後の将来性とおすすめ取引所
時価総額上位の人気仮想通貨「リスク(LSK)」の特徴と将来性について、投資初心者にもわかりやすく解説。さらに、リスク(LSK)のマイニング方法、安全に保管するためのウォレット、取り扱いのある仮想通貨取引所について、情報をまとめています。
Lisk財団とブロックチェーン技術|非営利的プロジェクトとしての成功のために
Lisk財団の目標は、一般的なユーザーがブロックチェーン技術を利用できるよう障害を取り除き、Liskのオープンソース化および非営利的プロジェクトとしての成功にあります。基盤構造に含まれる分散型アプリにより、世界中のJavaScript開発者がカスタマイズした「ブロックチェーン(サイドチェーン)」を作成すること可能です。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/03 月曜日
13:40
欧州が仮想通貨・証券の統一監督機関設立を検討 米SECモデルに
欧州委員会が仮想通貨・証券取引所を一元監督する機関を構想している。米証券取引委員会をモデルにしており、ESMAの権限拡大案も検討していると伝えられる。
13:36
FTX債権者は仮想通貨上昇分の恩恵受けられずか 債権実質回収率の試算は9%~46%
仮想通貨取引所FTXの債権者は破綻時の現金相当額で弁済されるため、債権者はビットコインなどの上昇分を受け取れないことになる。債権者代表は、実質回収率は9~46%と推算した。
10:25
仮想通貨Zcash、プライバシー取引機能をさらに強化へ 新ロードマップ公開
匿名機能を重視する仮想通貨Zcashが2025年10~12月期のロードマップを発表した。プライバシー機能を大幅強化し、スワップ毎の使い捨てアドレスなどを導入する計画だ。
09:00
Sui DEX「Momentum」、11月上旬にTGE予定 累積取引量250億ドル超でエコシステム基盤化
Sui最大のDEX「Momentum」、210万人のユーザーを獲得。投票型ガバナンスで投票者自身が報酬配分を決定し、プールの手数料を得る仕組みで流動性の安定化を目指す。
07:00
【流通額1億円突破】JPYCの買い方・使い方まとめ|何ができる?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11/02 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、フランスのビットコイン戦略的備蓄法案提出やソラナETFの米上場など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
メタマスクの使い方、仮想通貨の送金や交換、便利機能を図解で簡単に
MetaMaskのインストール方法から送金手順、暗号資産(仮想通貨)取引所への送金や取引所からの出庫方法、セキュリティ対策までを初心者向けに詳しく解説。自己管理型ウォレットの基本知識を身に付けましょう。
11:30
ビットコインは売られ過ぎ水準、来週の指標次第で利下げ期待強まるか|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインは逆三尊形成中でギリギリの水準。来週のISM統計で景気減速が確認されれば12月利下げ期待が強まり、11.6万ドルのネックライン到達も。今後の展望を解説。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本人新規登録停止に高い関心
今週は、日本初のステーブルコインJPYC始動、SBIインシュアランスグループによる株主優待へのXRP導入、仮想通貨取引所Bybitによる日本人の新規登録停止に関する記事が関心を集めた。
07:30
米国アルトコインETFの審査状況一覧 ソラナやXRP・ドージなど
ビットコインやイーサリアムに続き、ソラナやリップルなど多数のアルトコインETF申請が進行中。2025年の米国規制環境で加速するETF審査状況を整理しました
11/01 土曜日
13:50
ステーブルコイン覇権争い激化 テザーが過去最高益、USDCは機関投資家採用加速
ステーブルコイン最大手テザーが2025年第3四半期報告書を公表し年初来利益が100億ドルを超えたことを明らかにした。米国債保有額は1350億ドルに達し国別ランキング17位相当。
13:20
仮想通貨市場の現状、センチメント冷え込み=CryptoQuant分析
CryptoQuantがビットコインとイーサリアムの週間市場レポートで投資家の慎重姿勢を指摘した。現物ETFや先物ベーシスなどの指標から市場のセンチメントが冷え込んでいると述べる。
10:20
イオレがSBI VCトレードと提携、ビットコイントレジャリー事業強化へ
イオレがSBI VCトレードと提携し、法人向けサービスを活用したビットコイン取引・保管・運用を開始した。Neo Crypto Bank構想の実現に向けSBIグループとの初の具体的連携となる。
09:50
チェンジHD、JPYCで地方創生へ ふるさと納税・インバウンド決済に円ステーブルコイン導入検討
チェンジホールディングスが日本円ステーブルコインJPYCを活用した地方創生に着手する。「ふるさとチョイス」での決済導入検討やインバウンド事業での実証実験を計画している。
09:20
欧州中央銀行がデジタルユーロ開発加速、2029年導入目指す
欧州中央銀行が中央銀行デジタル通貨(CBDC)デジタルユーロの開発を次段階に進めることを決定した。2027年にパイロット実験を開始し、2029年の正式導入を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧