はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

NY証券取引所の親会社ICE、仮想通貨モニタリングツールの提供へ|大手ブロックチェーン企業との提携で実現

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ICE、Blockstream共同で仮想通貨データサービスを提供
注目の仮想通貨取引所Bakktの親企業であるICEは先日、国際規模のブロックチェーン企業Blockstreamと提携し、「Cryptocurrency Data Feed」という仮想通貨市場データサービスを提供すると発表した。Bakktも重要視している価格の形成の監視なども提供対象となる。

ICE、Blockstream共同で仮想通貨データサービスを提供

世界最大の証券取引所NYSE(ニューヨーク証券取引所)の親企業であるICEは先日、国際規模の大手ブロックチェーン企業Blockstreamと提携し、「Cryptocurrency Data Feed」という仮想通貨市場データサービスを提供すると公式で発表した。

このデータフィードでは、400以上の法定通貨・仮想通貨の取引ペア・主要な取引所から60銘柄以上の仮想通貨のリアルタイムと歴史的データを取り扱う。

提携側のBlockstream 社は「Crypto Feed V3」というデータツールを提供する形で、ICEのデータツールと統合することを公式で発表した。

さらに、このデータツールは、価格の形成や市場概況、累計取引高などのモニタリングサービスを提供する。

今回発表されたデータサービスで提供されるサービスは以下の通りである。

  • 価格発見プロセス
  • 歴史的データ
  • 取引所毎の価格・マーケット表示
  • リアルタイムのマーケット概観

またリアルタイムで更新される項目にはVWAP(売買高加重平均価格)も含まれている。

ICEは、法的認定を持つ2つの世界最大の先物商品取引所(ICE先物米国とICE先物欧州)の経営も行なっているため、仮想通貨業にも深く関わっていることで、昨年から注目されている。

昨年発表された、スターバックスやマイクロソフトなどの著名企業とも提携し、手がけている子会社 仮想通貨取引所BakktのCEOは以前、公式ブログでも「価格形成プロセス」の重要性に関して言及したことがあり、機関投資家が信頼できる価格形成機能を用いた取引基盤が市場のニーズとしてあると述べていた。

なお、米国における政府の閉鎖が一時的に終了し、米CFTC(商品先物取引委員会)が通常業務には戻っているものの、Bakktの先物取引の審査が業務の優先順位にどのように取り組まれているかは未だ不明なため、具体的な取引開始予定日は改めて公表されていない。

とはいえ、先日Bakktは求人募集の開始を公表し、東京における法人向けの営業職に関しても募集している。

このように、BakktとICEは先物の審査にかかる不透明な要素が残る状況でも、積極的に業界の発展を進めている。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

BitwiseのビットコインETF、ルール変更の申請をNYSEアーカが提出|仮想通貨市場操作への懸念に対応
デリバティブ取引所NYSEのアーカ(Arca)がBitwiseが新たに提出したビットコインETFに関していわゆる「ルール変更」の申請を提出した。SECの市場操作への懸念に対し、その影響は抑止されているという。
ビットコイン先物提供予定の仮想通貨プラットフォームBakkt、東京含む主要都市で求人募集を開始
ビットコイン先物取引の提供が待望されている仮想通貨取引プラットフォームのBakktが求人を開始したことを発表した。特筆すべきは東京でも「法人向け営業」の求人が掲載されている点だ。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者11,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
13:30
CZとピーター・シフが激論交わす、ビットコインvs金「どちらが真の価値保存手段か」
バイナンス創設者CZ氏と金支持派エコノミストのシフ氏が4日、ドバイでビットコイン対トークン化金の討論を実施。金塊の真贋確認場面が話題となり、検証可能性や価値保存機能をめぐり対照的な見解を示した。
12:00
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」、チケット販売開始
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」が2026年7月13日・14日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。本日よりVIP Pass、Business Pass、Booth Passのチケット販売を開始。開幕セール価格は2月28日まで。
11:52
ビットコイン、政府系ファンドは8万ドル台で買い増し 日銀政策と円キャリートレードにも注目
ブラックロックのフィンクCEOは、複数の政府系ファンドがビットコインの大幅下落局面で買い増していたことを明らかにした。一方、CryptoQuant CEOは2022年のような大暴落は起きにくいと分析。市場は12月の日銀政策決定に注目、円キャリートレードの動向がビットコイン含むリスク資産に影響を与える可能性を考察する。
11:20
「ストラテジー社は株価指数から除外されてもBTCを売却しないだろう」Bitwise
Bitwiseのマット・ホーガン最高投資責任者は、ストラテジー社は株価指数から除外されてもビットコインは売却しないだろうとの見方を示した。その根拠を説明している。
10:15
XRPレジャーの流通速度が年間最高値を記録 オンチェーン活動が急増=CryptoQuant分析
XRPレジャーの流通速度流通速度が12月2日に年間最高値0.0324を記録。大口保有者による2100億円規模の買い増しや取引所準備金の減少など、オンチェーン活動の活発化が確認された。CryptoQuant分析。
10:05
年末にかけての下落リスクを軽減する価格帯は? ビットコイン最新市場分析=Glassnode
Glassnodeが仮想通貨ビットコイン市場の最新週間レポートを発表。需要低迷と含み損拡大の中、年末の下落リスクを抑える価格帯などを分析している。
08:55
JPモルガンがストラテジーのビットコイン売却回避能力を評価、「マイナーの動きより重要」
JPモルガンのアナリストが、ストラテジーのビットコイン売却回避能力がBTC価格の短期見通しにおいてマイナー活動より重要だと分析した。
08:20
21シェアーズ、米国初のスイ(SUI)連動2倍レバレッジETFを上場
21シェアーズが米国証券取引委員会の承認を得て、スイ(SUI)の価格に連動する初のレバレッジETFをナスダックに上場した。日次リターンの2倍を提供する商品で、スイエコシステムに関連する初のETFとなる。
08:10
「政府系ファンドは相場下落時にBTCを買い増し」ブラックロックのCEO
ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、複数の政府系ファンドが仮想通貨ビットコインを購入していると明かした。相場下落時に買い増ししている様子も伝えている。
07:25
ソラナとベース間ブリッジが稼働開始、チェーンリンクとコインベースが安全性確保
レイヤー2ベースチェーンがソラナとのブリッジをメインネットで正式稼働。チェーンリンクCCIPを採用し、両チェーン間でのトークン移動と取引が可能になった。
07:02
メタがメタバース予算を最大30%削減検討、VR・ホライゾン・ワールズが対象=報道
ザッカーバーグのメタ社がメタバース関連事業の予算を来年最大30%削減する検討を進めている。投資家から歓迎され株価が上昇した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧