
人狼ゲームの成長を加速へ
人狼ゲームをベースとしたWLF PROJECT(ウルフ プロジェクト)は7日、日本のインターネット文化を代表する論客である西村博之氏(ひろゆき氏)がアドバイザーに就任したと発表した。

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ひろゆき氏は、人狼ゲームブームの黎明期に、ニコニコ生放送にて世界で初めて人狼ゲームの配信を行ったことで知られている。
また、WLF PROJECT代表の鈴木カズ氏は、ひろゆき氏が立ち上げた人狼ゲーム番組に長年にわたって運営協力。鈴木氏が開発した「人狼ゲーム 〜牢獄の悪夢〜」は、番組の進行に活用された。また、鈴木氏自身もゲームマスターとして出演し、番組の発展に貢献してきた。
こうした背景もあり、今回ひろゆき氏がアドバイザーに就任した格好だ。
ひろゆき氏と鈴木氏は共に、持続可能で本質的なユーザーメリットのあるサービスの提供を追求する、という価値観を持っている。二人が協力することにより、人狼ゲームのビジネスシーンへの適用など、その成長を加速させていく方針だ。
なお、人狼ゲームとは、人間の中で誰が嘘をついている「人狼」なのかを探る有名なパーティーゲームである。人間には「予言者」や「医者」など様々な役職・能力が与えられ、推理戦や心理戦が繰り広げられる。
WLF PROJECTは2月、人狼ゲーム経済圏の拡大を目指し、暗号資産「WLFトークン」を発行し、仮想通貨取引所ZOOMEXへのトークン上場を果たしたところだ。
同月には、新番組「ディベロウ」も配信開始。番組では、ひろゆき氏や、クイズクリエイター集団の代表を務める古川洋平氏、m-floの☆Taku Takahashi氏、格闘ゲーマーのこく兄氏らが出演。社会で賛否両論が分かれるテーマについてディベートを行う。
出演者の中に「人狼」が潜んでおり、嘘の情報でディベートをかく乱。推理力が試される頭脳戦となる。
関連:WLF PROJECT、トークン上場記念で視聴者参加型ディベート番組「ディベロウ」配信を発表
究極ビジョンは世界平和への貢献
WLF PROJECTは、人狼ゲームは一緒にプレイする相手を理解し、信頼関係を築くことができるゲームだとしている。こうした特性は世界中の人々がお互いをよりよく理解することにつながるとして、WLF PROJECTは究極のビジョンに世界平和に貢献することを掲げている。
WLF Tokenは、人狼ゲームを世界的に認知されるエンタメ体験に進化させるために発行される独自トークンで、イーサリアム(ETH)のERC-20規格を採用している。総供給量は200億枚だ。
WLF PROJECTは、これまでにエンジェル投資家から250万ドル(約3.7億円)を調達している。2024年2月には、イーサリアムL2プロジェクトのMantle Networkと戦略的提携を結んだ。
その後、両者の協力の下2024年3月、新たなイベント型NFTゲーム「WLF LAST GENERATION」がリリースされた。議論と推理が決め手となるソーシャル戦略ゲームで、人狼やドラゴン、AIなどがバトルを繰り広げる。
NFTとは
「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。