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仮想通貨取引所コインベース「COIN」、ナスダック上場

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「COIN」がナスダックに上場

米時間14日、米最大手暗号資産(仮想通貨)取引所Coinbaseの株式が正式に大手証券取引所ナスダックに上場した。ティッカー(証券コード)は「COIN」、予定されていたナスダックへの直接上場が予定通り進んだ。

IPOではなく直接上場を選択したコインベースの取引開始価格に影響を与え得る取引初日の市場動向。上場初値は381ドル。一時428.9ドルまで高騰し、338ドルで初日の取引を終えた。

株式の希薄化を考慮したベースで計算すると時価総額は1000億ドルを超えた。金融取引所のCMEやNY証券取引所の時価総額を上回った。

出典:Tradingview

米国で初めての仮想通貨取引所上場のほか、業界としては、ユニコーン企業(企業評価額10億ドル以上の非上場企業)の米国上場事例は初となる。上場にあたり、ナスダックは新規上場企業を祝うための「Bell Ringing Ceremony」を行った。(以下その一部の映像)

コインベース側も株式上場に際し、「It’s only the beginning(始まりに過ぎない)」というビデオやBrian Armstrong CEOによる投資家へのレターを公開した。

本日、コインベースはナスダックに上場することを果たしました。

これまで約10年間、より自由で、公平かつオープンな金融システムを構築することにコミットしてきたすべての従業員のおかげです。もちろん、5,600万人のユーザーにいるあなたも含めて。

本日の上場は1つのマイルストーンに過ぎず、これからが重要です。コインベースは一つの重要なミッションを持っています:「世界で経済的自由を高めること」。今後も皆さんの信頼と支持をもって、このミッションに挑んでいきます。

ーBrian Armstrong氏

コインベースは、2021年1-3月(第1四半期)の利益を約8億ドル(870億円)と、2020年通期の2倍強の水準を見込んだ。売上高も昨年通期の13億ドル(約1400億円)を超える見込みだ。

仮想通貨分析会社メッサーリによると、コインベースのユーザー数は5600万人、新規登録者は1日当たり約1万3,000人ペースで増加。ビットコイン市場の成長率を含め、企業価値に驚異的な評価がつけられたことに注目があつまっていた。

コインベースのビジネスモデル

Armstrong CEOは「COIN」が上場する直前に、米CNBCの金融番組に出演し、今後のビジネスモデルの変化について展望を語っている。

先週発表したQ1決算資料が示したように、コインベースの主な収益は取引手数料だ。Q1の総収益およそ18億ドル(約1,975億円)のうち、8割以上が取引による収益だった。

それについて、Armstrong氏はCoinbase Earn(独自の報酬プログラム)、デビットカード、ステーキング、機関投資家向けのカストディといった取引以外の事業による収益が今後5年〜10年で、総収益の50%以上を占めることになるとの見通しを示した。

取引手数料に対する見込みについて、短期では手数料の収益が縮小することはおそらくないが、長期的に見れば他の収益が拡大し手数料の収益は縮小していく可能性が高いとの見解を示している。

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