「1.5プレイヤー」のAIシミュレーションゲーム
Web3系NFTトレーディングカードゲーム「Parallel(パラレル)」を開発するParallel Studiosは15日、AIシミュレーションゲーム「コロニー」のホワイトペーパーを公開した。発表を受けて、ガバナンストークンである「PRIME」は6%以上上昇した。
コロニーに関しては、公式側が昨年から断片的に紹介していたが、ゲームメカニズムに関するより総合的な内容となる。
今回の内容で新たに判明したのは、コロニーをホストするブロックチェーンで、ソラナ(SOL)ブロックチェーンが利用されることが記されている。
ソラナの価格は、今回イーサリアム基盤の大型カードゲームによって採用されることを受け、前日の下落から反騰し、2021年12月以来2年以上ぶりに180ドル台を回復した。
コロニーとは、OpenAIの基盤技術とゲームエンジンのUE5を駆使し、「アバターNFT」というAIエージェントを使って、限定された人間プレイヤーのコントロールによって資源の開発や取引が半自動的に実行され、PRIMEトークンを得ることができるゲームだ。
アバターNFTは、ゲーム環境内で自身のソラナウォレットを持つことができ、自律的にPRIMEトークンの受送信を行い、ソラナブロックチェーンにデータの転送記録を記入することになる。
「1.5プレイヤー・シミュレーション」とも呼ばれるこのゲームは、既存のAI用途であるチャットや検索の領域を超えて、より適応可能なAIエージェントを導入することで、既存のユーザー向けの人工知能の領域を打開しようとしている。
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11,001体のアバターNFTは、現在イーサリアムメインネット上で存在しているが、ゲームリリース後は、ユーザー基盤を拡大するために、特徴のないアバターNFT(Parallel Universal Avatar)をソラナ上で発行する予定だ。
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