「手数料ゼロ」
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)は3日、独自のNFT(非代替性トークン)の電子市場をローンチすることを発表した。
「Kraken NFT」という新たなNFTプラットフォームは現在、「予約待ちリスト(waitlist)」の状態でユーザーが事前サインアップすることが可能だ。
この電子市場はOpenSeaなどと異なって、さまざまな法定通貨建てで売買可能。また、NFTのカストディ(保管)サービスもユーザーに提供し、プラットフォーム内の取引は手数料が無料になるという。
クラーケンのJesse Powell CEOは昨年12月にNFT電子市場の開発を明かした。当時はNFTを担保にした融資サービスも計画中と取材で話したが、今回の発表ではそれに触れていない。
現在、NFT電子市場を運営している仮想通貨取引所には、バイナンスやFTX、コインチェック、GMOなどがある。また、米最大手のコインベースは4月20日にベータ版のNFT電子市場をローンチした。
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