はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ドリコムが手がけるブロックチェーンゲーム、タイトルは『Eternal Crypt -Wizardry BC-』に決定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Eternal Crypt -Wizardry BC-

ゲームエンターテイメント企業の株式会社ドリコムは5日、自社が保有する「Wizardry」の知的財産権を活用し、チューリンガム株式会社と共同で開発を進めているブロックチェーンゲームの新タイトルが『Eternal Crypt -Wizardry BC-』に決定したと発表した。

同時にゲームの公式サイトとSNSも公開された。これにより、開発状況やNFT(非代替性トークン)の販売情報など、最新のアップデートが随時公開されることとなる。今後、ゲーム内で活用可能なNFTの販売も検討されており、最新情報は公式SNSアカウントを通じて順次発表される予定だ。

「Wizardry」は、1981年に米国でリリースされたパイオニア的なロールプレイングゲーム(RPG)。パーティー編成、ダンジョン探索、モンスターとの戦闘、キャラクターの成長といった要素は、その後の数多くのRPGに影響を与えており、RPGの始祖のひとつとされる。

今回開発中の『Eternal Crypt -Wizardry BC-』は、Wizardryの世界観を基にしたブロックチェーンゲーム。ゲームとしての楽しさを保ちつつ、ブロックチェーン技術、特にWeb3の世界に没入できる作品を目指している。パブリッシングは、UAE ドバイを本拠地とするZEAL NOVA DMCCが担当する予定。

関連:Apple App Store初の試み、Axie InfinityがiOSで外部NFTを活用

Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

▶️仮想通貨用語集

ブロックチェーンゲームの課題解決へ

開発パートナーのチューリンガム株式会社は、東京証券取引所スタンダード市場に上場している株式会社クシムの子会社で、ブロックチェーン技術やWeb3領域に特化したコンサルティングサービスを提供している。これらの専門知識を活用し、『Eternal Crypt -Wizardry BC-』の開発を行っていく。

『Eternal Crypt -Wizardry BC-』の開発に際しては、これまでのブロックチェーンゲームにおいて浮き彫りになっているトークノミクスの問題点を解消することを重視している。開発チームは持続可能なトークノミクスの構築をミッションの一部と定め、その実現に取り組んでいる。

近年注目を集めている「プレイ・トゥ・アーン」モデルを採用したブロックチェーンゲーム、例えば「Axie Infinity」などは、プレイヤーがゲーム内で仮想通貨を獲得し、その通貨を現地の法定通貨に換金することが可能という新たなビジネスモデルを導入した。しかしこのモデルには課題もあり、仮想通貨の価格変動によりゲーム内トークンの価値が下落し、結果としてユーザーベースの維持が困難になるという問題が生じている。

本作は国内外でのリリースを予定しており、東南アジアや欧米など、世界各地でのプレイヤーやファンに楽しんでもらえる作品を目指すという。ゲーム内でのIPのコラボレーションや、他のNFTプロジェクトとの連携も視野に入れる。

株式会社ドリコムは、東京に本社を置くエンターテインメント企業で、モバイルゲーム開発会社として10年以上の経験を有す。

ウィザードリィは、時間を経ても多くの系列タイトルが発売されている中、ドリコムは2020年に「ウィザードリィ」シリーズのうち、『Wizardry6』、『Wizardry7』、『Wizardry8』、『Wizardry Gold』の著作権および「ウィザードリィ」の国内外の商標権を取得した。

なお、ドリコムが既に公表している新作モバイルゲームタイトル『Wizardry Variants Daphne』と、今回発表の『Eternal Crypt -Wizardry BC-』は、別のゲームであることが強調されている。

関連:ドリコムとチューリンガム、RPGの先駆け「Wizardry」のブロックチェーンゲーム開発を発表

NFTとは

NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/21 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコインの2026年相場予測やブロックチェーン人気ランキングなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、流動性低下で来週も不安定な展開か|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインの今後の見通しをbitbankアナリストが解説。年末のホリデーシーズンで流動性が低下する中、来週にかけても方向感に欠ける展開が続く可能性。12月の米雇用・物価データが金利見通しの鍵を握る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|与党税制改正大綱の決定に高い関心
今週は、米SECのポール・アトキンス委員長の講演、ノルウェー政府系ファンドによるメタプラネットのビットコイン戦略に対する支持、政府・与党の2026年度税制改正大綱の決定に関する記事が関心を集めた。
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
10:33
ビットコイン提唱者ルミス米上院議員が再選不出馬、仮想通貨法案成立に注力へ
仮想通貨推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員が2026年の再選不出馬を表明した。任期終了までに包括的な仮想通貨規制法案や税制改革の成立を目指す方針を示している。
10:05
「ビットコイン価格は2035年に2億円に到達」CF Benchmarksが強気予想
CF Benchmarksが2035年の仮想通貨ビットコインの価格を基本シナリオで142万ドルと予想した。ゴールド市場のシェアを獲得することなどを前提とし弱気・強気シナリオも算出している。
09:10
イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」
仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。
08:15
ビットコイン、弱気相場入りか クリプトクアントが需要減速を指摘
クリプトクアントが仮想通貨ビットコインの需要成長鈍化を指摘し、弱気相場への移行を指摘。ETFの純売却や大口保有者の需要縮小、デリバティブ市場のリスク選好低下などが要因として挙げられている。
07:10
コインベース、2026年の税制変更で予測市場がギャンブルより有利になると指摘
コインベースが2026年の見通しレポートで、トランプ大統領が署名したワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法により予測市場が従来の賭博より税制面で有利になる可能性があると指摘した。
06:50
アーサー・ヘイズ、FRBの新資金供給策RMPでビットコイン4年サイクル論が終焉と再度主張
著名トレーダーであるアーサー・ヘイズ氏がFRBの準備金管理購入プログラムを分析し、実質的な資金供給(QE)により仮想通貨ビットコインの従来の4年サイクルが崩れたとの見解を示した。ビットコインは2026年に20万ドルに向かうと予測。
06:20
仮想通貨の冬到来か、フィデリティ責任者がビットコインの2026年底値を6.5万ドル付近と予測
フィデリティのグローバルマクロ責任者ジュリアン・ティマー氏がビットコインの強気サイクル終了の可能性を指摘し、2026年の底値を6.5万ドルから7.5万ドルと予測した。機関投資家の参入により従来のサイクル論が変化しているとの見方が広がっている。
05:45
米FRB、仮想通貨企業向け「簡易版マスターアカウント」開設に進展か
米連邦準備制度理事会が仮想通貨関連企業を含む適格機関に決済サービスへの限定的なアクセスを提供する「ペイメントアカウント」案についてパブリックコメントを募集開始。
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧