ベイビードージ
仮想通貨ドージコイン(DOGE)から派生したBaby Doge Coin(ベイビードージコイン)は、イーロン・マスク氏の映画「ゴッドファーザ」風の黒白ツイートをきっかけに価格が高騰し、過去一週間で2倍上昇した。
マスク氏は7日、自身と息子の写真とともに「Dogefather(ドージの父)」「Dogeson(ドージの息子)」のロゴをツイートし、「Doge & Minidoge」に言及。このツイートを受けて、Baby Doge Coinの公式アカウントは「You mean babydoge?(ベイビードージですか?)」と返信した。
— Elon Musk (@elonmusk) December 7, 2024
Baby Doge Coinの特徴的なメカニズムは、すべての取引に10%のオンチェーン手数料を課す仕組みにある。例えば、100万BABYDOGEを売却する場合、10万コインの取引手数料が発生する。この手数料は二分され、5%は既存の保有者に再分配され、残りの5%は流動性の提供に使用される。つまり、保有者は各取引から収益を得られる一方、自身の取引には10%の手数料が課される。
2021年6月1日に立ち上げられたBaby Doge Coinは、当初は元祖のドージコインのように、ジョークとして作られたものの、シバ犬コイン(SHIB)のような大規模なコミュニティを形成してきた。初期の発行量は420,000,000,000,000,000トークンだったが、そのうち約61%が「バーン」(破棄)された。開発チームは毎月継続的にトークンを破棄している。
なお、時価総額は8.15億ドルで、580億ドル規模のドージコインの1.4%にとどまる。
技術的には、Baby Doge CoinはバイナンスのBEP-20トークンであり、バイナンススマートチェーン(BSC)上で構築されている。BSCの利点として、多くの他のブロックチェーンと比較して高速かつ効率的であり、ガス代が低く、取引処理が5秒以内に完了できる点が挙げられる。
最近では、バイナンスが新たに現物取引の上場を発表し、さらにソラナ(SOL)ネットワークへも拡大。開発チームは「puppy.fun」と呼ばれるミームコインローンチプラットフォームの立ち上げにも取り組んでいる。
関連:仮想通貨ドージコイン(DOGE)の買い方とおすすめ取引所|価格動向を解説