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世界の仮想通貨アクティブユーザー数、過去最高の3000〜6000万人に=a16z crypto

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アクティブユーザー数が過去最高に

投資会社アンドリーセン・ホロウィッツのWeb3ベンチャーキャピタル部門「a16z crypto」は16日、暗号資産(仮想通貨)市場についての2024年版レポートを発表した。

世界で仮想通貨のアクティブユーザー数が過去最高を記録したと報告している。月間アクティブユーザー数が3,000万人から6,000万人と推定される格好だ。

Crypto.comが2024年6月に発表した推計では、世界の仮想通貨保有者は6億1,700万人に達している。したがって、アクティブユーザー数は推定される仮想通貨所有者のうち、5~10%に過ぎない数字だ。

なお、アクティブユーザー数はメタマスクなどウォレット企業の提供するデータを利用したり、月初・月末にほぼゼロ残高のアドレスを除外するなどして算出している。

a16zは、保有者数とアクティブユーザー数に差があることは、今後さらにアクティブユーザーを増やせるチャンスがあることを示すと指摘した。インフラ改善や、魅力的なアプリが実現すれば、休眠中の仮想通貨保有者が活動を再開する可能性があるとしている。

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銘柄別のユーザー数や関心

レポートによると、2024年に入ってから、月間アクティブ・アドレス(ユーザー数とは異なる)は2億2,000万を超えた。

ソラナが1億以上のアドレスで牽引し、イーサリアム仮想マシン(EVM)チェーンではBaseが2,200万アドレスで首位に立っている。その他に、NEARが3,100万、トロンが1,400万、ビットコインが1,100万、BNBチェーンが1,000万、イーサリアムが600万だった。

出典:a16z crypto

開発者が、そのブロックチェーンを構築することについては、最も関心が高かったのは依然としてイーサリアムで20.8%だった。ソラナが11.2%、Baseが10.7%と続いている。

関心の伸びについてはソラナがトップで、昨年の5.1%から11.2%に増加した形だ。

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DeFiの状況

レポートは、DeFi(分散型金融)の状況にも言及。2020年に台頭したDeFiだが、現在は分散型取引所(DEX)が仮想通貨現物取引アクティビティの10%を占めるまでに成長したと指摘した。

ステーキングとレンディングなどが特に主要な分野で、現在は1,690億ドル(約25兆円)以上が何千ものDeFiプロトコル内にロック(預けられて)されていると報告する。

米国のドナルド・トランプ前大統領らも、DeFiプロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLF)」を立ち上げたところだ。

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DeFi(分散型金融)とは

ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。「Decentralized Finance」の略。DeFiで行われる金融サービスには、ステーブルコインの発行や通貨の貸出、仮想通貨取引所などがある。イーサリアムのブロックチェーンを利用しているプラットフォームが多い。

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