CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨取引所ビットポイントとは|主な特徴と注目ポイントを解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

暗号資産(仮想通貨)取引をするにあたり、他では取り扱われていない銘柄が上場している仮想通貨取引所を利用したいという人も多いのではないでしょうか。そうした取引所で口座開設することで、投資における選択肢を増やし、優位に立つことができます。

本記事では、国内取引所のなかで初めてトロン(TRX)とエイダ(ADA)を上場させたビットポイントについて、初心者向けに特徴やおすすめポイントなどを紹介します。

関連:初心者でもわかる仮想通貨エイダ(ADA)とは|仕組みや将来性について

関連:国内初のトロン(TRX)上場先、仮想通貨取引所BITPointとは

目次
  1. ビットポイントの運営企業の概要と取引所の特徴
  2. ビットポイントのおすすめポイント
  3. 「貸して増やす」レンディングサービス
  4. 強固なセキュリティ体制
  5. ビットポイントの今後の展望
  6. まとめ

1.ビットポイントの運営企業の概要と取引所の特徴

ビットポイントの運営企業の紹介をしたあと、取引所の取り扱い銘柄一覧、取引単位、手数料など、基本項目を見ていきます。

1-1 ビットポイントの運営企業

ビットポイントの運営企業である株式会社ビットポイントジャパンは、2016年3月に創業し、同年7月より仮想通貨取引所ビットポイントで現物取引のサービスを開始しました。

同社は、東証二部上場企業であるリミックスポイントの傘下であることから資金力をいかした取引所の安定した運営やサービス拡大が期待されます。また、日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)の正会員であり、関東財務局より暗号資産交換業者として第00009号に登録されていることから、信頼度の高い取引所であると言えるでしょう。

1-2 取引所の基本スペック

         
特徴 取引所 販売所
取扱通貨(2021年8月時点)
  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • XRP(リップル)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • ライトコイン(LTC)
  • ベーシックアテンショントークン(BAT)
  • トロン(TRX)
  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • XRP(リップル)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • ライトコイン(LTC)
  • ベーシックアテンショントークン(BAT)
  • トロン(TRX)
  • エイダ(ADA)
  • 最小取引単位
  • BTC:0.0001BTC
  • ETH:0.0001ETH
  • XRP:0.01XRP
  • BCH:0.0001BCH
  • LTC:0.01LTC
  • BAT:0.01BAT
  • TRX:0.01TRX
  • BTC:500円相当
  • ETH:500円相当
  • XRP:500円相当
  • BCH:500円相当
  • LTC:500円相当
  • BAT:500円相当
  • TRX:500円相当
  • ADA:500円相当
  • 最大取引単位
  • BTC:20BTC
  • ETH:100ETH
  • XRP:400,000XRP
  • BCH:200BCH
  • LTC:500LTC
  • BAT:300,000BAT
  • TRX:1,300,000TRX
  • BTC:500万円相当
  • ETH:500万円相当
  • XRP:500万円相当
  • BCH:500万円相当
  • LTC:500万円相当
  • BAT:500万円相当
  • TRX:500万円相当
  • ADA:500万円相当
  • ※相場により変化する。

    取引手数料

    無料(スプレッドは発生する)

    入出金手数料

    ■入金

  • 即時入金サービス:無料
  • 通常の入金:利用者負担(振込手数料実費分)
  • ■出金

  • 利用者負担(振込手数料実費分)
  • 注文方法
  • 成行注文
  •          
  • 指値注文
  •          
  • 逆指値注文
  • 取引時間 24時間365日(※メンテナンス時間を除く)
    セキュリティ コールドウォレット/マルチシグ対応/SSL証明/二段階認証/24時間365日の監視体制/資産の分別管理
    スマートフォン対応

    他の取引所では取り扱われていないトロン(TRX)・エイダ(ADA)の取り扱いや、最低取引単位が500円と、少額から仮想通貨投資を始められる点、各種手数料が無料な点などを特徴としています。

    2.ビットポイントをおすすめする3つのポイント

    ビットポイントを利用するメリットを3点紹介します。

    2-1 トロン・エイダの取り扱い

    ビットポイントは、国内取引所では初めてトロン(TRX)とエイダ(ADA)を上場させた取引所です。

    本記事執筆時点(21年9月)でトロンとエイダの時価総額ランキングはそれぞれ23位と3位であり、特に時価総額トップ3に入っているエイダの上場発表は注目を集めました。他の取引所で取り扱われていない銘柄を積極的に上場させる戦略により、差別化を図る意図があると思われます。

    もちろん、それ以外にもビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、XRP(リップル)といった定番の銘柄も取り扱っているため、メジャーな通貨を売買したいトレーダーにも向いています。

    2-1-1 開催中のキャンペーン

    2021年8月25日よりADAの取り扱いを始めたことを記念し、ADAがもらえる2つのキャンペーンを実施しています。

    • ADA(エイダ)がもらえる!口座開設キャンペーン

    キャンペーン期間:2021年8月31日(火)16:00~2021年9月30日(木)16時

    対象:期間中に、口座開設完了の手続きを完了した人

    プレゼント内容:1,000円相当のADA

    プレゼント実施日:2021年10月11日(月)

    • 10,000円相当のADAを抽選で100名にプレゼント

    キャンペーン期間:2021年8月25日(水)~2021年9月24日(金)

    対象:期間中に、以下の1と2の条件を両方達成した人の中から抽選で100名

    1. Twitterアカウント「@BITPointJP」をフォロー
    2. キャンペーンツイートをリツイート

    プレゼント内容:10,000円相当のADAをプレゼント

    プレゼント実施日:2021年9月27日(月)(※受け取りにはビットポイントの口座が必要)

    2-2 初心者に優しい取引ツール

    ビットポイントは仮想通貨の売買のためのツールとして「BITPOINT」と「BITPOINT PRO」の2種類を提供しています。

    2-2-1 BITPOINT

    出典:ビットポイント

    BITPOINTは仮想通貨投資の初心者向けツールで、売買したい銘柄を選択して数量を入力するだけで簡単に取引ができる販売所サービスを提供しています。

    販売所サービスを提供する専用アプリでは、全取り扱い銘柄の価格推移や騰落率が一目でわかるようになっているほか、仮想通貨の半減期やハードフォークなど市場価格に影響し得る仮想通貨特有の重要スケジュールについて、仮想通貨メディアCoinPost編集部が厳選・配信するクリプト指標も搭載されているため、使い勝手の良さや利便性に定評があります。

    ただし、販売所サービスは取引所での板取引と比べてスプレッドが広いため注意が必要です。

    2-2-2 BITPOINT PRO

    出典:ビットポイント

    BITPOINT PROは、板取引やレバレッジ取引機能を提供する中・上級者向けの取引所サービスです。販売所サービスと比較すると複雑な仕組みになっていますが、板取引を利用すればスプレッドがせまいためお得に取引できます。

    2-3 各種手数料が無料

    ビットポイントでは各種手数料が無料です。提携先銀行口座(PayPay銀行・住信SBIネット銀行・イオン銀行)を利用していれば手数料無料で即時(リアルタイムで)入出金ができます。また、仮想通貨の入出金手数料や口座管理料も無料です。

    3.「貸して増やす」レンディングサービス

    出典:ビットポイント

    「貸して増やす」は、ビットポイントが提供するレンディングサービス(貸仮想通貨サービス)です。

    同社とユーザー間で消費貸借契約を締結し、ユーザーが保有する仮想通貨を貸し出すことで、契約期間終了時に一定の利率に基づいた貸借料を受け取れます。ビットポイントで取り扱われている全ての銘柄が対象です。

    長期保有しようと考えていて利用予定のない銘柄を貸し出すことで、単に資産を口座に眠らせておくよりも効率的に資産運用できます。

    なお、貸出期間は募集ごとに決定されますが、期間中は仮想通貨を売却・送金ができなくなるため注意が必要です。中途解約することもできません。

    関連:レンディング(貸し仮想通貨)サービスで利益を得る方法 メリットやおすすめサービスは

    4.強固なセキュリティ体制

    2019年7月、ビットポイントで仮想通貨の不正流出騒動が発生しました。流出したのはビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコイン、XRPの5銘柄で流出額は計35億円に上ります。

    しかし、それ以降ビットポイントはセキュリティ対策を強化しています。流出元のウォレットがホットウォレットであったため、顧客からの預かり資産については100%コールドウォレットで管理する体制に変更しました。

    また、マルチシグ方式の採用や、ネット上で2つのシステム間の情報のやり取りを秘匿化して情報漏洩を防ぐSSL証明技術・24時間365日の監視体制の導入など、顧客資産を保護する施策をめぐらせており、セキュリティの強化を経営上の重要課題として位置付けていることがわかります。

    5.ビットポイントの今後の展望

    ビットポイントにおいて今後想定される、サービスのローンチなどについて解説します。

    5-1 独自トークン・NFT/DeFiサービスの開発

    2020年9月、ビットポイントを運営するビットポイントジャパンは、ブロックチェーン開発企業Stake Technologiesとの協業を発表しました。

    協業内容は、ビットポイントジャパンが事業化を検討している取引所ネイティブトークン、NFT(非代替性トークン)DeFi(分散型金融)関連サービス、P2P電力取引の基盤開発において共同開発を行っていくというもの。

    Stake Technologiesは、独自のブロックチェーンAstarネットワークとShiden(紫電)ネットワークの開発をしており、Polkadot(DOT)エコシステムに貢献している企業です。

    共同開発において、同社がこれまでに積み上げたブロックチェーン開発の知見を用いて密に連携していくとしており、ビットポイントの独自トークンやDeFi・NFT関連プロダクトの開発促進が見込まれます。

    関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

    5-2 NFTマーケットプレイスを開発中

    ビットポイントは2021年5月にNFT事業に参入することを発表しました。

    Ethereum(ETH)のブロックチェーンを基盤としたNFTマーケットプレイスを開発中であると明かしており、ビットポイントの口座を持っている人であればそのまま利用可能になるとしています。また、NFTの売買で発生するネットワーク手数料(ガス代)は無料とすることを想定しているといいます。

    なお、開発中のマーケットプレイスはNFTサービス基盤のプラットフォーム上で動作するように設計しているといいます。そのため、マーケットプレイスの機能だけでなく、以下のような分野のサービスの提供も検討されています。

    • デジタルコンテンツマーケットプレイス
    • 会員権
    • アカデミック証書
    • チケット管理
    • ドメイン名オーナーシップ

    5-3 ファントークン・NFT発行の可能性

    2021年7月、親会社であるリミックスポイントは日本プロサッカーリーグ(J1リーグ)加盟のプロサッカークラブである横浜 F・マリノスとトップパートナー契約を締結しました。

    これに伴い小田玄紀CEOは、ビットポイントジャパンが保有するブロックチェーン技術を活用した、クラブ独自のファントークンの発行やNFTなどの将来的な協業も模索していくとコメントしました。

    将来、ビットポイントがクラブのファントークンやNFT発行のプラットフォームを提供する可能性が示唆された形です。

    関連:リミックスポイント、国内サッカークラブ「横浜F・マリノス」とパートナーシップ

    6.まとめ

    ここまで、ビットポイントの特徴やおすすめできる点について解説してきました。要点をまとめると以下の通りです。

    • TRXやADAを国内取引所として初めて上場させた。
    • 親会社は東証二部上場企業リミックスポイントで、その資金力や経営ノウハウをいかした安定した運営が期待できる。
    • 初心者から上級者まで幅広い層に対応した2種類の取引ツールを提供している。
    • 以前よりもセキュリティが強化され、安心して利用できるようになった。
    • 各種手数料が無料。
    • 開発中のNFTマーケットプレイスが完成したら口座を持っている人は利用可能。

    他の取引所で上場していない銘柄を取扱っていく戦略やNFTマーケットプレイスの開発や独自トークン発行の計画が進行していることなどを踏まえると、業界内で同取引所のプレゼンスが益々高まっていく可能性も考えられます。

    CoinPost App DL
    注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
    03/29 金曜日
    17:08
    HSBC銀行がトークン化されたゴールド商品を香港で提供開始
    HSBCは香港の個人投資家に向けて、オンラインバンキングとウェブサイトを通じたトークン化されたゴールド商品のアクセスを提供開始した。トークンはHSBC Orionプラットフォームで発行され、リテール向け、HSBCオンラインバンキングおよびHSBC香港モバイルアプリを通じて提供される。
    15:30
    Filecoinステーキング大手、Glifがポイントプログラム開始
    暗号資産(仮想通貨)ファイルコイン(FIL)の、ステーキング・プロトコルGlifがポイントプログラムを開始した。FILトークン保有者は流動性プールにFILを預けることで、Glifのネイティブ・リキッド・リース・トークンである「iFIL」を受け取り、運用できる。
    14:34
    イーサリアム共同創設者ブテリン氏、Dencun後の改善点を語る
    仮想通貨イーサリアムの共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏は、Dencunが完了した今後の技術的な改善点を提案した。
    14:11
    CoinTradeがソラナ含む4銘柄の取扱い開始、ステーキングサービスにSOL追加
    暗号資産(仮想通貨)販売所CoinTradeがソラナを含む4銘柄の取り扱いを開始。ステーキングサービスにSOLを追加した。条件をクリアすることでSOLをプレゼントするキャンペーンを開催中。ジパングコイン(ZPG)など三井物産デジタルコモディティーズも新規で取り扱う。
    12:55
    日本DAO協会4月1日に立ち上げ 府令改正も同日公布
    日本DAO協会が4月1日に設立される。DAOの自主規制や健全なエコシステムづくりを推進していくもので、協会自体の運営もDAOで行う計画だ。
    12:24
    ビットコイン7万ドル台で高止まり、ブラックロックの新規ファンド好調でRWA関連銘柄買われる
    暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが7万ドル台新高値をうかがう展開。アルト相場ではブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」絶好調の影響で、ONDOなどのRWA関連銘柄が買われた。
    11:30
    Googleサーチ、ビットコインやArbitrumなどのアドレスで資産残高を確認可能に
    全ての資産を表示するわけではなく、残高は各ネットワークのネイティブトークン(ETHやARB、OPなど)のみを表示。
    10:50
    5月のローンチ目指す、香港でビットコイン現物ETF申請のVSFG
    仮に香港で承認された場合、アジア初の事例となり、今後日本でのビットコインETF上場や発行にも追い風になりうるとみられる。
    10:00
    FTXのサム前CEOに懲役25年の判決 カリフォルニアで服役へ
    米国地方裁判所の判事は28日、破綻した仮想通貨取引所FTXのサム前CEOに対して懲役25年、および最大1.7兆円の資産没収という判決を言い渡した。
    08:40
    2.6兆円相当のBTC保有数到達、ブラックロックのビットコイン現物ETF
    純流入再び加速 ブラックロックのIBIT・ビットコイン現物ETFの運用資産は初めて、250,000 BTC(2.6兆円)を超えた。1月11日の取引開始からわずか11週間で2兆円…
    08:10
    Wormholeの仮想通貨「W」、取得開始日明かす
    Wormholeは、今月7日に、Wトークンのエアドロップアロケーションや適合対象アドレスを公開。ソラナ、EVM系、Sui、Aptos、Osmosis、Injectiveといったネットワークでのユーザーや、ソラナNo.1NFTコレクションである「Mad Lads」のホルダーを対象としている。
    07:40
    米投資会社、マイクロストラテジーの株はBTCより割高と指摘
    マイクロストラテジーの株価から概算する仮想通貨ビットコインの価格は17万ドル超であると米ケリスデールが分析。同社の株は、ビットコインに対し正当ではないプレミアムがついて取引されているとの見方を示した。
    07:20
    アバランチ財団「Codebase」、最初の支援プロジェクト15社を選出
    アバランチではすでに「Colony Lab」という分散型アクセラレーターが活動しているが、今回Codebaseと連携し支援対象への資金提供を拡大し、1プロジェクトにつき、100万ドルを超える金額を提供する可能性がある。
    06:45
    5月承認の可能性低いもBitwiseらがイーサリアム現物ETFの上場申請行う
    イーサリアムETFが現在の多くの申請の最終期限となる5月に承認される見込みは、SECがイーサリアム財団を調査しているとの報道などを受け大幅に後退している。1月には70%あったが、現在は20%程度まで低下してきた模様だ。
    05:50
    Bybit、ソラナミームコイン「POPCAT」の永久先物提供
    ソラナの仮想通貨ミームコインへの需要は未だ高い。代表的な犬系ミームコイン「WIF」は29日過去最高値を更新し、前日比で20%上昇している。

    通貨データ

    グローバル情報
    一覧
    プロジェクト
    アナウンス
    上場/ペア
    イベント情報
    一覧
    2024/04/06 ~ 2024/04/09
    香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
    2024/04/09 14:00 ~ 16:00
    その他 オンライン
    2024/04/13 ~ 2024/04/14
    東京 東京都港区
    2024/04/13 10:00 ~ 17:00
    その他 オンライン
    重要指標
    一覧
    新着指標
    一覧