はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨市場軟調、カルダノ(ADA)が逆行高

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

18日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン価格は、前日比-1.28%の486万円(42,315ドル)で推移している。

BTC/USD日足

引き続き様子見が無難な情勢か。

資産運用会社Invescoのストラテジストであるポール・ジャクソン氏は、「ビットコインのマスマーケティングは、1929年のブラック・サーズデー時の株式仲買人を彷彿とさせる。2022年に30,000ドルを下回る可能性は30%ほどの確率で起こり得る」などと指摘。悲観的な見通しを示した。

一方、強気派で知られる米リサーチ企業Fundstratのトム・リー氏は、2022年に200,000ドルに達するとの楽観的な見通しを示している。

関連:海底噴火発生のトンガ王国、ビットコイン寄付に活路

マイナー情勢

政情不安高まるカザフスタンのビットコインマイナー(採掘事業者)情勢では、再移転の可能性が示唆された。

昨年5月、世界有数のマイナー集積地だった中国にてマイニングが禁じられたことで、人件費や電気代の安い隣国のカザフスタン共和国などに大手マイナーが続々と海外移転。ハッシュレートの内、世界第2位の18%を占めるまでに至った。

一方で消費電力の激しさから、カザフスタンの電力供給に支障をきたすなど問題視された。さらに年初より、LPG(液化石油ガス)の価格高騰に抗議した市民による大規模な暴動が発生。通信ネットワークが一時遮断されるなどしてマイニング施設が稼働停止。BTCハッシュレートにも影響を及ぼした。

このような政情不安の高まりを受け、北米やロシアへの一部移転を検討しているという。

デジタル資産管理会社OneBoostのIlmanShazhaev会長は、「マイナーは多額の投資をしている。安定的な電力供給やインターネットへのアクセス、セキュリティなどのインフラ問題は死活問題だ。これら両方が脅威に晒されている」と懸念を示した。

再びマイナーが海外移転を余儀なくされた場合、ハッシュレートが一時的に減少する可能性も考えられる。

関連:短期保有者(STH)のビットコイン保有量が歴史的低水準に|週次データ

アルトコイン市場の動向

カルダノ(ADA)が前日比+9.2%と高騰。時価総額TOP20で唯一の逆行高となった。

Messari

分散型取引所SundaeSwapのベータ版ローンチを20日に控え、SUNDAEトークンの需要が背景にある。

イールドファーミングにおける流動性マイニング報酬のほか、Initial Stake PoolOffering(ISO)の報酬ラウンドでステークプールへのデリゲート(委任)需要が急速に高まった。

15日には、カルダノチェーン基盤のメタバース(仮想空間)プロジェクト「Pavia.io」がローンチされた。Paviaは、ザ・サンドボックス(SAND)」や「ディセントラランド(MANA)」のような仮想世界。

バーチャル土地のプレセールはすでに始まっており、21年10月から11月まで約100,000区画の内約60%が販売され、残りは2022年1Qにセールが開催される予定。独自トークン「PAVIA」がランド保有者向けにエアドロップ(無料配布)されたという。

Messariのデータによると、Cardanoチェーンの日間トランザクション量は70億ドルに達し、イーサリアム(ETH)チェーンの54億ドルを上回った。

Coinmarketcap(CMC)時価総額3位のバイナンスコイン(BNB)のバーン(焼却)に関して、BNB価格に応じた新たな自動バーン・メカニズムが搭載された。これにより、「より優れた自律性、透明性、予測可能性」を提供できるようになるという。

関連:バイナンス、新メカニズムで約170万BNBがバーン

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/16 火曜日
19:12
Pudgy Penguins CEO、ミームコイン関連イベントでPENGUの日本戦略発表
暗号資産取引所MEXCのベンチャー部門であるMEXC Venturesは7日、「From Doge to Pengu: The Evolution of Memes」を開催した…
18:00
Superteam Japan代表が語るソラナエコシステムの日本展開戦略|独占インタビュー
ソラナエコシステムの日本展開を牽引するSuperteam Japanが、設立から1年3か月で世界トップクラスの実績を達成。コミュニティGDPで世界1位、ビジネスコンペ「Brea…
17:00
米SECアトキンス委員長、仮想通貨企業に訴訟前に「違反通知」を追加へ=報道
米SECアトキンス委員長が仮想通貨企業などへの執行措置前に警告段階を設ける方針を表明した。ゲンスラー前委員長の方針から転換し、トークンの多くは証券ではないとも改めて述べる。
15:20
Pudgy Penguins、日本で大型イベント開催|MEXC Venturesとの連携で世界展開を加速
人気NFTプロジェクトPudgy Penguins、東京でWebX2025イベント開催。MEXC Venturesと連携し、日本展開でグローバル戦略を加速。2027年IPO実現目指す。
14:50
MiCAの監督格差問題 仏・墺・伊が共同でEUの規制強化を要請
フランス、オーストリア、イタリアの規制当局がMiCA施行後の各国による監督格差を問題視し、EUの仮想通貨規制の強化を求める共同声明を発表した。EUパスポート制度の課題と3カ国の規制当局による4つの改善提案を解説する。
11:36
FOMC控え様子見基調の仮想通貨相場、デリバティブ市場は強気傾向
明日のFOMC会合を控え、市場の95.9%が25bp利下げを織り込む中、ビットコインは115,206ドルで小幅上昇。デリバティブ市場ではコール優勢の展開が続き、ETF流入も好調。利下げサイクル開始への期待が暗号資産(仮想通貨)市場の追い風となるか注目が集まる。
10:56
ロビンフッドが非上場企業投資ファンド「RVI」を計画 個人投資家の参加機会拡大へ
仮想通貨・株式取引のロビンフッドが米国で未上場企業への投資機会を個人投資家に提供するファンドの設立を計画している。SECに登録届出書を提出し、NYSE上場を目指している。
10:30
クレディセゾンのベンチャー部門、70億円超のWeb3ファンドをローンチ
クレディセゾンのベンチャー部門は、ブロックチェーンのスタートアップ対象のファンドOnigiri Capitalのローンチを発表した。トークン化RWAのソリューションを開発する企業に投資する。
10:12
コインベース支援のL2「Base」、独自トークンの発行検討を開始
仮想通貨取引所コインベース支援のL2「Base」は、ネットワークトークンの発行検討を開始。これまではガス代にイーサリアムを使用し、独自トークンの発行予定はないとしてきた。
09/15 月曜日
17:40
Web3インフラの進化はグローバル取引を変える|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で「グローバル取引の絶対基盤: 世界を繋ぐインフラ戦略」をテーマとしたパネルセッションが開催され、Web3インフラの重要性と発展に向けた課題、そして10年後のグローバル取引の展望について活発な議論が交わされた。
15:00
人工知能と人間の創造性、消費者アプリの活用事例|WebX2025トークセッション
WebX2025で専門家が人工知能エージェントの可能性について徹底議論。創造性や、人間の仕事を消滅させる可能性、安全性や開発上の課題などを多角的に話し合った。
12:25
イーサリアム財団がプライバシー強化ロードマップ発表 3つの重点分野で取り組みへ
イーサリアム財団が包括的プライバシー構築のロードマップを発表。仮想通貨イーサリアムのネットワークが世界的な決済レイヤーになることを前提に3つの重点分野に取り組む。
10:00
アジア仮想通貨規制の現状と課題:香港・台湾の最新動向と地域連携の必要性|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で、「アジアにおける規制フレームワークと今後の見通し」をテーマとしたパネルセッションが開催された。このセッションでは、香港と台湾の最新の規制動向から、仮想通貨規制におけるアジア諸国の国際協力まで、活発な議論が展開された。
09:55
「ビットコインは毎日最高値更新する必要はない」アーサー・ヘイズが語るBTC長期投資の真価
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、各国の金融緩和政策を背景にビットコインの長期的上昇を予想した。4年サイクルよりもマクロ見通しが要因になるとしている。
09/14 日曜日
16:00
DeFiが抱える最大の課題は? トークン化時代見据えソラナ財団らが議論|WebX2025
WebX2025でソラナ財団やBNBチェーンからDeFiの専門家が集いパネルセッションを行った。現在の課題やトークン化などの潮流、今後の各プロジェクトの展望を議論した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧