はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

証拠見せずハッキング被害訴えるブラジルの仮想通貨取引所、CEOがBTC大量保有か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ハッキング被害受けた取引所、CEOが大量のBTC保有か
ハッキング被害に遭ったと主張するブラジルの仮想通貨取引所のCEOが、大量のBTCを保有していた可能性が浮上。同取引所は以前より、盗難被害に遭った顧客への払い戻しは不可能と話している。

ハッキング被害訴える取引所のCEO、大量のBTC保有か

ブラジルの仮想通貨取引所「Grupo Bitcoin Banco」がハッキング被害に遭い、顧客資産の返却が不可能だとしていたが、同取引所のCEOであるClaudio Oliveira氏は同国の税務署に2万5000BTC(約220億円)を保有していると申告していたことが明らかとなった。米コインテレグラフが報じた

同取引所は現在に到るまで、ハッキング被害の証拠を公開していない。報道によれば、ブラジルの税務当局である連邦歳入庁(RFB)に近い人物が、匿名を条件に、Oliveira氏の税申告の内容を記した書類をコインテレグラフにリークした。

ただブラジル国内における税の申請は自己申告のため、今回明らかとなった申告内容が最新のものであるのか、あるいは申告内容に偽りが無いかどうかは不明瞭だという。

「Grupo Bitcoin Banco」は今年5月、セキュリティ上の問題から顧客資産が口座から引き出されるなど、ハッキング被害を訴えていた。その被害総額は5000万レアル(約12億円)にのぼる。

しかし、そのハッキング被害を証明する証拠は一切提出されず、盗難被害にあった顧客の訴えにより、今年6月6日にはブラジルのパラナ州の裁判所からハッキング被害の証拠の提出命令を受けていた。ただ、その後も同取引所から証拠が示されることはなく、裁判所により同月に同社の口座は凍結された。こうした杜撰な対応の影響で、現在は200件を超える訴訟問題を抱える事態に至り、被害者らは同社の資産の差し押さえを訴えている。

今回明らかとなった情報により、今後、同社CEOへ向けられる疑いの視線はより厳しいものになることが予想されるだろう。

CoinPostの関連記事

「米ドルのデジタル通貨を発行する考えはあるか?」米国会議員がFRB議長を促す
>米国議員2名が、連邦準備制度理事会のJerome Powell議長に、米ドルのデジタル版の発行を促す書簡を送付。フェイスブック主導のリブラの名も挙げ、現状に潜むリスクを指摘しながら6つの質問を行った
バイナンスが英警察の捜査に貢献 55億円の詐欺事件
バイナンスは、英国で起きた約55億円相当に及ぶ詐欺事件について警察の捜査に協力していた。捜査協力が仮想通貨業界の安全の促進に重要な役割を果たすとしている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧