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米上場のナカモト、取得コストを4割下回る価格で32億円相当ビットコインを売却

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • BTC売却単価7万ドルで2000万ドル調達
  • BTC平均取得コストは11.8万ドル

ナカモト、BTC含み損で売却

ナカモト社(ナスダック:NAKA)は30日、2025年第4四半期および通期の決算を発表した。年度末以降、ナカモトは専用の米ドル運転資金準備金を確立するため、約2000万ドル(32億円相当)のビットコインを売却したことを明らかにした。

売却時の単価は1BTC=7万422ドルで、ナカモトのビットコイン(BTC)加重平均取得コスト1BTC=11万8,171ドルを約40%下回る水準だった。

2025年12月31日時点でのビットコイン保有数は5,342BTCで、デジタル資産の公正価値変動による損失は通期で1億6,609万ドルに達した。また、メタプラネットへの投資評価損として990万ドルの損失も計上している。

また、2025年通期の売上高は182万ドルにとどまり、GAAPベースの営業損失は1億9,714万ドルを記録した。

ナカモトは2026年2月にビットコイン関連メディア・イベント事業のBTCインクとビットコイン特化型資産運用会社UTXOマネジメントの買収を完了し、メディア・資産運用・アドバイザリーの3事業を統合したビットコイン特化型オペレーティングカンパニーへの転換を進めている。

ナカモトは2025年8月にKindlyMDとの合併を経てビットコイン戦略を本格始動。ストラテジーのように、ビットコインを中核的準備資産と位置づける財務戦略を採用した。

しかしビットコイン価格の弱気相場を受け、取得コストを大幅に下回る水準まで値を下げた。この価格下落が今回の売却を通じた流動性確保を必要とする直接的な要因となったという。

ナカモトは引き続き5,342BTCの保有を維持しながら、今後はヘルスケア事業からの撤退による営業損失の圧縮と、BTC Inc・UTXOからの収益貢献拡大を経営の柱に据える。運転資金とビットコイン長期保有を分離する資本戦略の実効性が、今後の企業価値を左右する。

関連:ビットコインとイーサリアム、初期保有者が売却加速

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