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イーロン、ビットコインの構造を評価 発行基盤のエネルギーは偽造できないと指摘

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの構造を評価

AI(人工知能)開発企業のxAIや電気自動車(EV)大手のテスラなどを率いるイーロン・マスク氏は14日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)は、法定通貨で見られる増刷による価値低下に耐性があるとの見方をXに投稿した。

法定通貨は偽物を発行することができ、これまで政府が財政政策のために実際に偽物のお金を増刷してきたと指摘。一方で構造的にビットコインはエネルギーを基盤にしているとして、エネルギーは偽造することができないと主張した。

マスク氏は以前から、ドージコインに好意的な投稿をXで行うなど仮想通貨に肯定的である。また、テスラは多くを売却したものの、「Bitcoin Treasuries」などのデータによれば、現在でもビットコインを保有している。一方で、最近はマスク氏がビットコインに言及するのは珍しい。

関連:テスラ、ビットコインを売らなければ50億ドルの価値に=CNBC報道

今回マスク氏は、仮想通貨領域で著名なXアカウントであるzerohedge氏の投稿にコメントする方法で上記の内容を述べた。

zerohedge氏は14日、AI事業に関する企業らの契約の多さに言及し、米国で全ての契約を遂行するには非常に多くの原子力発電所が必要になるという旨の投稿を最初に行った。

次に、この投稿を引用して、費用については問題ないと主張。AIについてはグローバルで競争が行われており、最終的に米国や中国の政府がお金を支出するとした。

その上で、ゴールド(金)、シルバー(銀)、ビットコインの価格が上昇している要因の1つは、AIのグローバル競争で政府が資金を提供することによって起こる法定通貨の価値切り下げへの懸念の高まりであると主張。そして、エネルギーは「増刷」できないと最後に述べている。

そして、この投稿のコメント欄でマスク氏は、この主張は正しいと指摘。ビットコインは、偽物を生成できないエネルギーを基盤としており、それがビットコインの価値の1つであることを示唆した。

関連:ビットコイン採掘の持続可能エネルギー利用率が50%超え、イーロン・マスク氏のBTC購入再開条件を満たしたか

なお、マスク氏らの投稿のように、生成が困難で希少性が高いビットコインのようなお金や資産を「ハードマネー」と呼ぶ。インフレ耐性となるビットコインのこの特徴を評価する声は多い。

インフレとは

「インフレーション(Inflation)」の略。モノやサービスの値段(物価)が上がることを指す。一方で、お金の価値が相対的に下がることも意味する。

例えば、過去には著名投資家のレイ・ダリオ氏が、世界経済における債務危機への懸念から、金やビットコインなどのハードマネーに注目すべきだと主張したことがあった。

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