CoinPostで今最も読まれています

リップルネットに新企業が加入|増加するRipple社との提携企業

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

英オンライン決済サービス会社MoneyNetIntが、リップルネットに参加
今週リップル社が提供するリップルネットに新たなイギリス企業MoneyNetInt社が加わり、イスラエルの新シェケル建てでの支払いが簡易になった。リップルネットの他にもxRapid、XRPの使用・採用実例は増加しつつある。

リップル社とイギリス送金企業が提携を発表

10月15日、米リップル社が提供している国際送金ネットワーク、リップルネット (RippleNet)にイギリスのオンライン決済および送金サービス会社であるMoneyNetInt社が加わった。

MoneyNetInt社は、イギリスの金融行為監督機構 (FCA)より電子マネーの発行と決済サービスの認可を受けており、企業および個人向けの幅広いオンライン金融サービスを提供している。

中でも、国境のないオンラインショップなどの中小企業向けの決済サービスや、40カ国を超える国々へ現地通貨建ての国際送着金サービス及び為替業務を行なっていることから、リップルの国際送金ネットワークへ参加することは、同社の主要な事業内容の効率化につながると思われる。

MoneyNetInt社、CEOであるYishay Trif氏は、リップル社との提携について次のように述べている。

リップル社との提携は、決済業界の革新的分野に進出するとともに、この分野で画期的な企業となるという当社の戦略上の布石の一つである。

リップルネットが、その参加者全てに、統一パラメータが設定されたプラットフォームとして機能するということは、国際金融機関間の調和プロセスを容易にする。

弊社にとって、この協業は顧客に高度なサービスを提供する能力の飛躍的な進歩を意味する。

一方、リップル社の顧客管理責任者であるNadeem Ladki氏は次のように述べ、この提携の意義を高く評価している姿勢を見せている。

我々もMoneyNetInt社とのパートナーシップを歓迎している。

リップルネットの他の参加者の代理として、ユーロに加え、イスラエルの新シェケル建てでの支払いを容易にする同社の力量は、ネットワーク全体を拡大するための、さらなる大きなステップとなる。

MoneyNetInt社は、Rippleのブロックチェーン技術を活用することで、顧客の為替レートを簡素化し、削減することができ、さらに決済のスピードを高め、これまで困難であったり、コストがかかりすぎていた新たな市場へもサービスを提供することができるようになる。

MoneyNetInt社のプレスリリースによると、同社はすでにリップルネットとの統合および展開プロセスを完了しており、ネットワーク参加者は、APIの追加実行なしに、MoneyNetInt社のサービスに接続できるとのこと。

また、既に2社のリップルネットワーク参加者からの決済指示を受注し、支払い処理を進めていると付け加えている。

リップルネット加入済みの企業一覧

リップルネットには、数多くの金融機関や企業が参加しており、そのネットワークは世界の6大陸を跨ぐ40カ国以上に拡大しており、その数は100社を超える。

世界の名だたる金融機関がリストに名を連ねているが、主だった一部だけでも以下のような企業が名を連ねる。

  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ
  • みずほフィナンシャル・グループ
  • 三井住友信託銀行
  • SBIホールディングス
  • Bank of America Merrill Lynch
  • Barclays
  • Santander
  • American Express FX International Payments
  • MoneyGram
  • Western Union

大手金融機関への技術導入もさることながら、日本の一般ユーザーに直接関係するのは、SBI Ripple Asiaが今月4日からダウンロードが開始された、スマートフォン支払いアプリ『マネータップ』であろう。

仮想通貨XRPの採用事例

またリップル社のリップルネットだけではなく、仮想通貨XRPの採用事例も最近新たな発表があり話題を呼んでいる。

ひとつは仮想通貨を担保に現金融資を行うNexoプラットフォームに、従来の4種類の仮想通貨に、XRPが加えられたことであり、もう一つは、シェアリング・エコノミーアプリ「Omni」でもXRPでの支払いが可能になっている。

リップルネットワークを筆頭とした、リップル社の快進撃が続いているようだ。

CoinPostの関連記事

仮想通貨リップルの採用事例が新たに2つ|XRP担保で最大2.2億円までローン融資も可能に
仮想通貨貸金サービス企業NexoがXRP担保で最大2.2億円貸し出しが可能となるローンの提供を発表した。その他でも仮想通貨XRPの実用例が進んでいる。
SBI Ripple Asia:リップルDLTベースの支払いアプリ『マネータップ』一般サービス開始
SBI Ripple Asiaは、米リップル社のxCurrent技術を搭載、財務局認可済みスマートフォン支払いアプリ『マネータップ』の一般サービスを10/4に開始した。iOSとAndroid版でインストール可能に。3銀行で送金手数料を無料にすることで、少額送金のキャッシュレス化を促進する。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/23 火曜日
14:00
ベネズエラ、石油取引で仮想通貨使用を加速か
ベネズエラの国営石油会社PDVSAは原油と燃料の輸出において、暗号資産(仮想通貨)の利用を増やす計画だ。背景には米国による制裁再発動がある。
13:00
SEC弁護士2名が辞任、「重大な権力乱用」と非難受け 
米仮想通貨企業Debt Boxに対する訴訟において、連邦地裁が「重大な権力乱用」を理由に米国証券取引委員会に制裁を課したことを受け、同委員会の担当弁護士2名が辞任したことがわかった。
12:00
「スイス中銀はビットコインを準備資産に持つべき」2B4CHが提唱
スイスの仮想通貨擁護団体「2B4CH」は、スイス国立銀行がビットコインを準備金として持つことを提唱している。国民投票を目指す計画だ。
11:00
米大統領候補ケネディJr氏、ブロックチェーンによる国家予算監督を提唱
米大統領選候補のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は21日、米国の国家予算をブロックチェーンに記録して透明性を高めるという考えを披露した。
10:12
NY証券取引所、取引時間の延伸を検討か
仮想通貨と同様に株式等を24時間取引できるようにすることのメリットなどを、ニューヨーク証券取引所が市場参加者に調査していることがわかった。調査の概要が明らかになっている。
09:25
Xverseウォレット、ビットコインRunes機能対応
XverseはOKXのOrdinalsマーケットプレイスや、Magic EdenのビットコインNFT電子市場で利用可能だ。ライバルの仮想通貨ビットコイン専用ウォレット「UniSat」もRunesに対応済み。
08:00
FTX、ロックされたソラナを個人投資家参加のオークションに
FTXは4月上旬ロックされたSOLを清算するために、高割引として、2,500万~3,000万の仮想通貨SOLを約19億ドル相当で売却。これは、1トークン=64ドルの安値だったが、当時の価格は約175ドルだった。
07:15
スクエニ「シンビオジェネシス」、世界展開をアニモカJPが支援
スクエニのNFTコレクティブルアートプロジェクト「シンビオジェネシス」の世界展開を支援するとアニモカブランズジャパンが発表。400社超のWeb3企業に投資するアニモカブランズのネットワークも活用する。
06:45
Magic Eden、ビットコインのミームコイン規格Runesに対応
Runesはビットコインの4度目の半減期が発動した4月20日にローンチされたビットコインメインネット上で代替可能な新規ミームコインを発行するプロトコルで、既存のBRC20トークン規格の改善版に当たる。
05:55
コインベース、AI・ゲーミング仮想通貨銘柄新規上場
KARRATプロトコルは、仮想通貨KARRATによってサポートされた分散型ゲームインフラストラクチャレイヤーで、ゲーム、エンターテインメント、AI主導の体験進化を加速させることを目的としている。
04/22 月曜日
14:47
ビットコインの新規格「Runes」、半減期後の需要殺到でBTC取引手数料が急騰
半減期直後の仮想通貨ビットコインにおいて、新規格「Runes(ルーン)」の影響が大きな反響を呼んだ。Ordinals(オーディナル)」開発者であるCasey Rodarmor氏が生み出したものであり、そのメリットに焦点が当たっている。
14:16
米ブロック社支援のマイニング企業Gridless、ケニアで再生エネルギーの利用促進
仮想通貨マイニング企業Gridlessは、アフリカ各国で太陽光や地熱を利用してBTCマイニングを行っている。地域の電力網にも貢献する仕組みだ。
12:20
マウントゴックス弁済巡る思惑強まる、公式サイトで日本円などの支払いオプション提示か
破綻した仮想通貨取引所マウントゴックスは、債権者への仮想通貨弁済について詳細を記した表を更新した.。返還金の売り圧も懸念されているところだ。
12:08
ビットコイン半減期後に相場反発、マイナー収益や取引手数料高騰の背景は?
米株指数が下落する中、半減期後のビットコイン相場は自律反発後の方向感に欠ける展開に。一方で、Runes(ルーン)台頭の影響で取引手数料およびマイナー収益は記録的な数値を観測した。
04/21 日曜日
18:28
大手仮想通貨取引所BingX CPO、ビットコイン半減期の影響を語る
暗号資産(仮想通貨)業界で4年に1度のビットコイン(BTC)の半減期が訪れる中、TradingViewの「ベスト暗号資産取引所2021 & 2022」の受賞歴を持つBingX(ビンエックス)のヴィヴィアン・リン氏にインタビューを実施しました。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧