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仮想通貨のベアマーケット(弱気相場)に存在する『5つのステージ』

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の弱気相場に存在する『5つのステージ』
「CryptoCurrency」コラムに投稿されたミーム(meme)のアイデアでは、弱気相場には「5つのステージ」があるとされる。

仮想通貨の弱気相場に存在する『5つのステージ』

仮想通貨保有者には、年初から長い弱気相場が継続している。

仮想通貨のほとんどが90%以上価値を失い、昨年のようなムーン相場への期待は薄れつつある。

そんな中、世界最大級のファイル共有サイトRedditの「CryptoCurrency」コラムに投稿されたミーム(meme)からアイデアを得て、弱気相場には「5つのステージ」があると言及した。

5 Stages of a Bear Market by nulltx on TradingView.com

1:否定

弱気相場の第一ステージは、強気相場が終了したことを「否定」することに始まる。

いかにテクニカル指標が強気相場の終了を示していても、投資家は固まり、感覚が麻痺してしまう。

保有し続けるすることに疑問を持ち始めると、無意識にムーン(月)から地球に戻って来てしまうことを意識し始める。

現在の弱気相場に対し、2018年の1月付近に起こった、ビットコインにおける否定ステージのケースでは、最高値の19,000ドルから12,000ドルまで大幅下落した後、価格は再び18,000ドルまで急上昇した。

2:怒り

このステージになると、日に日に価値が下がって行くのを見るだけで、怒りが沸いてくることになる。

その状況になり、自分自身に問いかけるのだ。

「なぜ、自分の通貨が下がり続けているのか」

「もっと早く売却しておけばよかった」

ただし、ここで損切りして保有通貨を全て売却すると、後々底値だった事が明らかになってしまうこともある。

ビットコインの場合、2018年2月辺りに6800ドルの底値到達で”怒りステージ”が到来していた。

2ヶ月で65%もの下落を見せたら、地獄に落ちた気分になるのも無理はない。

3:交渉

市場全体が上向きに変わっていくにつれ、FOMO(取り残されることの恐れ)が以前あったかもしれない合理的思考を飲み込み、弱気相場は第3ステージに突入する。

ここでいずれ来る上昇トレンドに乗り遅れないよう、新たに買い増してしまいがちだ。

やはり、”怒りステージ”中に保有していた仮想通貨のほとんどを売却してしまったことで、虚しさが残ってしまったのが要因と言える。

2018年3月辺りに起こったビットコインの第3ステージでは、9500ドルラインのサポートから反発し、価格が11,000ドルに上昇していた。

4:憂鬱

仮想通貨市場が底値で売り、高値で買うよう仕向けていた事に気付いた時に、「憂鬱」状態が訪れる。

厳しい現実と直面し、以前の順調だった相場が終わったことを実感する。

これまで頻繁にチェックしていたポートフォリオを見ることがなくなり、仮想通貨に興味を示さなくなっていく。

もし早めに売却し、睡眠に時間をかけれていなら、ランボルギーニを購入することが出来ていたことを考えるのがこの時期だ。

ビットコインの場合、”憂鬱ステージ”は2018年7月頃に起きた。

BTC価格は約7カ月もの間低迷し、回復の可能性は以前よりも低くなっている。

5:受容

弱気相場の最終かつ最も苦しいステージは『受容』である。

この段階で大半の投資家が仮想通貨は価格だけではないことに気付く。

仮想通貨プロジェクトの中には、本当に革命的かつ破壊的な技術があるものも複数あり、仮想通貨自体がもつポテンシャルが見え始めてくる。

ビットコインの場合では、弱気相場のステージ最後の”受け入れステージ”は現在のことを示している。

ここ4ヶ月間で起こった6000ドルサポートラインでの反発後、投資家たちは最高値更新をそう簡単には期待していない。

また、仮想通貨が本質的に求めている主流採用には、まだ克服しなければならない複数の課題が残っていることに気付き始める。

参考記事:The 5 Stages of a Bear Market

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