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米通貨監督庁の元トップ、米国版バイナンスのCEOに就任

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米国版バイナンスのCEOに就任

米通貨監督庁(OCC)の元長官代行Brian Brooks氏が、大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスの米国部門「Binance.US」の最高経営責任者(CEO)に就任することが分かった。

就任日は5月1日で、同社のコンプライアンスの醸成や、プロダクトとサービスの充実を目指す。また業界関係者や政策立案者と密に協業して規制を整備し、米国民が仮想通貨やブロックチェーンの恩恵を受けられるようにするという。

Brooks氏は以前、米大手仮想通貨取引所コインベースの最高法務責任者を務めていた人物。OCCの長官代行を務めていたのは2020年5月29日から2021年1月14日で、その期間OCCは、米貯蓄貸付組合および国民貯蓄銀行に対して仮想通貨の取り扱いを許可する声明を発表するなど、仮想通貨の規制に積極的に取り組んでいる。

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その取り組みからメディアでは「『仮想』通貨監督庁長官代行」と評されるなど、Brooks氏は仮想通貨業界でも非常に著名な人物であるため、OCC長官代行の任務が終了した後の去就に注目が集まっていた。

Brooks氏は今回の就任にあたり、「今はブロックチェーンやデジタルトークンが、個人や企業、政府など、メインストリームに普及するかの境目にある」と指摘。「業界にとっての重要な時期にBinance.USのメンバーに加われることを嬉しく思う」と述べている。

Binance.USは現在、大きく成長を続けているという。2021年第1四半期(1〜3月)は登録者が4倍になり、1日の出来高も14億ドル(約1510億円)まで増加。取扱銘柄は10種類のDeFi(分散型金融)銘柄を含め、合計で50超に上る。

本家バイナンスの『CZ』ことChangpeng Zhao CEOは「Brooks氏は、従来の金融業界と政府、デジタル資産業界と幅広い貴重な経験を持つリーダー。彼の知識や専門性の高さは、Binance.USが成長を継続するために非常に重要だ」とコメントを寄せた。

Brooks氏は20日に米CNBCに出演した際、「バイナンスはグーグルに匹敵する可能性を秘めている。コインベースのライバルとなれるように努める」と意欲を見せている。

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本家バイナンスは先月、米上院の元民主党議員Max Baucus氏を規制アドバイザーとして雇用したことを発表。今回のBrooks氏のCEO就任を含め、米国での規制対応を強化している。

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