株式市場、DXYに連動
週が明けた21日のNYダウ平均株価は、一時900ドル以上の下落となったが、その後はハイテク株が持ち直し下げ止まった。
暗号資産(仮想通貨)市場もそれに連動する形で下落、ビットコインの価格は、取引所コインベースで一時10180ドルほどにまで下落した。執筆時点では過去24時間で-4.1%の下落幅を記録している。
株式市場については、世界規模での資金洗浄に関するFinCEN文書の存在が明るみとなり、大手金融機関の関与が示唆される報道がされたことや、ヨーロッパでの新型コロナの感染再拡大などが下落の背景にあるとみられる。
ヨーロッパでは、イギリスやスペインなどで感染が再び拡大しており、今後、新たな外出制限を含めた規制が実施される可能性も出ている。再度の制限措置による経済への影響を警戒し、リスクオフの動きが広がった格好だ。
感染再拡大への懸念による米国株安を受け、リスク回避目的のドル買いが対主要通貨で優勢となり、ユーロや英ポンド、円など幅広い通貨に対して買われた。
仮想通貨市場では、夏相場をけん引してきたDeFi関連銘柄の下落が目立つ。
DeFi Pulseが先週新たに発表したDeFi関連銘柄から構成されるインデックス、DeFiPulse Indexは記事執筆時点での過去24時間の価格が14.2%下落している。