
新規上場などの材料
分散型動画処理プラットフォームのLivepeer(LPT)が韓国大手取引所Upbitへの上場発表を受けて価格が2倍以上急騰した。同じ上場発表に含まれたPOKT(Pocket Network)は6倍以上の暴騰を記録。主要銘柄が下落する中、 LPTとPOKTは逆行高となっている。
Upbitは韓国最大級の仮想通貨取引所として知られ、新規上場銘柄への資金流入が大きいことで有名だ。今回の上場により両プロジェクトへの注目度が一気に高まり、投資家の買い圧力が集中した形となった。
Livepeerの価格上昇には上場発表に加え、5月31日に公表されたAI動画処理技術の新発表も寄与している。同社は「AI時代のオープン動画インフラ構築」を掲げ、リアルタイムAI動画処理と分散型GPU活用による新たな創造技術の実現を目指すと発表した。
新技術はComfyUIやComfyStreamといったツールを活用し、テキストから画像生成や動画変換、ライブ翻訳などの生成AI機能をライブ動画に低遅延で適用可能としている。分散型ネットワークによる拡張性とコスト効率性を武器に、中央集権型システムに依存しない革新的なAI動画アプリケーション開発を支援する構想だ。
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