WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

恐怖指数が2年ぶりの高水準 仮想通貨ビットコインとの逆相関で再び警戒か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

恐怖指数が2年ぶりの高水準 ビットコインとの逆相関で再び警戒か

仮想通貨市場は28日、ビットコインの下落が一服。下落トレンドへの転換を警戒して売りが走ったアルトコイン市場でも一部買い戻しに動いた。

短期的に売りが過熱してことで、4hRSIは年初来最低値の20%未満まで一時急落(昨年12月にBTC=6500ドルを付けた直近最安値のデータに匹敵)。年初の”上昇トレンド転換前水準”まで下げたことも、一旦の下げ止まりに繋がった。

現在のビットコインチャートは、相場の転換ポイントとして意識されてきた日足200日移動平均線に差し掛かっている状況。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、株式市場がリスク回避姿勢を強めており、仮想通貨市場も引き続き予断は許さない。

足元の200日移動平均線の方向とビットコイン価格の位置関係も注目したいところ。一時は200日移動平均線が上向きに変化することで、上昇トレンドへの転換も意識されたが、再び下落傾向に転換しつつある。ビットコインの価格と200日移動平均線の位置関係次第では、先行きに黄信号が灯る。

長期的に右肩上がりのチャートを形成していたハッシュレートも振るわない。今年に入り上値を重くしたハッシュレート値は、最高値から一時20%ほど低い水準まで値を落とした。中国を中心に産業が支えられるマイニング事業において、新型肺炎の影響も響いた格好。ハッシュレートの伸び悩みから、出荷状況や新たなマシンの導入でも市場に懸念が生じている。

ハッシュレートが伸び悩んでいる傾向は2017年以降3度目。1度目は、いわゆる市場価格の崩壊に相互作用した中小マイナーの撤退による影響(18年末)。2度目は、ビットコイン価格が再び7000ドルまで下落した19年末だ。

NYダウ、下げ幅過去最大

27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は、前日比1190ドル95セント安の2万5766ドルで取引を終えた。過去最大の下げ幅を記録した。

市場マネーの行き先は、米国債や金といった安全資産へさらに拡大。安全資産とされる米国債や金が買われ、長期金利は過去最低を更新した。金のニューヨーク先物価格も、約7年ぶりの高値をつけた。

専門家らが企業業績を圧迫する懸念を表明する声明を続々と発表し、新型肺炎の感染事例に伴う実体経済が停滞する懸念も表面化しつつある。米ゴールドマン・サックスは、2020年の1株当たり利益の増加率がゼロになると試算。今年の米企業の利益見通しを「ゼロ成長」に引き下げた。米国をはじめ世界経済に影響が拡大する可能性も指摘する。

世界的株安をはじめ、経済の不透明感からリスク回避へ動くお金の動きは、リスク資産として見られた仮想通貨市場への影響も継続して懸念が生じることとなる。

このような相場環境の中で、改めて注目したいのが、リスク資産としての側面が材料として意識された2018年を中心に仮想通貨市場との逆相関が指摘されていたVIX指数だ。米株式投資家の不安心理の度合いを示すVIX指数は、28日も11.60上昇。2018年2月以来の高水準となる39.16を記録した。

投資家の不安心理の大きさを示す「恐怖指数」として知られるVIXは、投資家心理を示すとして投資判断の材料にされる。連動型先物は、米シカゴ・オプション取引所(Cboe)に上場しており、VIX指数の急上昇は、株価暴落の契機になることも珍しくない。

2018年2月は、史上稀に見る大暴落”ダウ・ジョーンズ・クラッシュ”を発端とする「世界同時株安」で、VIX指数の急上昇が引き金を引いた事例として有名な事象。

VIXの清算値算出が不正操作されている可能性も指摘されるなど、米SECやCFTCらは、”市場操作の疑い”で調査にも発展した。

一方、恐怖指数と逆相関を示していた仮想通貨市場で、バブル崩壊を助長したとして注目も集まった。

出典:Cboe

今回もビットコイン市場は、世界的な株安のリスクオフムードを引きついでいることが多方で報道されるなど、リスク資産としての側面を強めている。改めてVIX指数と相関指数など、市場が意識する材料となりそうだ。

一方、実体経済への影響が急拡大したケースでは、ビットコインの追い風になり得るとの見解もアナリストから見られている。実体経済が停滞懸念が広がる2020年と、リーマンショックを引き金に大不況に突入した2007年〜8年を比較し、ビットコイン市場に拡大の余地があると論じている。

具体的には、リーマンショックを引き金に、連鎖的に世界規模の金融危機が発生した世界金融危機。伝統金融に対する不信感が募ったことを背景に誕生した、ビットコインの歴史に再現性を見出しているという。

関連:ビットコインは8500ドルで反発、Coinbase Custodyで急拡大するテゾス需要|仮想通貨市況

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/17 金曜日
17:04
ビットコイン長期保有者、37万BTC買い増しで保有量最高=アナリスト
ビットコインの長期保有者が過去30日間で約37万BTCを買い増し、保有量は過去最高の1634万BTCに達した。一方でコインの活動量を示すCDDは低水準にとどまり、需要不足が価格の重荷になっているとオンチェーン分析は指摘する。
16:30
XRP、レバレッジ比率0.16に低下 24年11月以来=アナリスト
CryptoQuantのアナリストDarkfost氏は、XRPのバイナンスにおけるレバレッジ比率が0.16まで低下し、2024年11月以来の低水準にあると指摘。同氏は当時、整理後に8.9倍の上昇が続いた経緯があると分析した。
16:21
Bitcoin Japan、約97億円調達 初のBTC購入へ6.6億円充当方針
Bitcoin Japan(旧堀田丸正)は7月16日、EVO FUNDを割当先とするCBと新株予約権の発行を決議した。差引手取概算額は約96億5,700万円。未公開株やレアアース鉱山投資に加え、ビットコインへの選別的投資にも充当する計画だ。
15:00
豪州、仮想通貨譲渡益の50%控除廃止へ 27年7月施行=報道
オーストラリアが仮想通貨などの譲渡益課税制度を抜本改革する。保有12ヶ月超で適用の50%控除を廃止し、物価連動のコストベース調整と最低30%課税を新たに導入する。施行は2027年7月、経過措置と投資家が今取るべき対応を解説する。
15:00
バイナンスジャパン新代表が語る、金融インフラへの成長戦略|WebX2026
WebX2026「Binance Keynote」レポート。新たにバイナンスジャパン代表取締役に就任した豊崎亜里紗氏が、PayPayとの協業や暗号資産が金融インフラになる未来、金商法移行・ビットコインETFがもたらす転換期を語った。
13:55
ビザ、AIエージェント決済の未来像を提示 カード決済との融合を目指す
決済大手ビザが「エージェント決済」に関する分析レポートを公開した。AI同士が行う超少額決済「マイクロコマース」について、カード決済の競合ではなく、新たなビジネス領域の拡張として注目している。
13:10
トランプ米大統領のテレプロンプター担当者、予測市場でインサイダー取引か=報道
米トランプ大統領のテレプロンプター操作者が、予測市場カルシで演説情報に基づく取引を行った疑いが浮上。カルシが不審な取引を検出しCFTCに通報したと伝えられる。
12:40
量子は脅威か、誇大広告か — 暗号資産業界の本音|WebX2026
量子コンピュータはビットコインやイーサリアムにとって本当に脅威なのか。WebX 2026で量子研究とブロックチェーンの専門家3人が、リスクの実態・最悪シナリオ・各チェーンの対応策を徹底議論した。
11:00
予測市場と日本市場の未来、Limitless CEOが語る制度設計|WebX2026
予測市場プラットフォーム「Limitless」CEO CJ Hetherington氏が、WebX2026で創業の経緯・米CFTC審査・日本市場戦略・ギャンブルとの違いを語った。
10:20
クリプトドットコム、シタデルから約650億円を資金調達
仮想通貨取引所クリプトドットコムは、シタデル・セキュリティーズから約650億円の出資を受けたことを発表。評価額や今後の計画について説明した。
10:02
ストラテジーの資本再建、2つの課題残る=クリプトクアント
仮想通貨分析企業クリプトクアントが、ビットコイン保有大手ストラテジーの新資本管理策を評価。流動性対応は前進した一方、2つの課題が残されていると指摘した。
09:15
現金・MMF・株式、次の主役は トークン化RWAの現在地|WebX2026
フランクリン・テンプルトン、オンド・ファイナンス、パンテラ・キャピタルの幹部が登壇し、トークン化MMFの現状、RWA急拡大の要因、ステーブルコインとの棲み分け、リテール普及の鍵を徹底討論したWebX 2026セッションレポート。
09:00
機関投資家クリプトの全貌、カストディ・AI・市場収束論点|WebX2026
このレポートでは、機関投資家向け仮想通貨戦略の全貌を解説する。カストディ・規制断片化・AIエージェント取引・日韓市場の現状まで、コインベース、ビットゴー、サークルの幹部が徹底議論した。
08:15
金融特化型L1のインジェクティブ、米SECに移転代理人登録を申請 RWA基盤構築へ
金融特化型ブロックチェーンのインジェクティブ(Injective)が、有価証券の所有権記録を管理する移転代理業務のSEC登録を申請。トークン化証券の発行・流通を秒単位で処理できる規制対応型インフラの構築を進めている。
07:05
モルガン・スタンレーのE*TRADE、仮想通貨の現物取引を全面展開
モルガン・スタンレー傘下のオンライン証券イー・トレードは15日、ビットコイン・イーサリアム・ソラナの仮想通貨現物取引を対象顧客へ正式展開した。取引手数料は50bpで、コインベースやチャールズ・シュワブを下回る水準となる。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧