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OKX、「ラザルス」対策でDEXアグリゲーターを一時停止

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

OKX Web3サービスを一時停止

暗号資産(仮想通貨)取引所OKXは17日、分散型取引所(DEX)アグリゲーターサービス「OKX Web3」を一時的に停止していると発表した。

北朝鮮政府が支援するハッカー集団「ラザルス」がこのサービスを悪用しようとした動きが検知されたため、規制当局と相談した結果だと説明している。なお、ウォレット・サービスについては、一部で新規ウォレット作成ができなくなることを除いて、この間も利用可能だ。

OKXは、一時停止している間に、悪用を防ぐための追加アップグレードを実施する計画である。

また、これまでは、ブロックチェーンエクスプローラーが取引の記録を表示する際に、取引を実際に処理している分散型取引所(DEX)ではなく、OKXのアグリゲーターを誤って取引主体としてタグ付けしてしまうことがあったが、この点も修正する。

DEXアグリゲーターとは

複数の分散型取引所(DEX)の情報をまとめ、レートなどで最適な取引ルートを探して実行するサービスのこと。

背景としては、Bybitハッキングで盗まれた資金がOKXプラットフォームを通じて(約149億円)が資金洗浄されたとして、欧州の規制当局がOKXに罰則を検討しているとブルームバーグが報道したことがあった。

一方でOKXは不正行為を否定し、盗まれた資金に関連するウォレットアドレスの追跡とブロックで規制当局と協力していると述べていた。今回の声明では、ブロックチェーン上の誤ったタグ付けにより、自社のDEXアグリゲーターが資金洗浄に直接使われたという誤解を招いたと見なしている模様だ。

OKXは、自社のDEXアグリゲーターは顧客資産を管理しているわけではなく、複数の取引所にわたる効率的な流動性アクセスを提供するものだと強調した。一部で、このプラットフォームの性質について誤った表現があったことを批判している。

その他にOKXは、悪意ある行為者からユーザーを守るため、以下二つの機能をすでに実装済みだと報告した。

  • DEXアグリゲーター用の、ハッカーアドレス検出システム
  • ハッカーの最新アドレスを追跡し、CEX(中央集権型取引所)でリアルタイムにブロックするシステム

「ラザルス」のBTC保有量はエルサルバドル超え

2月に発生したBybitのハッキングでは2,100億円規模の資金が流出し、史上最大規模となった。犯行を行ったのは北朝鮮関連のハッカー集団「ラザルス」だったことが判明している。

関連:Bybit、史上最大規模のハッキング 仮想通貨相場が急落

Bybitへのハッキングにより、北朝鮮はビットコイン(BTC)保有量を大幅に増やした。オンチェーン分析企業アーカム・インテリジェンスによると「ラザルス」は現在13,518 BTC(約1,700億円)を保有。これは、ビットコイン購入戦略で知られる国エルサルバドルを上回る規模だ。

関連:北朝鮮、ビットコイン保有量がブータン・エルサルバドル超え 国家支援ハッキングで

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