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ビットコイン150万円急落、「仮想通貨戦略的準備金」への期待後退|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート(3/4 AM7時)

仮想通貨ビットコイン(BTC)市場は再び反落し、24時間比で一時150万円の下落を記録した。3日、トランプ米大統領が発表した「仮想通貨戦略的準備金」構想に関して、XRPなどのアルトコインが含まれている点、準備金運用への実現性への指摘、イーサリアム(ETH)が後から加わったことに対するコミュニケーション不足などが報道された。これにより、市場の期待が後退し、価格下落の一因となった。また、トランプ大統領がメキシコとカナダに対する関税を4日から予定通り実施すると表明したことを受け、米国経済の先行き不安が強まり、投資家のリスク回避姿勢が一段と強まったことで、下落に拍車がかかった。

出典:Tradingview

関連4日のビットコインやXRP、ADAは大幅反落 トランプ対中関税が嫌気

3月3〜4日相場状況

トランプ大統領の「仮想通貨戦略的準備金」に関する発言がSNS上で広まった際の上昇分は全戻しとなった。ファンディングレートも発表前より悪化している状況が確認される(下画像赤枠)。

オプション市場に目を向けると、プットコールレシオ(PCR)の低下基調が続いており(下画像黄矢印)、価格は下落しているものの、投資家の態度は依然として強気傾向のままとなっている。

現状分析(3/4日AM7時)

7日の「ホワイトハウス仮想通貨サミット」において、トランプ大統領が「仮想通貨戦略的準備金」についてどの程度具体的な内容を示すかが、今後の市場動向を大きく左右する重要なポイントとなる。

今後の重要な日程

3/4日 米ISM製造業景気指数

3/6日 米ISM非製造業景気指数

3/6日 欧州中央銀行・政策決定会合

3/7日 米雇用統計

3/7日 トランプ大統領演説(ホワイトハウス仮想通貨サミット)

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寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
クリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
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03/04 火曜日
13:20
ベトナム、仮想通貨規制整備で前進 首相が3月中に法的枠組み策定を指示
ベトナムのファム・ミン・チン首相が財務省と中央銀行に、3月末までに仮想通貨の法的枠組み策定を指示した。GDP成長率8%目標達成のため、財務省と科学技術省に対しも、サンドボックス制度を含む関連政策を策定して6月末までに完了するよう求めている。
12:11
前日高騰の仮想通貨相場は全戻し、トランプ発表「仮想通貨準備金」に懐疑的な見方も
トランプ大統領が中国に対する追加関税10%を発動し、カナダ・メキシコへの25%関税も予定通り実施へ。同時に暗号資産準備金構想の実現性に疑問の声が高まり、高騰していたビットコイン(BTC)、XRP(リップル)、ソラナ(SOL)、カルダノ(ADA)などが暴落した。
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10:50
堂島取引所、ビットコイン先物上場申請を準備 日本の仮想通貨ETF実現への布石となるか
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投資銀行TDコーエンやコインベースCEOからトランプ大統領の仮想通貨準備金構想の実現可能性に疑問の声。資金調達方法の欠如や対象通貨選定基準の不明確さが焦点になった。

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