はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

マウントゴックス ビットコイン弁済の経過報告「17,000人超の債権者に実施」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

弁済の進行報告

2014年に経営破綻したマウントゴックスの管財人は、2024年7月5日から債権者への返済を開始した。8月1日には、「すでに17,000人を超える再生債権者に対し、ビットコインおよびビットコインキャッシュで弁済を行った」ことを公表している。

これまでの弁済は、7月5日、16日、24日、31日の計4回にわたって実施されたという。

これらの弁済は再生計画に基づき、一部の指定暗号資産交換業者を通じて実施されている。クラーケン、SBI VCトレード、ビットバンクなどがこのプロセスに関与している。7月25日には、海外の取引所のビットスタンプも、顧客へのデジタル資産の配布を開始したことを発表した。

「2014年のハッキング事件を経て破綻したMt.Goxの元ユーザー約20,000人は、返還プロセスの一環として、合計90億ドル以上のビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアムを受け取る予定だ」とビットスタンプは述べた。

当初、マウントゴックスの債権者に引き渡される予定のビットコインは合計で140,000 BTCであった。しかし、7月30日時点でのGlassnodeによるリサーチでは、そのうち約59,000 BTC(約5,960億円相当)が弁済に向けてウォレット間で調整中であり、マウントゴックス管財人のアドレスには79,600 BTC(約8,045億円相当)が残っていると報告された。

約33,000 BTCが移動

その後、暗号資産追跡サービスArkhamによれば、7月31日にマウントゴックス関連アドレスから約33,960 BTC(約3,200億円)がBitGoと推定されるアドレスに移動された。この結果、8月1日時点で該当アドレスの残高は32,899 BTC(約3,170億円)となっている。

2014年にマウントゴックスが破綻した当時、ビットコイン価格は600ドル(約92,000円)前後で取引されていた。しかし、現在では1BTCあたり約1,000万円に達している。このため、市場では、多くのビットコインが売却される可能性が懸念されているが、Redditの投票によると、参加者467人のうち約56%に当たる260人が、弁済を受けた後もビットコインを保有し続ける意向を示している。

関連:マウントゴックスの債権者の一部はビットコイン保有を選択か=Redditの世論調査で

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/01 火曜日
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。
13:05
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、約320億円調達でビットコイン購入とマイニング機器導入へ
エリックとトランプ・ジュニア氏が支援するビットコインマイニング企業American Bitcoinが2億2000万ドルを調達。ビットコイン購入とマイニング機器導入に充当予定。
12:00
金融庁、ステーブルコイン健全発展のための報告書を公表 不正リスクや今後の課題を分析
金融庁が仮想通貨ステーブルコインの健全な発展に向けた報告書を公表した。不正利用の実態と今後の規制課題を分析調査する内容だ。
11:05
取引所BybitとKraken、ソラナ基盤トークン化株式「xStocks」を190カ国で提供開始
世界第2位の仮想通貨取引所BybitがBacked社のトークン化株式サービス「xStocks」を取り扱う。Apple、Amazon、Microsoft等60銘柄超をソラナブロックチェーン上で24時間365日取引可能に。
10:40
トランプ氏関連のミームコイン「TRUMP」、口座開設キャンペーンで配布へ
ドナルド・トランプ氏が公認とされるミームコイン「TRUMP」がもらえるキャンペーンがBITPOINTで7月末まで開催中。特典内容や条件を詳しく解説します。
10:20
国内Web3関連企業BACKSEAT、組み込み型Web3体験でブロックチェーン社会実装目指す
BACKSEAT株式会社が第三者割当増資により累計14億円の資金調達を完了。Spiral CapitalとHeadline Asiaが共同リード投資家として参画し、組み込み型Web3体験の実現に向けサービスローンチを本格化。
10:02
ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、トークン化した米国の株やETFの取引サービスをEUユーザー向けにローンチしたと発表。独自ブロックチェーンを開発していることも明かした。
09:55
テキサス州、戦略的ビットコイン準備金設立に続き「金・銀」を法定通貨として認可
テキサス州のアボット知事が金・銀を日常取引の法定通貨として認可する法案に署名。戦略的ビットコイン準備金設立法案も成立し、米国初の大規模な貴金属・仮想通貨政策を実現。
09:40
ビットコインマイニング難易度が7.5%低下 米テキサス州猛暑が影響か
仮想通貨ビットコインのマイニング難易度が約7.5%低下した。米テキサス州の猛暑による電力制限が主要因と指摘されている。6月中旬にハッシュレートも下落していたところだ。
09:15
ナスダック上場企業SRM、140億円のトロン財務戦略完了でTRXをステーキング
フロリダのテーマパーク向け記念品製造企業SRM Entertainmentが、1億ドルのTRON財務戦略の一環として3.65億TRXをJustLendにステーキングした。年率最大10%のリターンを目指す。
08:55
ドイツ最大手銀行グループ『シュパーカッセ』、2026年夏に個人向け仮想通貨取引開始へ=報道
ドイツ最大の銀行グループSparkassenが方針転換し、個人顧客向けビットコインなど仮想通貨取引サービスを2026年夏に開始予定。EU規制整備を背景に3年ぶりの決定となる。
08:10
SEC、ビットワイズ・イーサリアムETFのステーキング承認判断を延期
米証券取引委員会がビットワイズ社申請のイーサリアムETFのステーキング機能追加提案の承認判断を延期。投資家保護と公正な市場慣行への適合性について追加審査を実施中。
07:45
サークル、米国でナショナル・デジタル通貨銀行設立を申請
米ステーブルコイン発行企業サークルが米通貨監督庁にナショナル・トラスト銀行設立を申請。承認されればUSDC準備金の自己管理と機関投資家向け仮想通貨カストディサービス提供が可能に。
07:25
仮想通貨税制改正案、ルミス議員が「大きく美しい法案」へ修正提案
シンシア・ルミス上院議員がトランプ大統領一推しの予算調整法案に仮想通貨税制改正修正案を提出。300ドル未満取引免税とマイニング・ステーキング報酬の二重課税解消を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧