はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

バイナンスラボ、ビットコイン再ステーキングの「BounceBit」に出資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BTCリステーキング「BounceBit」

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスから独立したVC企業バイナンスラボは11日、ビットコインのリステーキング(再ステーキング)およびCeDeFiのプロトコル「BounceBit」への投資を発表した。

バイナンスラボのYi He所長は、BounceBitについて「CeFi(中央集権型金融)とDeFi(分散型金融)の融合により、ビットコイン利用の新たな道を切り開く」とコメントしている。

BounceBitのネットワークは、ビットコインと独自のBounceBitトークン両方をステーキングできるよう設計された、プルーフオブステーク(PoS)レイヤー1エコシステムだ。完全なEVM(イーサリアム仮想マシン)互換性を備えている。

そのままでは利回りを生み出さないビットコインを、ネットワーク運用に利用することで、ビットコインの価値や有用性を増加させることが可能だ。

BounceBitは現在テストネットが稼働しており、ロードマップによれば4月のメインネットローンチを目指している。

独立したPoSブロックチェーンでBTCをステーキングし、利回りを得ることを可能にするプラットフォームとしては他に「Babylon」があり、バイナンスラボは2月にこちらへの出資も発表していた。

関連: バイナンスラボ、ビットコイン初のステーキング「Babylon」に出資 テストネットまもなく公開へ

PoS(プルーフオブステーク)とは

保有(ステーク)する仮想通貨の割合に応じて、ブロックを新たに承認・生成する権利が得られるコンセンサスアルゴリズムのこと。取引の承認に高性能なコンピューターが必要で、大量の電力消費を伴うコンセンサスアルゴリズム「Proof of Work(PoW)」の代替手段として生まれた。承認を行うと、報酬として新規発行される仮想通貨を受け取ることができる。

▶️仮想通貨用語集

BTC保有者の利回り機会増やす

BounceBitは、次のようにプロジェクトの意義を説明している。

現在、BTC、WBTC、BTCBの保有者にはオンチェーンで収益を得る機会が不足しており、既存のDeFiシステムでの資本運用率が低くなっている。

BounceBitは革新的なBTCミラーメカニズムを導入し、ビットコイン保有者がPoSとDeFiを通じてオンチェーンで、さらにCeFiを通じてオフチェーンで同時に収入を得ることができるようにする。

ラップドビットコイン(WBTC)は、ビットコインを担保にしてイーサリアムのトークン規格ERC20で発行され、1WBTC=1BTCに価格が連動するように設計されているトークンだ。

BTCBは、BNBチェーン上で、ビットコインを100%担保にして発行されるトークンである。

BounceBitは、ビットコイン保有者がネイティブのバリデーターステーキング、DeFi、およびCeFiで利回りを得られるようにする。CeFiについてはカストディ企業Ceffuの取引所外決済ソリューションMirrorXなどを活用していく。

実行レイヤーがEVM互換性を実現していることから、BounceBitは既存のDeFi流動性をビットコインエコシステムに流入しやすくするとも説明している。

現在、ビットコインのレイヤー2や、ステーキング関連のプロジェクトが活発な動きを見せているところだ。例えばレイヤー2ネットワーク「Mezo」を開発するThesis社は、パンテラなどから新たに約32億円を調達している。

関連: 利回り提供のビットコイン「経済レイヤー」、Mezoが約32億円調達

関連: 活性化するビットコインL2開発、エコシステムの急成長につながるか

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/28 金曜日
13:15
イーサリアム「ペクトラ」の実装日が4月30日と仮決定、次期「フサカ」の動向は?
カオスつうかイーサリアムのコア開発者ティム・ベイコ氏が「ペクトラ」アップグレードの実装日を4月30日と仮決定。次期開発に関しても進捗が確認された。
11:30
米司法省、ハマス関連の仮想通貨約3000万円を押収 資金調達を阻止
米司法省が、イスラム系組織ハマスからUSDTなどの仮想通貨を20万ドル相当押収した。ハマスは仮想通貨による寄付募集やマネロンを行っていたとみられる。
10:50
リップル社、アフリカの決済企業Chipper Cashと提携
リップル社は、アフリカの決済企業Chipper Cashとパートナーシップを締結。仮想通貨を活用するリップルペイメントを導入し、アフリカにおける国際送金の速さやコスト効率を向上させる。
10:45
トランプ指名のアトキンス氏が仮想通貨規制方針示す SEC委員長指名公聴会で
米上院銀行委員会が、次期SEC委員長候補ポール・アトキンス氏の公聴会を開催した。ウォーレン議員が利益相反の可能性を追及した他、仮想通貨関連の議題も俎上に上った。
10:10
米政府、12億円相当のビットコイン移動 戦略的準備金に向けた準備か
トランプ大統領の大統領令に基づき、タイの犯罪組織から押収された846万ドル相当のビットコインが米政府によって移動されたことが観測された。
09:35
フランス国有投資銀行、40億円規模の仮想通貨ファンドを設立
2700万ドルのトークンファンド フランス国有投資銀行Bpifranceが3月27日、仮想通貨およびブロックチェーン分野における新たな投資戦略を発表した。仏国内のデジタル資産エ…
08:15
ICEがCircleと提携、USDC活用で次世代金融商品開発へ
米金融大手によるステーブルコイン取り組みが加速中。Intercontinental ExchangeとCircleが提携し、USDCの新たな市場を開拓へ。
07:50
ソニュームとアニモカが提携 アニメファンのWeb3参入を推進へ
アニモカブランズは、仮想通貨イーサリアムのソニーグループのL2ソニュームと提携。IDレイヤーを構築して、アニメファンをWeb3領域に取り込みやすし、ユーザーの関与を強化する。
07:30
ビットコイン大口投資家、3月に約13万BTC買い増し 
Glassnodeの最新レポートによると、大口投資家がビットコインを大量に購入。市場の不確実性にもかかわらず、大口投資家は自信を示している。
06:55
ゲームストップ株価暴落、投資家はビットコイン戦略を懸念か
ゲームストップの株価が27日に暴落した。投資家は同社のビットコイン獲得戦略を嫌気し売りを加速させた。
06:05
ジブリ風アートに因んだミームコインが高騰、 ChatGPT-4o画像生成機能のリリースで
OpenAIのChatGPTがもたらしたジブリ風AI画像トレンドと、急騰する仮想通貨ジブリ・ミームコインの驚きの実態を解説。
03/27 木曜日
17:05
ビットトレード、貸暗号資産の特別募集「ユーピーシーエックス(UPC)」で開始
ビットトレードがユーピーシーエックス(UPC)の貸暗号資産特別募集を開始。14日間で年率100%相当の高利率が魅力。なお、リスクや注意事項の理解も不可欠。申込条件やメリットを解説する。
14:05
イオレ、暗号資産関連事業参入準備へ Web3ファンドから約4.2億円を調達
暗号資産金融事業への参入準備へ 東証グロース上場企業のイオレは26日、投資事業有限責任組合JAIC-Web3ファンドと株式会社ZUUを割当先とする第三者割当増資を実施すると発表…
11:52
ビットコイン8.7万ドル台で推移、Hyperliquidの「市場操作」臨時対応には賛否両論も
ビットコイン価格が前日比3.99%上昇し8.7万ドル台に回復した。CoinShares報告によると、機関投資家から7.2億ドルの資金が流入し5週間連続の流出傾向が反転する。一方、Hyperliquidは市場操作されたJELLYJELLYトークンを上場廃止にし、分散型理念と利用者保護のバランスに関する議論が浮上した。
11:30
ビットコインとともに注目のトップ20銘柄、Grayscale最新リサーチ
グレースケールが最新の仮想通貨市場レポートを公開した。ビットコインの活動レベル、ミームコイン取引の変化、新たなトップ20銘柄などを解説している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧