「お金でカルチャーは買えない」指摘も
イーサリアムのレイヤー2ネットワークであるBNBチェーンは、現在のミームコイン潮流に乗るべく、100万ドル(1.5億円)の招致報酬を用意したと発表した。
BNBチェーンは、昨日発表した「ミーム・イノベーション・バトル」というコンペで、ネットワーク上でミームコインを作成し、特定の(大規模な)取引マイルストーンに到達した開発者の間で、最大100万ドルの報酬プールを山分けするとした。
コンペへの参加者は、来週の火曜日までに登録する必要がある。その後1ヶ月間にわたり、参加するミームコインがユーザーの間で人気を競い合う。
報酬対象となる「最優秀」ミームコインは、5月10日までに到達した累計出来高が50%、到達した有効トークン保有者数が40%、時価総額が10%との比重で評価される。
そして、4月の終わりに、BNBチェーンは最も成績の良かった上位10コインを発表し、参加するすべてのミームコインが達成した取引量を評価。すべてのトークンの出来高が合計で300億ドルを超えた場合、成績上位10コインに分配される報酬のプールは100万ドルとなるという。
ミームコインはソラナのBONKやWIF、イーサリアムのPEPEやSHIBの高騰をきっかけに、今年の市場環境(メタ)における重要なテーマの1つとなってきた。
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BNBチェーンの他、アバランチ財団もミームコイン取引による資金流入を引き込むために、ミームコインの大量購入を実施している。
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一方、ミームコインはオーガニックに発生するもので、お金でカルチャー(ネット文化)を買うことはできないと、ソラナのRaj Gokal共同創設者はSNSで指摘している。
最近、Xやテレグラムのコミュニティの主導によって脚光を浴びているミームコイン銘柄は、DegenやBoden、Mewなどが挙げられる。
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