火曜日に販売開始
米国リップル社が開発する米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」のローンチが12月17日(米時間火曜日)に決定した。
この発表を受け、XRPの価格は一時急騰し、2.56ドルまで上昇していた。
先週、同社はニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)からRLUSDに関する最終承認を獲得し、CEOブラッド・ガーリングハウスが自身のXアカウントを通じて間もなく取引所やパートナーにて新規上場・取扱が開始されると明かした。
RLUSDはグローバルな仮想通貨取引所で12月17日から利用可能となる見込みで、発表によれば、各RLUSDトークンは米ドルの預金、米国債、そして現金同等物によって完全に裏付けされる。また、独立系監査法人がRLUSDの準備資産について毎月アテステーション(証明書)を作成し、その内容を公表することで透明性を確保するという。
ガーリングハウスCEOは声明の中で、リップル社がRLUSDをNYDFSの限定目的信託会社ライセンス下で立ち上げるという「意図的な選択」を行ったと強調した。これは国際的にも高水準の規制フレームワークと評価されており、米国での規制明確化が進む中、RLUSDのようなステーブルコインの採用が今後拡大すると期待される。
リップル社は今年4月にステーブルコイン開発計画を発表し、当初はXRPレジャーとイーサリアム(ETH)上での利用を想定していた。8月にはRLUSDのテストを開始し、10月にはUphold、Bitstamp、Bitso、MoonPay、Independent Reserve、CoinMENA、Bullishといった取引所パートナーを公開。さらにB2C2とKeyrockがマーケットメーカーとして流動性供給に参画する体制を整え、ローンチに向けた準備を進めてきた。
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