米CME、イーサリアム先物の需要を打診

CMEがイーサリアム先物について調査

米大手デリバティブ取引所CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)が、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の先物およびオプション取引に対する需要を仮想通貨セクターの業者に打診していることがわかった。ETHデリバティブの提供を検討する可能性が再び浮上した。

シンガポールで運営する仮想通貨取引企業QCP Capitalの創設者Darius Sit氏は米メディアCoindeskに対して、CMEから、ETHのデリバティブ商品をCMEで取引する関心度について打診されたことを明かした。QCP Capitalはシンガポールの中央銀行(MAS)に登録している業者だ。

CMEの意図は明白ではないが、QCP Capital以外の業者にも打診している可能性がある。また、Coindeskによると、今年6月の時点ではビットコイン以外の銘柄のデリバティブを提供する予定はないという。

CMEは昨年7月、提供しているETH/米ドルのレートとETHの現物取引価格のインデックスを強化した。この動きを受け当時、関係筋はETHの先物提供への準備だと話したが、それ以降ETHに関連する動きはみられなかった。

一方、今年の夏よりイーサリアムを基盤とするDeFi(分散型金融)セクターが急拡大していたため、ETHデリバティブを利用する需要は増加してきている。このトレンドがCMEの新たな動きの理由にあるとみられている。また、次期大型アップグレード「イーサリアム2.0」のフェーズ0が年内に実装される予定もCMEの打診に関連している可能性がある。

なお、大手仮想通貨デリバティブ取引所BitMEXが米国で告発されたことも1つの背景にある。

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