はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「ビットコインに3つの強気根拠」世界大手格付け企業Weiss Ratingsが提示

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

強気相場の3つの根拠

世界大手格付け企業Weiss Ratingsが、ビットコイン(BTC)に対して強気な見方を示している。

同社仮想通貨部門Weiss Crypto Ratingsが挙げている根拠とは、「無制限の量的緩和策(QE)の実施」、「機関投資家マネーの流入」、「ストック・フロー比率(S2F)による価格予想」だ。

無制限QE

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、米連邦準備理事会(FRB)は13週間で2.9兆ドル(約310兆円)規模の景気刺激策を行なっていた。このような状況下では今まで、インフレによって法定通貨の価値が下がることを懸念した投資家が、逃避資産としてゴールド(金)に資金を投じてきた。これからはその資金がBTCにも流れると、Weiss Ratingsはみている。

コロナ蔓延以来、BTCのパフォーマンスはゴールドを超えていると説明。BTCの価値の上昇はまだ序盤にすぎないと主張している。

機関投資家マネーの流入

機関投資家の需要の高まりについては、まずヘッジ・ファンド業界の大物「ポール・チューダー・ジョーンズ」を例に挙げている。チューダー・ジョーンズは5月に、2.1億ドル(約225億円)をBTCに投資したと明かした。

関連BTCの未来 コロナ禍で投資したチューダー・ジョーンズの影響力

その他、米大手仮想通貨投資企業グレイスケールが提供する機関投資家・大口投資家向けの金融商品「BTC投資信託(GBTC)」も例に挙げた。マイニングで新規発行されるよりも速いスピードで、ビットコインを買い集めていると説明した。

このように機関投資家マネーがBTCのような小さい市場に流入すると、非常に大きな影響を与える可能性があると述べた。

関連BTC投信プレミアムの縮小・ボラティリティ低下などに注目=ブルームバーグ

ストック・フロー比率(S2F)

S2Fは「S2F=市場に存在する量(ストック)/年間生産量(フロー)」で計算され、貴金属などの希少性と価値を測るモデルとして利用される。

ほとんどの商品は、生産量に比例して流通量も増加し、価格が下落する。一方、ゴールドなど一部の希少性が高い商品は、市場に存在する量に対して年間の生産可能量が小さく、供給過多によって価格が崩壊する可能性が極めて低いという。

S2Fは「需要面を考慮に入れていない」や「根拠が乏しい」などと懐疑的な声が少なくないが、著名アナリストのPlanBがBTC市場の分析で利用していることがよく知られている。

関連ビットコインS2Fモデルへの期待と信頼度は

今年5月の半減期で、ブロックの採掘報酬が6.25BTCになった。Weiss Crypto RatingsがS2Fモデルで算出した試算によると、2021年中頃にはBTCの価格は7万ドル(約748万円)になる。

以下のグラフの青い線がBTCの価格で、オレンジの線がS2Fモデルによる予想価格。今までの値動きもS2Fモデルによる予想と一致していると主張した。

参考資料 : Weiss Crypto Ratings

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:21
初心者向け|仮想通貨取引所のKYC手続きとは?スマホでできるeKYCの流れと注意点
口座開設の必須手順 暗号資産(仮想通貨)取引所を利用し始めるには、口座開設時に「KYC(本人確認)」と呼ばれる手続きが必要です。これは、ユーザーの身分確認や、利用目的の確認を通…
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧