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青天の霹靂で市場に冷や水・Upbit上場2銘柄では前日比一時200%高のコインも

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
ビットコイン価格は、SCEに申請中だった「ビットコインETF」の1つが否決されたことで大幅下落。本命視されているCboeのETFではないものの、相場に冷や水を浴びせた格好に。そんな中でも、韓国拠点のUpbit上場で、前日比一時200%高を超えるアルトコインも。

仮想通貨市場

仮想通貨市場は日本時間27日の早朝5時に、申請中のビットコインETFの一つが、米国証券取引委員会(SEC)に承認されなかったことが明らかになり、価格が急落しました。

出典:TradingView

ビットコイン価格は、内容が公開された朝5時頃から下落を開始、約2時間半で、92万円から87万円まで-5万円もの下落幅を記録、市場全体に下落の影響が波及しました。

再度米ドル建で8000ドル、日本円建で90万円を切ったビットコインですが、執筆時(19時30分)では、すでに復調傾向に相場が戻りつつあり、89万円まで価格を戻し、前日比−3.7%となっています。

ビットコインETFの期待感が、織り込まれつつある相場状況の中で、ETF非承認の影響が必要以上に大きな影響を与えなかったのは、今回のETFが市場の期待感を背負う「本命」ではなかったことが大きな理由と言えます。

現在、米国史上初となるビットコインETFの誕生事例となることが期待されているのは、ビットコイン先物を取り扱うCboeに上場を予定している.Vaneck SolidX Bitcoin TrustのETFであり、この可否判断が”今後の要”とされています。

CboeのETFは、BTCや現金のカストディを含む複数の専門業者が参画していることや、SECのETFに対する公式コメント欄への支援表明が相次いでいる点が挙げられます。

一時的に急落が確認されたものの、依然としてCboeの可否判断が判明する日程(早ければ8月10日、また16日との見解も多い)を目処に、相場が形成される状況は依然変わりないと言えるでしょう。

上場情報が価格に反映されつつある

数日前より、流動性に直接的な影響が出る主要取引所の上場情報にて、価格への影響が顕著に表れていますが、本日もアルトコイン市場で盛り上がりを見せる韓国市場で運営を行うUpbit上場が発表された2通貨が、価格を暴騰させました。

DMarket(DMT)とRefereum(RFR)が、上場を発表した通貨であり、共に50%を超える高騰、またDMTに限っては一時前日比で200%を超えました。

Binance投票で投票操作疑惑

現在Binanceで行われている取引所Binanceの上場投票ですが、上場インパクトの強さが顕著になる中で、各通貨の支持者が、その通貨を上場させるために投票が過熱する動きが見られており、同社CEOであるCZ氏が、ツイッターにて「投票操作の疑いがある場合は、厳しく追及を行う」と言及しています。

投票にて動いているBNBを単純計算すると、日本円換算で1億円を悠に超えており、投票でかなりの額が動いていることがわかります。

出典:Binance

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

マネックスグループ(8698)が、前引け後に「2019年3月期第1四半期決算」を発表。18年4~6月期の純利益を2.7倍の11億円、営業収益は前年同期比14.9%増の136億円と拡大させました。

しかし、市場期待度の高い仮想通貨取引所コインチェックに関する進展が見られず、実質的な”営業停止”状態が続く失望感などから、後場寄りから7%安の急落。決算資料でも以下の内容が表記されており、ユーザーからも一刻も早いサービス再開が待ち望まれています。

2018年1月のサービス停止後、基本的に既存顧客の保有する仮想通貨の売却のみを受付ており、1Qは3億円の赤字。

・コインチェックの抱える約170万のユーザーは若年層が中心で、将来的にユーザー1人当たりの金融資産や取引金額が成長していく可能性が高い

・マネックス証券とは顧客の年齢層が異なることから、相互送客にシナジーがあり、グループで顧客基盤の拡大が期待できる

コインチェックは、昨今、仮想通貨交換業者に期待されるようになった、高度なセキュリティ管理態勢を始めとした 内部管理態勢を構築。今後、セキュリティ技術や管理ノウハウをさらに高め、「高度技術集積産業」として、提供する付加価値に見合う相応の収益性を確保。

出典:マネックスグループ決算資料

なお、決算懸念を通過したことによる一定の安堵感などから、大引けにかけて買われ行き、終値では4.12%安の582円まで戻しています。

本日早朝にかけてビットコイン価格が急落したことで、仮想通貨(ブロックチェーン)関連株も全面安に。REMIX(3825)が5.35%安、グノシー(6047)が5.14%安となるなど、後場寄りのマネックスに連れ安する形で下げ足を強めました。

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。

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