はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

「北朝鮮に窃取された仮想通貨を取り戻す」日米韓が共同声明を発出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

暗号資産の窃取に対応

日米韓の3カ国の政府は14日、北朝鮮による暗号資産(仮想通貨)の窃取に関する共同声明を発出した。

北朝鮮によるサイバー攻撃について、ブロックチェーン業界に新たな注意喚起を共同で提供すると説明。そして、3カ国の政府は、北朝鮮による窃取を防ぐとともに、すでに窃取された資産を回復するために共に努力すると表明している。

今回の取り組みの最終的な目標は、大量破壊兵器や弾道ミサイルを開発する違法な計画に北朝鮮が使う不法な資金を途絶すること。その取り組みの1つとして、暗号資産の窃取にも対応すると説明した。

対応の背景にあるのは、度重なる暗号資産の不正流出。今回の発表ではDMMビットコインからビットコイン(BTC)が流出した事例などを挙げ、ラザルスグループを含む北朝鮮傘下の組織が、取引所やデジタル資産保管者、個人ユーザーを標的にしていると改めて断じた。

また、特にブロックチェーン業界とフリーランス業界の企業に対し、北朝鮮のIT労働者を不注意に雇用しないように勧告。3カ国で官民が連携して、サイバー犯罪を能動的に阻止し、民間ビジネスの利益や国際金融システムを守ることの重要性を訴えている。

そして、以下のように共同声明を結んだ。

米国、日本及び韓国は、北朝鮮のサイバーアクターに対する制裁を課すことやインド太平洋地域におけるサイバーセキュリティ能力の向上に向けた連携によるものを含め、北朝鮮の悪意のあるサイバー活動及び不法な資金調達に対抗するために引き続き共に取り組む。

北朝鮮によるサイバー脅威に対抗し、日米韓ワーキンググループを通じて連携を強化するとのコミットメントを再確認する。

関連金融庁、金融界団体と懇談会開催へ 日本暗号資産取引業協会も参加

DMMビットコインの事例

警察庁は先月24日、米連邦捜査局(FBI)らと協力し、北朝鮮を背景とするサイバー攻撃グループ「トレイダートレイター」がDMMビットコインから482億円相当の暗号資産を窃取したことを特定したと発表した。

トレイダートレイターは、ラザルス・グループの一部の組織。手法の特徴として挙げられているのは、同時に同じ会社の複数の従業員に対して実施される「標的型ソーシャルエンジニアリング」だ。

トレイダートレイターは、ビジネス向けSNS「LinkedIn」でリクルーターになりすまして採用案内を装い、企業向けウォレット企業「Ginco」の従業員に接触することで、最終的にDMMビットコインから暗号資産を不正に流出させた。

関連DMMビットコイン流出事件、北朝鮮ラザルスグループの犯行を特定

ビットコイン|投資情報・価格チャート
CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/15 水曜日
14:30
注目を集める仮想通貨のAIエージェント分野、開発が活発化=レポート
フランクリン・テンプルトンの最新レポートから、注目される仮想通貨分野におけるAIエージェントの影響を解説。時価総額順にVirtualsやai16zなど、主要プロジェクトの特徴を紹介する。
14:00
スターテイル、投資部門「Startale Ventures」を設立
Startale Groupが新投資部門「Startale Ventures」を設立。SoneiumとAstarエコシステムへの包括的支援を通じてWeb3の大規模採用を促進。Sony・博報堂との協業でエンターテイメント分野に注力し、Web3 for Billionsの実現を目指す。
13:20
米連邦議員のXRP購入が初事例に、価格が前日比12%高
仮想通貨XRPについて、米議員が初めて購入したことが判明した。XRP(リップル)の価格は過去1ヶ月でビットコインやイーサリアムを上回っている。
11:40
「企業のビットコイン購入はメガトレンド」ビットワイズ分析
ビットワイズCEOが企業のビットコイン購入が市場の追い風になると予想した。会計規則変更と政権交代で企業のBTC購入が増加するとしている。
11:00
ベース基盤ミームコイン「TOSHI」、コインベース上場予定発表で暴騰
Baseチェーン上の仮想通貨ミームコイン「TOSHI」は取引所大手コインベースの上場予定発表を受けて価格が暴騰中。
10:30
ゲンスラー委員長、イーサリアムに対するSECの立場に言及
米SECのゲンスラー委員長が退任前に改めて、ビットコインやイーサリアム、仮想通貨全般についての見解を話した。
10:15
日米韓、北朝鮮の仮想通貨窃取で共同声明
日米韓は、北朝鮮による暗号資産の窃取に関する共同声明を発出。DMMビットコインの不正流出などの事例を挙げ、北朝鮮による窃取を防ぎ、窃取された資産を回復するために努力すると表明している。
08:15
米CPI発表とトランプ就任式を控え風見鶏なビットコイン相場|仮想NISHI
仮想通貨市場は、一時的な回復の兆しを見せている。米国の卸売物価指数(PPI)の伸び率が市場予想を下回ったことを受け、米利下げペースが鈍化するとの懸念が後退した。この影響を受けて、ビットコイン価格は上昇基調に転じ、投資家心理の改善が見られる。
07:05
イタリア最大手銀インテーザ、ビットコインをテスト購入
欧州上場企業インテーザ・サンパオロは、1.6億円相当の仮想通貨ビットコインを購入したことがわかった。これはテスト購入であるとCEOが説明している。
07:05
SEC、Bitwise仮想通貨指数連動型ETFの判断を延期
米SECは14日、Bitwiseが申請する仮想通貨指数連動型ETFの判断を延期したことが判明した。一方、次期委員長が仮想通貨推進派の人物であることから、仮想通貨指数連動型ETFだけでなく、ソラナやXRPなどのより多くのアルトコイン銘柄の現物ETFの実現も期待されているところだ。
06:30
XRPとソラナの現物ETFが承認されれば初年度に2兆円規模になる可能性 JPモルガン予測
米メガバンクのJPモルガンは、米証券取引委員会がソラナとXRPの上場投資信託(ETF)を承認した場合、今後6〜12カ月で約2兆円の新規資金が流入する可能性があると予測している。
06:02
K33相場予測「トランプ次期大統領の就任はビットコインの事実売りから変化」
トランプ大統領の就任を控え、ビットコイン市場の見通しに変化が生じている。K33のアナリストらは、当初予定していた就任式での売り戦略を見直し、長期的な楽観視へと転換。マクロ経済環境の変化や政策期待が交錯する中、仮想通貨市場の先行きに注目が集まる。
05:40
マイクロストラテジー株価反発、ビットコイン回復を受け 
マイクロストラテジーの株価は15日、仮想通貨ビットコインの価格回復に伴い、反発し前日比3.77%高となった。
01/14 火曜日
18:15
DeFiトレード最適化のDEXアグリゲーター、Odosが果たす重要な役割を解説
DEX取引における価格影響やスリッページなどの課題に対し、DEXアグリゲーターはどのようなソリューションを提供しているのか。Odosを例に、高度なルーティングアルゴリズムと900以上の流動性ソースを活用した最適化の仕組みや、DeFi取引の効率化における重要性を解説。
17:00
米パンテラキャピタル「トランプ大統領の就任は仮想通貨相場の事実売りにはならない」
米仮想通貨VCパンテラがトランプ氏大統領再選の市場への影響はこれからだと分析している。2025年の市場予測も公開した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧