WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米政府、司法省保有ビットコインの一部をBitfinexに返還すべきと申し立て

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

トランプ氏の備蓄金構想にも影響可能性

米国政府は、暗号資産(仮想通貨)取引所Bitfinex(ビットフィネックス)が2016年にハッキングされて流出したビットコイン(BTC)に関して、同取引所に返還すべきであると裁判書類で申し立てた。

2016年、イリヤ・リヒテンシュタイン夫妻がビットフィネックスをハッキングし、約12万BTCが流出。当時のレートは1BTC=約6万円で72億円相当だったが、現在の価格では約1.9兆円に上る。

夫妻は逮捕され、米司法省は9万4,000 BTCを押収した。米国政府は、この分をビットフィネックスに返還すべきとしている格好だ。

ドナルド・トランプ次期大統領は、司法省が犯罪者から押収した約21万BTC(時価3.3兆円相当)を売却せず、国家戦略的な備蓄に充てる予定だとしていた。

本件で対象となっているビットコインも、その中に含まれる。以前より、トランプ氏の案に対しては、司法省保有分は被害者へ返金すべきものも入っており、完全な実現は難しいと指摘する声もあった。

司法省は先日、69,370 BTCを売却する許可を裁判所から得たところだ。もしこの売却が実現し、ビットフィネックスへも返還された場合、合計16万BTC(約2.5兆円)以上が司法省から抜けることになる。

関連:バイデン政権の司法省、1兆円相当のビットコインの売却許可を裁判所から取得=報道

返還された場合は売却の見込み

米国政府は、連邦地裁に提出した書類で、「裁判所は被告との司法取引に基づいて、自主的な賠償を命じる権限を持っている」と述べた。押収されたすべての資産の現物を、ビットフィネックスに返還すべきだとしている。

ハッキング後、ビットフィネックスは損失を補うためのトークンを何種類か顧客に発行したが、一部まだ償還されていないものもある。

2022年時点で、ビットフィネックスは、盗まれたビットコインを回収できた場合、その80%を売却して、顧客の損失を補うために発行した負債トークンUNUS SED LEOトークンを買い戻してバーン(削除)すると述べていた。

回収資産の売却は、18か月に渡って行う予定だとしていた。目標は、最終的に流通しているすべてのLEOトークンを清算することである。今回の政府の書類提出を受けて、LEOは24時間で約4%上昇した。

日米韓が北朝鮮のサイバー攻撃に対処

ハッキング関連では14日、日米韓の政府が北朝鮮のサイバー攻撃による仮想通貨などの窃取を防ぎ、盗まれた資産を回復するために共同で努力すると表明したところだ。

ラザルスグループなど北朝鮮傘下の組織が、取引所や仮想通貨保管者、個人ユーザーを標的にしていると指摘。ブロックチェーン業界企業などに対して、北朝鮮のIT労働者を不注意に雇用しないように勧告している。

最近の事例では、DMMビットコインから482億円相当の仮想通貨が盗まれた件にもラザルス・グループの組織が関与していたことが特定された。

関連:「北朝鮮に窃取された仮想通貨を取り戻す」日米韓が共同声明を発出

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/31 土曜日
14:02
仮想通貨犯罪追跡大手チェイナリシス、不正アクセス被害に
仮想通貨分析大手チェイナリシスが30日、顧客のユーザーIDや氏名などへの不正アクセスを公表した。10月には日本の佐川急便や米国のオラクル・ヘルスを含む数百件の個人情報漏えいも確認されている。
13:45
米クラリティー法案が再び焦点に、バイナンス被害で資産凍結の法的保護めぐり論争広がる
仮想通貨取引所バイナンスで約63億ドル(1兆円超)の被害が出たハッキングを受け、ルミス上院議員は、クラリティー法案が成立していれば不審な取引を凍結できたと主張した。これに反論も出ており、業界団体は取引所の連邦監督を議会に求めている。
13:10
テザー社、USDT準備金の超過分が1兆円超えに回復 6月末から約2倍に
ステーブルコインUSDTを提供するテザー社は、7~9月期の準備金保証報告書を公表した。9月末の超過準備金は79.5億ドルで6月末から約2倍になっている。
11:02
ハイパーリキッドの収益源多角化、USDC準備金利回りなどの割合増加=レポート
グレースケールによると、ハイパーリキッドのコア取引手数料は9割超から約6割に低下し、HIP3や準備金利回りなど様々な部門からの収益が前年から倍増している。
10:20
東証上場イオレ、保有151.21ビットコインを全量売却へ AIデータセンター投資に充当
東証上場のイオレは30日、ビットコイン151.21BTCの全量売却を決議した。売却見込額は18億3,100万円、売却損は約2億5,400万円の見込みで、代金はAIデータセンター事業関連投資に先行して充てる。
09:20
北朝鮮ハッカー、バイナンス1兆円窃盗の大半をわずか約20分で実行 秘密鍵に頼らず署名悪用
バイナンスで1兆円相当の資産が流出し、大半が約20分に集中したことが判明。分析会社は秘密鍵の盗難・漏洩ではなく署名の仕組みへの侵害と指摘し、EIP-7702が悪用された手口を踏まえ、承認ルールの独立判定などの対策を挙げた。
07:32
米CFTC委員長、バイナンス被害めぐり仮想通貨取引所が選べる伝統金融並みの保護を提案
米商品先物取引委員会(CFTC)のセリグ委員長は30日、バイナンスで29日に起きたハッキングを受け、仮想通貨取引所が任意で連邦登録できる選択肢を設ける考えを示した。米国のデリバティブ市場と同じサイバー対策などが適用される。
07:05
米仮想通貨関連株が全面安、1兆円規模のハッキングも市場全体への脅威は限定的とアナリストが見解
30日の米国株式市場ではバイナンスの1兆円不正流出事件を受けて、コインベースが10.62%、サークルが9.3%下落した。ウォール街の3社は市場全体の脅威になる根拠は乏しいとみている。
06:20
トランプ大統領、バイナンス1兆円被害めぐり北朝鮮関与の可能性を調査中
トランプ大統領は30日、仮想通貨取引所バイナンスのハッキングに北朝鮮のハッカー集団が関与したか調べていると話した。チェイナリシスは1兆円近くのハッキングは北朝鮮によるものだと強く確信している。
06:05
バイナンス、ハッキング被害の補償に約1兆円を確保
バイナンスは31日、ハッキング被害の補償に自社資金63億4000万ドル超を確保したと明らかにした。被害額の約80%分は流出と同じトークンで保有しており、残りも買い付けを進めている。
10/30 金曜日
21:25
SBI VCトレードとビットバンク、バイナンスの暗号資産流出で顧客資産に影響なし
SBIホールディングスが30日、バイナンスの暗号資産不正流出事案について、子会社各社のバイナンスに対するエクスポージャーは現時点で限定的で、連結業績への影響はないと発表した。SBI VCトレードとビットバンクの顧客資産への影響もない。
19:10
バイナンス、ハッキング調査で複数の侵入箇所が判明
バイナンスは30日夕方、仮想通貨の流出事件で他の侵害箇所が見つかったと公表した。出金サービスは45時間後の再開に向けて予定通りに進んでいるという。
17:29
レジャーに続きトレザーでも不正部品の報告 東南アジア販売店経由
ハードウェアウォレット大手トレザーは30日、東南アジアの販売店クリプトビリスが売ったSafe 5に不正部品が組み込まれていたとの報告を公表。同店で3月以降に購入した利用者に新しいリカバリーフレーズでの資金移動を求めた。レジャーの改ざん事件に続く報告。
16:45
フランス上院、仮想通貨の税務報告枠組み「CARF」合意の法案可決
フランス上院は、仮想通貨の税務情報を各国当局と交換する枠組み「CARF」を承認する法案を可決した。次は国民議会で審議され、成立すれば2027年に交換が始まる見込みだ。
16:44
金融庁、海外8地域の金融制度調査を公表 ステーブルコイン規制も整理
金融庁は30日、米欧中など8カ国・地域の金融制度に関する委託調査を公表した。暗号資産交換業者を扱う節では、米ジーニアス法やMiCA規則、中国が2月に出したRWA禁止の新通知まで、各地の暗号資産・ステーブルコイン規制を整理している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧