BSV、国内初上場
国内暗号資産(仮想通貨)取引所フォビジャパンは26日、ビットコインSV(BSV)の上場予定を発表した。ビットコインSVの日本国内での取扱い事例は初。
取引開始予定日は6月中旬頃で、取扱いサービスや取引される通貨ペアなどの詳細は後日告知される予定だ。
BSV上場後、フォビジャパンの取引所での取り扱い銘柄は20種類に拡大する見込み。
ビットコインSVとは
ビットコインSV(Bitcoin Satoshi Vision)は、2018年11月に起きたビットコインキャッシュ(BCH)からチェーン分岐して誕生した通貨。過去にサトシ・ナカモトを自称した経歴を持つ開発者のクレイグ・ライト氏ら主導の下、サトシの本来のビジョンへの原点回帰を目指すプロジェクトだ。
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2018年当時のハードフォークは、敵対する2つの思想を持つグループが別々のチェーンに分裂する敵対的ハードフォークとなり、市場にも大きな影響を及ぼした。
分裂元のビットコインキャッシュは国内でも複数の取引所で上場しているため、BCH保有者に付与される分のBSVは、日本円換金後に付与される事例も少なくなかった。
ハードフォークとは
ネットワーク仕様の改善・変更を指す。通貨・チェーンの分裂に至る「敵対的」なハードフォークと、開発者やコミュニティーの合意に基づき改善が実装される事実上の「アップグレード」となる2パターンがある。
▶️仮想通貨用語集
フォビジャパンは今月上旬にも、ポルカドット(DOT)とエンジンコイン(ENJ)の上場を行ったばかり。2022年に入ってから既に新規7銘柄の取引を開始していた。