はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Crypto.com PayにDeFiプロダクトを統合、DeFiトークン決済や流動性提供が可能に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Crypto.com PayにDeFi Swapを統合

仮想通貨決済サービスの開発に取り組むCrypto.comが、QRコードを活用した決済ソリューション「Crypto.com Pay」に、自身のDeFi(分散型金融)プロダクト「DeFi Swap」を統合したことを発表した。この統合により、Crypto.com Payでは、イーサリアム(ETH)やCrypto.comの独自トークンCROを含む、17種類のDeFiトークンで支払いが可能になった。

また、決済可能トークン数が増加しただけでなく、Crypto.com Payを利用する顧客および店舗、ならびにDeFi Swapユーザーの双方にとって有益な、以下のような利点が提供されるようになった。

Crypto.com Payユーザーのメリット

Crypto.com Payとは、Crypto.comが提供する、QRコードを活用した決済ソリューションだ。Crypto.com Payに対応しているオンライン店舗で支払いを行いたいユーザーは、Crypto.comアプリを介してQRコードをスキャンし、利用通貨を選択するだけで、ガス代なしで即座に支払いを完了させることができる。現在Crypto.com Payは、WooCommerceやEcwid、OpenCartなど、多数のeコマースプラットフォームに統合されている。

今回DeFi Swapが統合されたことにより、ETH、CRO、LINK、CRV、YFI、TRU、FARM、COMP、UNI、WBTC、UMA、SWRV、REN、NEST、HBTC、renBTCおよびAAVEの17種類のDeFiトークンで支払いが可能になり、ユーザーの選択肢が広がった。また、Crypto.comのネイティブトークンCROで支払いをしたユーザーを対象に、最大で10%のキャッシュバックも用意されている。

Crypto.comアプリを持っていないDeFiユーザーに向けて、分散型ウォレットMetaMask、およびWalletConnect(モバイルウォレットを分散型アプリに接続するサービス)を利用した決済オプションも提供されている。Crypto.comアプリ以外のウォレットを介してDeFiトークンで支払いを実行したいユーザーは、Crypto.com PayをMetaMaskまたはWalletConnectに接続し、上記のトークンの中から使用したいトークンを選択すると、そのトークンは自動的にCROへと変換され、支払いが処理される。この方法で支払いを行った場合、Crypto.comアプリを使用した決済とは異なり、ユーザーがガス代を負担しなければならない。

また、今回の統合により、Crypto.com Payを決済オプションに取り入れているオンライン店舗は、世界中に3,000万以上あると推測されている、ERC20対応ウォレット保有者にまでターゲットを拡大できるようになるため、新たな収益が生まれる可能性がある。顧客だけでなく、店舗側もトランザクション手数料を受け持つ必要はなく、売上金引き出しにも0.5%の手数料しかかからないため、コスト削減も期待されている。

DeFi Swap流動性提供者のメリット

DeFi Swapとは、Crypto.comが開発を行うDeFiプロダクトであり、DeFiトークンの交換およびファーミング(トークンを預け入れて金利を得ること)が可能だ。多くのDeFiプロダクトと同様に、DeFi Swapでも、ユーザーが任意のトークンをプールに預け、流動性を提供することにより、仲介者なしで円滑にトークン同士の交換が可能になる仕組みだ。裏を返せば、流動性が提供されない限りプロダクトが機能しないため、DeFi Swapではインセンティブとして、ユーザーが支払った手数料の0.3%が、流動性提供者(LP:Liquidity Provider)への報酬として割り当てられている。

今回DeFi SwapがCrypto.com Payに統合されたことにより、Crypto.com Payを介したDeFi Swap利用の増加が見込まれているため、LPの増益も期待されている。

DeFi分野の開発にも積極的に取り組んでいるCrypto.comは、DeFi Swapの他にも、20年12月に分散型資産預け入れサービス「DeFi Earn」をローンチしている。ユーザーはDeFi Earnを介して、BATやCOMPなど9種類のトークンを、DeFiレンディングサービス、Compoundに預け入れることができる。

関連:Crypto.comがDeFiサービスへの預け入れ機能をリリース、Compoundを統合

関連:仮想通貨関連企業Crypto.com、「Defi Swap」を発表

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/17 土曜日
14:00
アブダビ政府系ファンド、ビットコインETF買い増しで保有額750億円突破
アブダビのムバダラ・インベストメントが第1四半期にブラックロックのビットコインETFを49万株追加購入。ゴールドマン・サックスは最大保有者として3000万株を保有。
13:05
ビットコインETFフェイクニュース事件、犯人に懲役14か月の判決
米SEC公式Xアカウントを乗っ取り、ビットコインETFについてのフェイクニュースを流した26歳の被告に懲役14か月の判決が下りた。偽情報で仮想通貨市場を混乱させたことが重大視された。
11:00
ビットコイン長期保有数1437万BTCに到達も、利確売り強まる=アナリスト分析
ビットコインの長期保有者が3月から5月にかけて利益確定を加速。支出利益率は71%増加し227%の平均リターンを記録。長期保有量は1437万BTCに達するも、市場サイクルの分配フェーズへの移行を示唆。
10:10
トランプ家のWLFI、民主党議員による調査要請を正式拒否
トランプ一族の金融企業WLFIが上院による調査を拒否した。政治的動機と批判し、同社は説明責任や米ドル優位性を指針としていると主張。倫理規定違反の疑惑なども否定している。
09:02
ETH・BTC比率が5年ぶり急騰、アルトシーズンの到来示唆か
イーサリアム/ビットコイン(ETH・BTC)価格比率が過去5年最低水準から38%急反発。ETFによる買い増し、取引所流入減少などの指標から需要増加・売却圧力低下が鮮明に。「極端な過小評価ゾーン」からの回復が示すアルトコインシーズン到来の可能性を分析。
07:50
ビットコインで利回り獲得、Solvがアバランチ基盤の新トークン発表
仮想通貨ビットコインの保有者にRWAの利回り獲得手段を提供するため、Solv Protocolはアバランチ上にSolvBTC.AVAXをローンチ。ローンチの目的や仕組みを説明した。
07:30
10億ドルのビットコイン投資を検討、米上場のシンガポール医療企業
シンガポールの医療企業バーゼル・メディカル・グループが10億ドル規模のビットコイン投資に関する交渉を開始。ストラテジー社に続く大規模企業BTC投資の新事例として注目される中、「革新的な株式交換契約」を通じてアジア医療企業最強の財務体質構築を目指す。
06:45
米裁判所、SECとリップルの和解案を「手続き上不適切」として却下 再申請へ
米連邦地裁がSECとリップルの和解申請を「手続き上不適切」として却下。民事訴訟規則違反が原因で、両者は適切な手続きでの再申請を迫られる状況に。
06:25
イーロン・マスクの『Kekius Maximus』切り替えでミームコインが2倍以上急騰
イーロン・マスク氏がツイッターのプロフィール画像とユーザー名をミームトークン「Kekius Maximus」に変更し、関連トークンが2倍以上急騰。昨年の900%上昇・急落事例に続くマスク氏のSNS活動による仮想通貨市場への影響力を示す展開に。
06:05
サウジ中央銀行、15億円相当のストラテジー株保有でビットコインに間接投資
サウジ中央銀行がセイラーのストラテジー社の株を25656株取得し仮想通貨ビットコインへの間接投資を開始したことが確認された。
05/16 金曜日
17:00
マスクネットワークとは?仮想通貨MASKの買い方・取引所まで徹底解説
Mask NetworkはSNS×Web3をシームレスに接続するSocial-Fiプラットフォーム。本記事では特徴とMASKトークンの買い方を初心者向けに解説します。
13:50
米ステーブルコイン法案、来週末までの成立視野に 次の「起爆剤」との見解も
米上院のステーブルコイン法案「GENIUS法案」で新たな超党派修正案が決定された。消費者保護や倫理規定が強化され、5月19日に討論終結投票が予定されている。
11:58
ビットコイン高値圏推移もアルトコインは上昇一服
仮想通貨ビットコインは104,100ドルと高値圏で推移、アルト市場ではメイプルストーリー(NXPC)はバイナンス対応で一時高騰したほか、XRPは7,300万ドル相当の大口売りとリップル和解手続き却下で下落した。コインベースはサイバー攻撃で最大4億ドルの損失も被害者への返金を約束した。
11:30
ブラックロックの「BUIDL」、初めてDeFiと接続へ アバランチ利用で
ブラックロックの米国債ファンド「BUIDL」がアバランチ上のプロトコル「Euler」に導入された。セキュリタイズは、機関投資家のDeFi参入を促進する一歩になったとしている。
10:55
加速する企業のビットコイン争奪戦、米上場のDDC社が5000BTC取得計画
香港発DDCエンタープライズが5000ビットコイン取得計画を発表。テザーの4812BTC購入、アデンタックスの8000BTC購入のための交渉、ウクライナの国家準備金構想など、企業・国家レベルでビットコイン争奪戦が激化。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧