CoinPostで今最も読まれています

米通貨監督庁、仮想通貨関連の政策方針を見直しへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

OCC新体制、仮想通貨に関する政策を見直しへ

米通貨監督庁(OCC)のMichael Hsu会計検査官代理は、暗号資産(仮想通貨)に関する政策について、方針を見直す考えを示した。

該当する政策は、前任代理だったBrian Brooks氏が2020年5月〜2021年1月の在任期間において、仮想通貨に関わるOCCの方針を決定したもの。①銀行が仮想通貨のカストディを提供可能、②ステーブルコインの発行に当たる準備資産およびそのステーブルコインを保管可能、③仮想通貨企業が銀行サービスにアクセスできる「公平なアクセス規則」といった方針を定めた。

これらの方針は、政権交代に伴い、一時的に「保留中」の状態にあり、新たな体制下で見直しを図る。

OCCでは、トランプ前大統領からバイデン大統領への政権交代にあたり、今年の1月14日付けでBrooks氏が辞任。Michael Hsu代理率いる新たな体制は5月から業務を開始している。

関連米通貨監督庁の元トップ、米国版バイナンスのCEOに就任

今回、Hsu代理は公式声明文にて、「前体制の一部の方針は一方的であり、すべての利害関係者との調整を踏まえた上で発令されていなかったため、今後見直しや再調整する必要がある」と説明。Hsu代理はスタッフがこれまでの保留中の規制措置を再審査するよう命令したと報告した。

また、BitGoやBitPay等、関連業者の国法銀行設立にあたる申請も保留にして再審査することになる。すでに信託銀行の許可が降りたAnchorageやPaxosのステータスにも影響するかは現時点では明らかではない。

カストディ大手のAnchorageや大手ブローカーPaxosなど、複数の仮想通貨関連企業は今年、通貨監督庁から「条件付き」の信託銀行許可を取得している。

Hsu氏はフィンテック企業と銀行規制について、「OCCから許可を得たフィンテック企業が消費者およびビジネスに対して公平なアプローチを取ることを私は望んでいる」「フィンテックや決済プラットフォームがどのように銀行システムにうまく取り込まれるか考える必要があり、FDICや連邦準備制度などの機関と連携していく」と今後の方針について意見を語った。

声明を公表したHsu代理は米時間19日に、米下院の金融サービス委員会の公聴会に出席する予定。公聴会は主に銀行等預貯金取扱金融機関の安全性や責任をテーマとしている。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/29 月曜日
20:00
株式の信用取引とは|現物取引との違いや効果的な投資スタイルを解説
株の信用取引とは、最大約3.3倍のレバレッジをかけられ、売りからも始められる取引です。そのため現物取引に比べて利益の幅が大きく、投資機会が多いです。仮想通貨の分散投資先の候補として考えてみてください。
16:37
GSTの買い方、特徴やSTEPNでの役割を学べる完全ガイド
歩いて稼ぐフィットネスWeb3ゲーム「STEPN」の注目度が再び高まっています。2024年以降に底値から大幅上昇した暗号資産(仮想通貨)GSTの買い方やGMTとの違い、将来性について初心者にもわかりやすく解説しています。
12:54
ブロックチェーンゲーム「Heroes of Mavia」、MAVIAトークンのインフレ抑制へ
Web3ゲーム「Heroes of Mavia」は、イーサリアムベースの独自トークン「MAVIA」のインフレ抑制のため、ロック解除スケジュールを変更した。
12:27
ワールドコイン開発元、OpenAIらとの提携を検討か=報道
仮想通貨ワールドコイン開発企業は、決済大手ペイパルや、アルトマン氏の別事業OpenAIと提携を模索していると伝えられる。
10:00
仮想通貨の「ポイ活」潮流、将来のトークン配布を見越した投資戦略
ポイ活やエアドロップといった、2024年の暗号資産(仮想通貨)市場におけるトレンドを掘り下げる。将来のトークン発行に向けて最大限の報酬を得るため、ソラナやBASEでユーザーの活動量が増加。資本競争が激化している。
04/28 日曜日
11:30
ビットコイン相場は中期的には下降チャネル内での揉み合い続くか|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン半減期を終え1000万円周辺で推移する相場をbitbankのアナリスト長谷川氏が分析。ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BTCの半減期完了に高い関心
今週は仮想通貨ビットコインが半減期を迎えたこと、QCP Capitalによる半減期後の相場分析、イーサリアムの証券性などを巡りConsensysが米SECを提訴したことに関する記事が最も関心を集めた。
04/27 土曜日
21:00
OKCoinJapan 5月にオプティミズム(OP)取扱い開始へ
OKCoinJapanが暗号資産(仮想通貨)オプティミズム(OP)の取扱いを開始へ。イーサリアムのレイヤー2ソリューションとして、その技術はCoinbaseが支援するBaseやバイナンスのopBNBの基盤に使用されている。OPのユースケースや今後の展望も言及。
17:20
機関投資家のDeFiリスク管理を強化、Fireblocksの新セキュリティ機能
FireblocksがDeFi製品にdApp ProtectionとTransaction Simulationを追加。リアルタイム脅威検知と安全なトランザクション実現で、機関投資家のオンチェーン活動をサポート。
13:00
BAYCで知られるYuga Labs、事業再編でチームメンバー削減 
Yuga Labsは、事業再編の一環としてチームメンバーの一部を削減した。「より小規模で機敏でクリプト・ネイティブなチーム」にする意向だ。
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
ビットコインRunesデビュー1週間、200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安で1ドル158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア