ビットコインの「経済レイヤー」目指す
暗号資産(仮想通貨)ビットコインのレイヤー2ネットワーク「Mezo」を開発するThesis社は新たに、約32億円(2,100万ドル)を調達した。
Thesisは、Mezoをビットコインの「経済レイヤー」と呼んでおり、食料品から学費まで25%の世界経済をオンチェーンにもたらし、ユーザーの経済的ニーズに基づいたアプリケーションにおけるエコシステムを構築することに焦点を当てている。
Mezoは、コンセンサスメカニズムとして「HODLの証明(保有時間の経過)」を使用。ユーザーはBTCとMEZOトークンをロックすることでネットワークの安全性を確保。MezoはBTC保有者と経済的に連携しており、BTC保有者はネットワークを運営するためにステーキングし、BTCやMEZOトークンおよびその他の報酬を得るという。
Mezoはすでにビットコイン預金を開始しており、公式サイトによると、Mezo Portalでロックされた総額はすでに3,100万ドル(456 BTC)以上に到達。
Mezoは、ビットコイン預金をユーザーがロックしている期間が長ければ長いほど、HODLスコアが大きくなると述べている。HODLスコアはポイントプログラム(Web3ポイ活)となる。
また、ネイティブなビットコインの他、ユーザーはThesisが構築したイーサリアム基盤のTBTC(ラップビットコイン)や、BitGoによるWBTC(ラップビットコイン)をMezoに預けることもできるという。
今回の調達を主導したのは、パンテラで、Multicoin Capital、Hack VC、ParaFi Capital、Nascent、Draper Associates、Primitive Ventures、Asymmetric Venturesを含む投資家も参加している。
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ビットコインに関するレイヤー2開発や、ステーキング(およびリステーキング)の取り組みは現在活発的に勧められているところだ。BabyloneやBounceBitもその一例である。
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