近畿財務局によると、本日9月25日付で仮想通貨取引所Zaifを運営するテックビューロ株式会社に対し、3度目の業務改善命令が出された。
コインチェック事件以降、みなし業者を含めて金融庁による仮想通貨交換業者への行政処分等が行われているが、3度目の行政処分は異例。
過去に2度の業務改善命令が出されたのち、金融庁が改善状況を定期的に確認している最中に、仮想通貨の不正送金、顧客の預かり資産の流出するという流出事案が発生。
発生原因の究明や顧客への対応、再発防止策等に関して、不十分なことが認められたことを踏まえ3度目の業務改善命令が発令された。
今回の行政処分は、直近のZaifの預かり資産流出事件に関して行われたものとなり、以下がその詳細となる。
主な指摘事項としては主に4つ
1.流出事案の事実関係及び原因の究明(責任の所在の明確化を含む)並びに再発防止策の策定・実行
2.顧客被害の拡大防止
3.顧客被害に対する対応
4.3月8日付業務改善命令及び6月22日付業務改善命令の内容について、流出事案を踏まえて、具体的かつ実効的な改善計画の見直し及び実行
テックビューロ社は上記に加え、平成30年9月27日(木)までに、監督省庁へ上記指摘事項に関する報告を書面で求められている。