はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「バイナンス・ジュニア」、キッズ向け仮想通貨口座導入 安全性に関する議論も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

シンプルアーンで金融学習と貯蓄可能

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは3日、キッズ向けの仮想通貨プログラム「バイナンス・ジュニア」を発表した。

これは、地域の法律にもよるが6歳から17歳程度の若年ユーザーが、親の監督の下でバイナンス・ジュニアアカウントを使用できるものだ。親のアカウントのサブアカウントとなり、法的には親が所有する。

このアカウントでの機能は一般よりも制限されている。まず、若年ユーザーは、ジュニア・フレキシブル・シンプルアーンを通じてアカウント内で仮想通貨を運用可能だ。バイナンスは、これにより子供たちの金融学習と貯蓄を支えるとしている。

口座へは、親のマスターアカウントから直接資金を送金するか、オンチェーン送信で入金することができる。

フレキシブル・シンプルアーンは、保有する仮想通貨を一定期間預けて、利回りを得るサービスだ。資金はいつでも引き出し可能である。

関連:バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施

13歳以上のユーザーは、バイナンスペイ機能を使用して他のバイナンスジュニアアカウントや親のアカウントに送金することが許可されている。出金、取引、ジュニアアカウントから親以外の成人ユーザーなどへの支払いはできない。

他のジュニアアカウントへの送金には、1日あたり400ドルという上限が設定されている。親は最大5つのジュニアアカウントを自分のプロフィールと紐づけ可能だ。なお、以上の対象年齢や利用可能かどうかは地域の規制によって差異がある。

Decryptによると、バイナンスの広報担当者はバイナンス・ジュニアを「家族向けアプリ」として構想しており、親が子供に仮想通貨や貯蓄を紹介するために使用できると述べた。

研究によると、正式な貯蓄口座を早期に利用することで、長期的な金融習慣とリテラシーが育まれることが示されているともコメントしている。

一方で、今回のプログラムは将来の顧客獲得を狙ったものだという指摘や、子どもたちをターゲットにすることの是非についても意見が上がった。子どもたちを対象とするのは無責任であり、仮想通貨口座は普通の銀行口座を開設することとは異なるという意見である。

共同CEO体制に

バイナンスは3日、共同創業者のイー・ハー氏が同社の共同CEOに就任すると発表したところだ。リチャード・テン現CEOと共同でバイナンスを率いていくことになる。ハー氏は就任にあたり、次のようにコメントした。

規制された金融市場で数十年の経験を持つリチャード氏と共に事業を構築できることを光栄に思う。

私たちは多様な視点を持ち寄り、この重要な時期に業界の未来をリードしていくことに自信を持っている。責任を持ってグローバルなプレゼンスを拡大し、ユーザーを常に中心に据えた持続可能なイノベーションを推進していく。

ハー氏はこれまでバイナンスのマーケティング責任者を務めてきた。また、バイナンス前CEOのチャンポン・ジャオ(CZ)氏らが率いるベンチャーキャピタル「YZiラボ(旧称:バイナンス・ラボ)」はハー氏とCZ氏の資産を管理するファミリーオフィスの役割も果たしている。

関連:CZ率いるYZiラボ(旧:バイナンスラボ)、エセナへの投資拡大 USDe採用促進へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11:15
メタマスク、最大1万ドルの損失を補償する「トランザクション・シールド」開始 
仮想通貨ウォレット「メタマスク」が有料補償サービス「トランザクション・シールド」を開始。対象となる取引について月額9.99ドルで最大1万ドルの損失を補償する。
11:02
NTT Digital、仮想通貨ソラナのバリデータを運用開始
NTTドコモグループのNTT DigitalがSolanaバリデータ運用を開始。Dawn Labsが技術支援を担う。国内ではモブキャストHDもソラナ財団認定を取得するなど、企業参入が加速している。
10:45
三井物産デジタルAM、デジタル証券ファンドを早期償還
三井物産デジタル・アセットマネジメントは、デジタル証券ファンド「日本橋・人形町」を早期償還し、当初予想3.0%を上回る年5.0%の利回りを達成。累計利益分配金は25億円を突破した。
10:30
「バイナンス・ジュニア」、キッズ向け仮想通貨口座導入 安全性に関する議論も
バイナンスが6~17歳向けの仮想通貨プログラム「バイナンス・ジュニア」を開始した。親の監督下でシンプルアーンによる資産運用などが可能となる。
10:26
イーサリアム保有企業購入量、ピークから80%急減 ビットワイズが指摘
ビットワイズの報告によると、イーサリアム保有企業の11月購入量は8月比81%減の37万ETHに急減。一方、ビットマイン社は12月に1.5億ドル相当を追加購入し、フサカアップグレードへの期待を示した。
10:00
スターテイルとソニーのソニューム、ステーブルコイン「USDSC」をローンチ
スターテイルとソニーのソニュームは、米ドルステーブルコインUSDSCと報酬システムSTAR Pointsのローンチを発表。ソニューム上の新時代のブロックチェーン体験を強化すると説明した。
09:45
ビットコインが1万ドル反発、イーサリアム「フサカアップデート」好感で10万ドル視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは反発の勢いを強めている。ETHの「フサカ・アップデート」を好材料とし、2日に付けた8万3,000ドル台から1万ドルの上昇を見せた。
08:55
米SECが仮想通貨含む高レバレッジETFを阻止、3倍・5倍商品の審査停止を通告
米SECが株式や仮想通貨の日次リターンを3倍・5倍に増幅するETFの審査を停止した。プロシェアーズは3倍レバレッジ仮想通貨商品を含む複数の申請を取り下げている。
08:02
アンソロピックが来年IPO検討か、評価額3000億ドル超目指す=報道
AI企業アンソロピックが早ければ来年にもIPOを検討している。マイクロソフトとエヌビディアから合計150億ドルの出資確約を得ており、オープンAIと上場を競う。
07:35
DeFi保険サービス「Firelight」、XRPのステーキング機能をローンチ
DeFiの保険サービスを開発するFirelightは、Firelight Protocolをローンチ。まずは仮想通貨XRPをステーキングできる機能を提供する。
07:00
イーサリアム「フサカ」実装完了、レイヤー2取引手数料削減
仮想通貨イーサリアムの「フサカ」アップグレードが実施された。PeerDAS技術の導入によりバリデーターの処理負担が軽減され、レイヤー2の取引速度向上と手数料削減が実現。次期アップグレード「グラムステルダム」の準備も進行中だ。
06:35
フランクリン・テンプルトンもソラナETFを上場、ステーキング報酬を付与
米大手資産運用会社フランクリン・テンプルトンがソラナETFをNYSEアーカに上場した。最大100%のステーキングで報酬を付与。コインベースが管理を担当。
06:10
ソラナスマホの独自仮想通貨「SKR」、来年1月発行予定 30%がエアドロップに
スマホ製造のソラナ・モバイルがネイティブトークンSKRを2026年1月に発行すると発表した。ローンチ時に30%がエアドロップされる。
05:45
ストラテジーがMSCI指数残留へ協議、ドル準備金確保は弱気相場への備え
ストラテジーのセイラー会長は指数プロバイダーMSCIとの協議を認めた。同社は14.4億ドルの米ドル準備金を確保しており、クリプトクアントはビットコインの長期的な下落に備えた戦術的転換と分析。
12/03 水曜日
17:03
XRP現物ETF、2週間弱で約1200億円規模に到達 仮想通貨ETF史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧