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BNBチェーンの収益指標、前四半期比70%増の成長を遂げる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

預け入れ総額(TVL)9,600億円に到達

暗号資産(仮想通貨)データを分析するCoin98 Analyticsは4日、イーサリアム(ETH)のレイヤー2(L2)ネットワーク「BNBチェーン」についてのレポートを投稿した。Token Terminalのデータを参照している。

BNBチェーンは、2024年第1四半期(1~3月:1Q)にすべての収益指標において、前四半期比で70%以上の成長を遂げた。

たとえば、BNB取引量は前四半期比で2.3倍、前年比2.8倍に増加している。2024年1Qに6,686万ドル(約101億円)の手数料収益があり、2023年4Q(10~12月)の3,921万ドル(約59億円)から70.5%成長した。

この背景にはユーザー活動の増加がある。1QにはBNBトークンの所有者が前四半期から14.4%増えて1億1,300万人を超えた。

日次アクティブアドレスの数は前期比26%増の、130万に到達。1Qの総トランザクション数は3億7,800万件近くで、これは前期比で10.2%減少しているものの、過去一年の範囲では増加傾向だ。2023年1Qのトランザクション数は約2億9,400万件だった。

さらに、預け入れ総額(TVL)も増えており、1Q中に63億ドル(約9,600億円)以上に達している。前四半期比で65.6%増となった格好だ。970万以上のNFT(非代替性トークン)が作成され、NFTの販売量も前四半期比で3.4倍に増加した。

出典:DeFiLlama

なお、DeFiLlamaによると記事執筆時現在で、イーサリアムを除くTVLの割合はトロン(TRON)のチェーンが1位で11%、BNBチェーンが2位で6%、3位がソラナ(SOL)のチェーンで5%となっている。

関連: bitbank、ビルドアンドビルド(BNB)を上場へ 国内2例目

BNBチェーンの動き

BNBチェーンは、大手仮想通貨取引所バイナンスが主導していたブロックチェーンだが、2022年にコミュニティ主導へと移っていることを背景に「バイナンススマートチェーン(BSC)」から、「BNBチェーン」へ改称した。

プラットフォームの独自トークンBNB(バイナンスコイン)も、BNB=「Build and Build(ビルドアンドビルド)」と名称変更している。BNBチェーンのエコシステムやコミュニティが、すでにバイナンスという取引所の枠を超えていることをこうした変更の理由としていた。

BNBチェーンは現在、預け入れ総額(TVL)を増加させるためのインセンティブ・プログラムも開催しているところだ。TVLを増やし、その額を5月20日まで維持することができたプロジェクトに、賞金総額最大16万ドル(約2,430万円)を用意している。

BNBチェーンは昨年12月、従来のクラウドサービスに代わる分散型データストレージ・ネットワーク「Greenfield」の今後のロードマップを発表。AI(人工知能)をBNBチェーンに実装できるように設計することも計画されている。

関連: AI対応も BNBチェーン、分散型データストレージGreenfieldのロードマップ発表

最近では、ミームコイン開発者誘致でコンペティションを開催し、最大1.5億円の資金プールを報酬のために用意すると発表した。

関連: BNBチェーン、ミームコイン開発者招致で1.5億円報酬を用意

ミームコインとは

インターネット上で話題になることで人気を集めるコイン。代表的なものにイーロン・マスク氏がSNSで言及したことが背景の一つとなり取引量が急増したドージコイン(DOGE)がある。2020年にドージコインを踏まえてリリースされたSHIBA INU(SHIB)も存在。

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