はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

リップル社、米SECの提訴に対する反論文書を提出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップル社が反論文書を提出

米リップル社は29日、証券法違反をめぐり米証券取引委員会(SEC)に提訴されたことを受け、イニシャルレスポンス(最初の正式な反論文書)を裁判所に提出した。

投資契約として暗号資産(仮想通貨)XRPを販売したことはなく、XRPは有価証券には該当しないと主張。SECの訴訟は前例のない安易な法理論に基づいていると反論している。

SECがリップル社とGarlinghouse CEO、Chris Larsen共同創設者を訴訟したのは昨年12月。2013年から約7年間に渡って、SECに有価証券登録を行わずにXRPを販売し、1,300億円を超える資金を調達したと主張した。訴訟後は、一部の米取引所などがXRPの取り扱いを停止する動きも見られている。

関連【随時更新】リップル訴訟に関する国内外仮想通貨取引所・ファンドのXRP対応一覧

リップル社は93ページに及ぶ反論文書で、主にXRPの特徴や役割について説明している。

例えばXRPはオープンソースで開発され、リップル社の管理外で大規模に利用されていることを指摘。様々な機能が活用されており、有価証券の役割とは全く異なっていると説明した。

またXRPの価格はリップル社の事業に関係しておらず、長年の間ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など他の銘柄と正の相関性を示す動きも見せていると主張した。SECのClayton元長官などは以前ビットコインとイーサリアムについては、有価証券ではないと明言していた。

関連ビットコインの高騰理由を解説、加速する資金流入に米規制当局の動向も

さらに米財務省の金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)や米司法省は2015年と2020年に、「XRPは合法的に利用されており、仮想通貨として市場で取引されている」と結論づけていることも指摘。

これはXRPが「価値の保存手段」、「価値の交換手段」、「価値の尺度」という通貨の機能を持っていることを裏付けていると主張した。

明確な基準を要求

またリップル社は上記の文書以外に、イーサリアムやビットコインはなぜ有価証券ではないと判断したのか、説明を求める書類も提出している。

仮想通貨メディアCoinDeskによると、リップル社の担当者はSECがこれまで明確な規制基準を提示してこなかったことを批判し、「SECの不明確なスタンスが米国における技術革新の妨げになっている。我々は単純に明確なルールを求めているだけだ」と述べている。

リップル社は公式ホームページで、法的なプロセスは時間がかかるが、広範な市場に明確さをもたらすためにできるだけ迅速に今回の問題を解決できるように取り組むとした。SECが保護すべき投資家は今回の訴訟によって損失を被り、XRPの市場価値は約50%下がったと説明し、迅速に解決することの重要性を強調した。

今後の予定については、2月22日に裁判の前段階となる審理前会議が行われることが決定している。

関連米証券取引委員会のRipple訴訟、審理前会議を2月22日開催へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/04 金曜日
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。
12:55
メタプラネット支援コンソーシアム、タイ上場企業買収でビットコイン戦略を東南アジアに拡大
メタプラネット支援者らが筆記るコンソーシアムがタイ上場企業DV8の買収計画を発表した。日本で成功したメタプラネットのビットコイントレジャリー戦略をタイで再現し、さらに東南アジアに展開する第一歩として注目される。
12:36
オルタナ信託、BOOSTRY・ALTERNAと連携しデジタル証券の管理体制を強化
デジタル証券特化の「オルタナ信託」設立。BOOSTRYとALTERNAが協業を深化し、STの取得から販売まで一貫した新たな枠組みを構築する。
11:35
米雇用統計好調でビットコイン一時11万ドル超、アーサー・ヘイズが下落リスクを警告する理由は?
米国6月雇用統計が予想を上回る14万7000人となり、ビットコインは一時11万500ドルまで上昇した。しかしBitMEX創業者アーサー・ヘイズ氏は、米財務省がステーブルコインを国債購入の受け皿として活用することで市場から流動性が奪われ、8月開催のジャクソンホール会議前に9万ドル水準へ下落すると予測した。
11:00
アルトコイン取引の増加傾向続く 仮想通貨OTCレポートが公開
Finery Marketsは、仮想通貨のOTC取引に関する2025年上半期のレポートを公開。ビットコインやイーサリアム、ステーブルコインの他にアルトコインの取引が増加傾向を継続していると指摘した。
10:35
「1兆ドル予測は楽観的すぎた」、 JPモルガン ステーブルコイン時価総額の2028年予測を下方修正=報道
JPモルガンはステーブルコイン市場の2028年予測を5000億ドルとし、他社の1-4兆ドル予測を否定。決済利用は6%に留まり、主用途は仮想通貨取引と指摘。
10:00
ビットコイン、クジラによる売却と機関投資家の需要が拮抗=報道
仮想通貨ビットコインの大口保有者が過去1年で50万BTCを売却する一方、機関投資家の需要増加により価格が膠着している。今後のビットコイン価格については様々な見解がみられる。
09:30
ロビンフッドCEO OpenAI株式トークン化を「革命の種」と表現も、提携否定で波紋広がる
ロビンフッドがOpenAI株式トークン化サービスを欧州で開始したが、OpenAIは提携を否定。テネフCEOは「トークン化革命」と強調するも、未上場株式の権利問題が浮き彫りに。
09:16
仮想通貨SEI、国内取引所OKJに新規上場へ
国内暗号資産取引所OKJが2025年7月8日からセイ(SEI)の取扱いを開始。ゴールドマンサックス・Robinhood出身者が開発した高速ブロックチェーンで、米国でETF申請も話題。入出庫は7月8日、売買は7月11日17時開始予定。
09:00
ビットコイン今年4度目11万ドル超え、株価相関強まり最高値更新も視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは3日に今年4度目となる一時11万ドル突破を記録した。7月3日から4日にかけて、トランプ政権の大きく美しい法案が可決されたことに加え、米雇用統計が底堅い推移を示したこと、さらにシンシア上院議員が暗号資産の減税法案を提出したことが追い風となった。
08:05
ETF購入減速でビットコイン価格上昇に陰りか、ETHは蓄積量が過去最高に=Cryptoquant分析
仮想通貨ビットコインETFとMSTR(ストラテジー)の購入は大幅減速、全体需要の縮小で価格上昇が鈍化。一方、イーサリアムは6月に蓄積アドレスが史上最高を記録、機関投資家による大量保有が続く。
07:45
米下院、7月14日の週を「仮想通貨週間」と指定 3つの主要法案を審議
米下院指導部が7月14日の週を「仮想通貨週間」に指定し、GENIUS法、CLARITY法、反CBDC監視国家法を審議すると発表。
07:25
IMF、パキスタンの仮想通貨採掘などへの補助金提供提案を却下
IMFは、パキスタン政府による仮想通貨マイニングなどのための電気代補助提案を却下。同国は、ビットコインのマイニングとAIのデータセンター向けに2,000MWの電力を割り当てる計画を発表している。
07:20
ビットコイン今後の価格、9.5万ドルまで下落の可能性も=アーサー・ヘイズ分析
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏は、8月のジャクソンホール会議まで市場が横ばいか軟調な展開を予想。TGA補充の影響でビットコインが9万~9.5万ドルまで下落する可能性があるという。
06:30
米国初のソラナ現物ETF、取引開始初日で出来高約48億円の好スタート
「REXオスプレイ・ソラナ・ステーキングETF」が7月3日に取引開始。米国初のステーキング機能付き仮想通貨現物ETFとして約100万ドルの運用資産で滑り出し。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧