大リーグ球団と提携
米大リーグのワシントン・ナショナルズは10日、大手ステーブルコインプロジェクトのテラとのスポンサー提携を発表した。
ナショナルズのMark Lernerマネジング・ディレクターは以下のようにコメントした。
ナショナルズはテラと提携して、UST通貨の決済利用を可能にするなど、新たなファン体験をナショナルズ・パークにもたらすことができ、大変嬉しく思う。
また、Terraform Labsの創設者であるDo Kwon氏は以下のようにコメントした。
このようにDAOとスポーツ球団が提携することで、仮想通貨やDeFi(分散型金融)について、より多くの人々にもたらすことができる。
今回のスポンサー契約を承認することで、コミュニティは、ワシントンD.C.の政策立案者などに、分散型通貨とその基盤となる急成長中の技術について教育する新たな手段を手にした。
ナショナルズは米国の首都ワシントンDCに拠点を置くMLB(メジャーリーグベースボール)球団。2019年には球団初のワールドシリーズ制覇を達成しており、過去には日本人選手の大家友和氏が在籍した経歴を持つ。
テラとは
テラは韓国発の大手ステーブルコイン・プロジェクト。現在はDAO(自律分散型組織)へと成長しており、ブロックチェーン業界でも急速に発展を遂げている。
DeFi(分散型金融)プロトコルのブロックチェーン・インフラとしても定評があり、執筆時点ではイーサリアム(ETH)ブロックチェーンに次ぐTVL額を誇る。
DAOとは
「Decentralized Autonomous Organization」の略で、自律的に機能する分散型組織を指す。一般的な企業などとは違い、経営者のような中央管理者が存在せず、参加メンバーやアルゴリズムによって運営管理が行われる。
▶️仮想通貨用語集
ネイティブトークンのLUNAトークンは時価総額TOP10にランクインしているほか、テラ・ブロックチェーン上の米ドル建ステーブルコインであるUSTも時価総額20位に位置している。