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金高騰の一方、ビットコインは安全資産の役割に苦戦 トランプ関税で専門家が分析

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ゴールドに劣るビットコイン

米国の貿易政策と経済不確実性の高まりを背景に、ビットコイン(BTC)と金の市場動向に注目が集まっている。最近の市場分析によると、金は伝統的な安全資産としての地位を再確認する一方で、ビットコインは依然としてリスク資産としての性格を強く持っていることが明らかになった。The Blockが4日に報じた。

出典:Tradingview

専門家の見解によれば、ビットコインは安全資産としての機能を完全に果たしていないものの、長期的には資産としての可能性を秘めているとされる。Paybisの最高収益責任者であるウルディス・テラウドクランス氏は、ビットコインは現時点でリスク資産であり、安全資産としての地位を確立するには市場規模の拡大が不可欠だと指摘している。

経済的不確実性が高まる中、投資家は金(ゴールド)に注目している。現在、金の価格は1オンス当たり2,915ドルに達し、先週の記録的な高値に接近している。トランプ政権による主要貿易相手国への関税発表が株式市場の売り急ぐ動きを引き起こし、投資家のリスク回避姿勢を強めている。

ビットコインの短期的な市場感応度については、Bitwise社の欧州調査部長アンドレ・ドラゴッシュ氏が言及。グローバルな経済成長見通しの悪化に敏感に反応しているものの、中長期的には世界の次の準備資産として有力な候補であり続けていると分析している。

貿易政策の影響は金融市場に大きな揺らぎをもたらしている。BullionByPostの経営取締役ピート・ウォルデン氏は、トランプ大統領による中国、欧州連合、カナダ、メキシコ向けの関税発表が経済的不確実性を増大させ、投資家の金への逃避を加速させていると指摘する。

今後の金融市場においては、地政学的リスクや経済政策の変更が資産価値に大きな影響を与える可能性が高い。投資家は伝統的な安全資産と新興のデジタル資産の動向を注視し、リスク管理と投資戦略の再評価を迫られている状況だ。

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