はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン上昇鈍化、株との相関崩れる:トレジャリー企業動向と利下げ観測が焦点|仮想NISHI

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート(9/13 AM9時)

仮想通貨ビットコイン(BTC)は上値の重い推移を続けている。米株価指数や金(ゴールド)が最高値圏に位置している一方で、ビットコインは上昇に伸び悩んでいる。背景には、ビットコイントレジャリー企業の動きが低調であること、ならびに市場内部環境の脆弱さが作用していると考えられる。

関連:ビットコイン市場は依然として岐路、重要な下値水準は? Glassnode分析

9月12〜13日相場状況

観測期間2カ月の株価指数との相関関係をみると、従来の連動性は明らかに弱まっている(下画像赤枠)。かつて+0.9前後にあった相関係数は、現在S&P500が+0.56、ダウが+0.42に低下し、8月以前に見られた高い相関関係は崩れている。また金(ゴールド)との相関は▲0.11であり、ほぼ無相関の状態となっている。

この相関低下の背景には、大口機関投資家が取引を行うシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)における出来高・建玉(OI)の減少がある(下画像赤矢印)。8月以降、取引活動は鈍化しており、大口投資家による資金流入が後退している。さらに、ストラテジーのS&P500編入見送りなど、主要なビットコイントレジャリー企業の資金調達力が低下し、追加購入余力が縮小している可能性が高い。

関連:JPモルガン分析、ストラテジーのS&P500編入見送りで「仮想通貨トレジャリー企業に打撃」

アクティブOIの推移をみると、9月以前には価格下落局面でトレジャリー企業の買い支えが存在した。しかし現在はその動きが見られず、むしろ下落局面においてロングポジションが積み上がることで、価格の戻りが抑制されている(下画像青枠・赤枠)。これが株価指数やゴールドに比してビットコインが弱含む主要因である。

現状分析(9/13日 AM9時)

トレジャリー企業の追加購入余力は減退しているものの、大型売却に踏み切る水準には至っていない。また短期ポジションが一巡し、市場内部環境が良好となれば回復の可能性もある。さらに18日に予定されているFOMCでは利下げが予想されており、市場予想通りとなればトレジャリー企業の購入余力が回復しビットコインが再び上昇基調に転じる可能性は高いと考える。

関連:強気相場はいつまで続く?仮想通貨のトップアナリスト3人が価格予想|WebX2025

特集:2025年、ビットコインとイーサリアムの最高値は? 予測市場が示す価格予想と注目トピック

今後の重要な日程

  • 9/16日 米小売売上高
  • 9/18日 米FOMC
  • 9/18日 英中央銀行政策決定会合
  • 過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

    寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
    X-Bankクリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
    CoinPost App DL
    厳選・注目記事
    注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
    04/09 木曜日
    17:12
    XRPL Japanが発足一年の歩みと技術的優位性を解説|TEAMZ SUMMIT 2026
    4月7日、東京・八芳園で開催された「XRP TOKYO 2026」のレポート。XRPL Japan代表の古川舞氏が世界初のプロトコルレベルDEXや量子耐性対応など技術的優位性を解説。国内NFT市場が前年比最大3.7倍に拡大するなど、日本発XRPLエコシステムの成長が鮮明に。
    15:45
    ブータン政府、約36億円分BTCを移動 売却実績アドレスへの送金も確認=Onchain Lens
    ブータン政府が319.7BTCを2ウォレットへ移動。OKXやギャラクシー・デジタルへの売却実績があるアドレスへの送金が確認され、2026年の累計売却額は1.5億ドルを超えた。
    14:41
    ドージコイン財団の事業会社とナスダック上場企業が合併承認
    ナスダック上場のブラグ・ハウスがドージコイン財団の事業会社ハウス・オブ・ドージとの合併を株主総会で可決。賛成率98%超。合併完了には引き続き所定の手続きが必要。
    13:45
    ビットコイン、弱気市場で反発も確信に欠ける状況続く=Glassnode分析
    オンチェーン分析大手Glassnodeの今週のレポートによると、ビットコインは急落後に安定化しつつあるものの、現物・先物市場の取引量は低迷し、需要の厚みが不足している。ETF資金流入の小幅回復やボラティリティ低下の一方、市場参加者の確信度は依然として弱く、本格的な上昇トレンドの形成には至っていないと総括した。
    13:30
    カンゴ、2000BTCを売却 ビットコイン採掘で「リーン・モデル」へ移行
    ビットコインマイニング企業カンゴが2,000BTCを売却した。効率化し採掘コストを削減するリーンモデルへ移行し、AI・エネルギー事業への転換を加速させる。
    12:08
    トム・リー、「市場は底打ち」と見解 仮想通貨・マグ7に強気姿勢
    ファンドストラット共同創業者のトム・リー氏がCNBCで株式市場の底打ちを宣言。仮想通貨・マグ7・イーサリアムに強気見通しを示した。
    11:30
    自律型AIエージェント向けのリスク基準「ARS」提唱、スマートコントラクトへの応用も
    自律稼働するAIエージェントの金融リスクを管理する新たな枠組み「Agentic Risk Standard(ARS)」に関する学術論文が公開された。タスクごとにエスクローと引受契約を分類し、ユーザーの資金損失を防ぐ仕組みを提案。
    10:45
    「ステーブルコイン取引量は2035年までに最大23京円に」、2つのマクロ要因をチェイナリシスが分析
    チェイナリシスが2035年のステーブルコイン取引量を最大1,500兆ドルとする予測を発表した。現在の成長ペースに加え、2つのマクロ要因が促進すると解説している。
    10:44
    UBSら6行、スイスフラン建てステーブルコインのサンドボックス実験を開始
    UBSら6行とスイス・ステーブルコインAGが、スイスフラン建て仮想通貨のサンドボックス実験を2026年中に実施すると発表。規制準拠のデジタルマネー基盤の構築を目指す。
    10:00
    サークル、銀行向けUSDC決済サービスを発表 仮想通貨インフラ管理なしで利用可能に
    サークルが8日に「CPN Managed Payments」を発表。銀行や決済事業者が仮想通貨インフラを保有・管理せずにUSDC決済が可能になる。20以上のブロックチェーン対応で、金融機関の採用加速が見込まれる。
    09:15
    米FinCEN、決済用ステーブルコイン発行体に金融機関水準のAML義務付けへ
    米国財務省傘下のFinCENとOFACが、ステーブルコインに対する新たな共同規則案を発表。ジーニアス法に基づく不正資金対策として、発行体にマネーロンダリング対策と制裁遵守プログラムの導入を義務付ける方針だ。
    08:59
    北朝鮮ITワーカーの内部決済サーバーが流出、月100万ドル規模の不正スキームが判明=ZachXBT
    ブロックチェーン調査員ZachXBTが北朝鮮の内部決済サーバー流出データを分析。390口座・チャットログから月100万ドル規模の偽造身元・仮想通貨換金スキームが明らかに。
    08:36
    ビットコインATM大手Bitcoin Depotにサイバー攻撃、6億円弱相当のBTCが不正流出
    米BTCATMのBitcoin Depotがサイバー攻撃を受け、2026年3月23日に約51BTCが不正流出したとSECへ開示。顧客データへの影響はなく、調査を継続中。
    08:10
    ビットコインへの量子脅威は「管理可能」 バーンスタイン、3~5年の移行期間を提示
    投資銀行バーンスタインが8日、ビットコインの量子コンピュータ脅威は「存亡の危機」ではなく、3~5年の段階的アップグレード周期であると分析。古いウォレットの170万BTC以外は対応可能だと指摘。
    07:15
    『預金流出論』をデータで反証 米ホワイトハウス、ステーブルコイン利回り禁止に否定的見解 
    米ホワイトハウス大統領経済諮問委員会が8日にステーブルコインの利回り付与に関するレポートを公開。銀行業界が警告する大規模な預金流出リスクを否定し、利回り禁止措置が銀行融資の保護には事実上寄与しないとの定量分析を公表した。
    今から始める仮想通貨特集
    通貨データ
    グローバル情報
    一覧
    プロジェクト
    アナウンス
    上場/ペア
    重要指標
    一覧
    新着指標
    一覧