はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Huobiレポート|上位100通貨の時価総額は前週比+3.4%の約15兆円に(3/11〜3/17)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Huobi研究所提供の業界研究レポート
3/11〜3/17のデータでは、上位100通貨の時価総額は、前週比+3.4%の約14.9兆円に。ビットコイン(BTC)のマイニングディフィカルティと、イーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティは共に下落した。

仮想通貨市場 前週比

  • 仮想通貨上位100通貨の合計時価総額:約$1,338億(+3.4%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が上昇した通貨:ORME(+2,056%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が下落した通貨:ABBC(-32.3%)
  • 時価総額上位100通貨の3/17取引高:$254.4億(-13.1%)
  • 上位100通貨のうち最も取引高が増加した通貨:CRP(+122,058%)
  • 上位100通貨のうち最も取引高が下落した通貨:THETA(-94.8%)

仮想通貨市場

仮想通貨マーケット概況

2019/3/11〜2019/3/17の仮想通貨市場は、時価総額上位100通貨のうち78通貨の価格が上昇した。Coinmarketcapによると、2019/3/18の時点で時価総額上位100通貨の合計時価総額は、前週比+3.4%となる約1,338億ドルとなっている。

その中でも、時価総額が最も上昇したのは+278.5%となったCROであり、時価総額ランキングは24位にランクアップ。最も時価総額が減少したのはTHETAであり、前週比-29.5%であり、時価総額ランキングは33位となった。

新たに時価総額上位100通貨にランクインしたのは、BTT(44位にランクアップ)、ORME、ETP(98位にランクアップ)、POWR(100位にランクアップ)など計5通貨となっていた。

時価総額上位100通貨の中、価格が最も上昇したのは+2,056%となったORMEであり、最も下落したのは-32.3%となったABBCだった。

3/17時点で、ビットコイン(BTC)の価格は、前週比+1.9%の4,025ドルとなり、イーサリアム(ETH)は前週比+2.4%の140ドルとなった。

図1:時価総額100位以内通貨の変動率トップ5

時価総額トップ100位通貨の取引高

3/17時点で、時価総額上位100通貨の24時間取引高は前週比-13.1%となる254.4億ドルとなり、内24通貨は20%以上増加。最も取引高が増えたのは+122,058%となったCRPだった。 

一方で、35もの通貨の取引高が20%以上減少、中でも取引高が最も減ったのは-94.8%減となったTHETAとなった。

図2:仮想通貨時価総額トップ100位の合計時価総額(左)と24時間の取引高(右、10億ドル単位)

上位10通貨の市場占有率、マーケットシェア

時価総額上位10通貨の時価総額は増加したにも関わらず、市場占有率(ドミナンス)はやや減少した。

3/17時点で、上位10通貨の時価総額は、前週比+2.6%の1,165億ドルとなり、総時価総額の83.5%を占め、前週より少し減少した。

ビットコイン(BTC)の市場占有率(ドミナンス)は、前週比-0.8%となる50.7%となった。

図3:時価総額上位10通貨の市場占有率(マーケットシェア)

図4:時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)の前週比比較

マイニングに関する統計

ハッシュレート

3/11〜3/17の一週間、ビットコイン(BTC)のハッシュレートは増加した一方、イーサリアム(ETH)のハッシュレートは減少した。

ビットコイン(BTC)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比+4.1%の44.3EH/sとなり、イーサリアム(ETH)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比-2.1%の146.2TH/Sとなった。

図5:ビットコイン(BTC)ハッシュレートの変化

図6:イーサリアム(ETH)ハッシュレートの変化

ディフィカルティ(難易度)

3/11〜3/17の週に、ビットコイン(BTC)のマイニングディフィカルティとイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティと共にやや下落した。

ビットコイン(BTC)の平均マイニングディフィカルティは前週比-0.1%となる6.1Tとなり、イーサリアム(ETH)の平均マイニングディフィカルティは前週比-1.6%となる1,869THとなった。

図7:ビットコイン(BTC)及びイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティ(難易度)

マイニングプールの市場占有率、マーケットシェア

ビットコイン(BTC)

ビットコインのマイニングプール市場では、「Poolin」のランキングが2週連続増で2位にアップした。順位5位のブロック生成数及びハッシュレートのシェアは少し減少した。

3/11から3/17までに、BTCブロックチェーン上で行われたマイニングのブロック数は、前週比+6.4%の1,036個となった。

    ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率、ハッシュレートの順で記載)

  • BTC.comー156個、15.1%、6.7EH/s
  • Poolinー110個、10.6%、7.5EH/s
  • AntPoolー109個、10.5%、4.7EH/s
  • F2Poolー108個、10.4%、4.7EH/s
  • SlushPoolー97個、9.4%、4.1EH/s

図8:ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率(マーケットシェア)

イーサリアム(ETH)

イーサリアム(ETH)におけるマイニングプールのマーケットシェアは比較的安定して推移。

3/11から3/17までの間に、イーサリアム(ETH)ネットワークで生成されたブロック数は前週比+0.4%となる45,070個となった。

    イーサリアム(ETH)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率の順で記載)

  • Ethermineー12,320個、27.3%
  • SparkPoolー10,027個、22.3%
  • Nanopoolー5,661個、12.6%
  • f2pool_2ー5,565個、12.4%
  • miningpoolhub_1ー2,456個、5.5%

図9:ETHにおけるマイニングプールの市場シェア

アクティビティデータ

ビットコイン(BTC)

3/11〜3/17の週に、ビットコイン(BTC)のブロックデータサイズとブロック毎の平均トランザクション回数と共に減少した。

blockchain.infoによると、3/11から3/17までの間にビットコイン(BTC)の平均ブロックデータサイズは前週比-7.8%で981.6kBとなり、ブロック毎の平均トランザクション回数は前週比-8.1%となる1,892回となった。

図10:ビットコイン(BTC)のブロックデータ及び平均トランザクション回数

イーサリアム(ETH)

Etherchainによると、イーサリアム(ETH)の平均ブロックデータサイズは前週比-2.3%の17,411bytesとなり、イーサリアム(ETH)のブロック毎の平均トランザクション回数は前週比-4.4%となる84.9回となった。

図11:イーサリアム(ETH)の平均ブロックデータサイズ及び平均トランザクション回数

Huobiについて

Huobi は2013年の創業以来、顧客数·取引量共に世界トップレベルの取引所として、130か国以上のお客様にサービスを展開してきております。

2018年、BitTrade(仮想通貨交換業者関東財務局第00007号)を傘下に安心・安全・顧客本位の金融サービスを日本の顧客に提供いたします。

Huobi研究所

Huobi研究所は、仮想通貨取引所を運営しているHuobiグループによって2016年4月に設立され、2018年3月に、ブロックチェーン分野における技術開発・業界調査分析・応用研究・コンサルティングを目的とした、より高度な組織へ発展を遂げました。

また、経済、金融、AI、法律等様々な分野に精通する人材を多く抱えている他、世界のあらゆるブロックチェーンに関する学術団体や大学、研究施設と提携しており、Huobi研究所の所長を務める袁煜明(Hubery Yuan)氏は、元産業保安研究所の副院長兼TMT(テクノロジー・メディア・通信業界)主席アナリストを務めた人物であり、New Fourtune社から「ベストアナリスト賞」を受賞しております。

また、同研究所はブロックチェーン分野の研究基盤を構築し、業界に対してより明確に根拠のある理論や研究成果を提供する事で、業界及び産業の発展を促進する事を目指しております。

Huobi研究所の理念として、「ブロックチェーンのエコシステムを構築し、より良い未来に貢献する事」を掲げております。

Huobi Japan公式アカウント

Twitter:https://twitter.com/HuobiJapan?lang=ja

Telegram:https://t.me/huobijapanofficial?utm_source=Telegram

Facebook:https://www.facebook.com/HuobiJapan/

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCpWnfmrT6qyTtkdgZJgNn4w/

※注意事項

今回の記事はあくまで、調査レポートを元にCoinPostの考えを述べたもので、仮想通貨の値上がりを保証するものや、投資を奨励するものではございません。

仮想通貨への投資の際は、価格変動リスク、信用リスク、流動性のリスク等、リスクを確認した上、ご自身の責任の下で投資を行いましょう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

Huobiレポート|Githubコミュニティでイーサリアムのコード更新が頻繁に(12/12〜12/19)
世界有数のHuobi研究所提供。1000BTC以上の大口取引は、前週1143回から1037回へと微減。Githubコミュニティでは、ETHのコード更新が頻繁に行われており、3週連続で大量の更新があった。
「休眠状態のビットコイン」数量と相場の相関性を考察|Huobi研究所が10年間のBTCデータを分析
Huobi研究院のデータによると、永久紛失したBTCは大凡200万〜300万があり、BTCトータル数量の12%〜18%だと予測されている。BitcoinTalkから見れば、10年間に渡り、bitcoinがヒットワードランキングのトップ1となった。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/03 木曜日
12:04
ビットコイン反発で11万ドルに接近、Bitfinex分析ではQ3の季節性要因を警戒
仮想通貨取引所ビットコインは前日比+2.6%の108,733ドルまで上昇。Bitfinexレポートによると、4月安値から50%反発後は10-11万ドルのレンジ相場に移行し、第3四半期の季節性要因で平均リターン6%の「最弱四半期」を警戒する。一方、米国初のソラナステーキングETFが取引開始し初日3,300万ドルの好調なスタートを記録。
09:50
「ビットコイン保有者の大多数が含み益、HODLが主流に」Glassnode分析
Glassnodeの週次レポートによると、仮想通貨ビットコイン投資家の大多数が含み益状態で、長期保有(HODL)が市場の主要メカニズムになっている。
09:31
米SIFMA、証券トークン化の規制作りでSECに要望書簡送付
米SIFMAはSECに対し、RWAに分類される株などの証券のトークン化に対する規制整備について提案を行った。オープンで透明性の高いプロセスを通して、ルールを作るべきだと主張している。
08:55
米テック富豪ら、仮想通貨向け銀行「Erebor」設立を計画=報道
ピーター・ティール氏らテック投資家が仮想通貨企業向け銀行Erebor設立を計画。全米銀行免許を申請、シリコンバレー銀行の後継を目指す。
08:20
米上場の中国系アパレル企業アデンタックス、ビットコインを最大12000BTC買収へ
ナスダック上場の中国系企業Addentaxが最大1万2000BTCの買収で基本合意。約13億ドル相当を株式交換で取得予定、5月発表の8000BTCから規模拡大。
07:55
ブラックロックのIBIT、手数料収入が「S&P500ETF」超え
ブラックロックの仮想通貨ビットコインの現物ETF「IBIT」は、同社のS&P500のETFよりも手数料収入を生み出していることがわかった。IBITはビットコインETFの資金フローを主導している。
07:30
ドル指数が2022年以来の安値に、ビットコインや金に与える影響と今後の見通し=Cryptoquant分析
Cryptoquantが2日に発表した分析によると、ドル指数が2022年来安値を記録する中、ビットコインは膠着状態が続く。長期保有者の含み益減少も指摘。
06:55
ビットコイン、2025年後半に20万ドル到達目標を維持=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のケンドリック氏がビットコイン20万ドル予測を維持。ETFや企業購入の拡大により2025年後半に史上最大の上昇を見込むか。
06:10
リップル、米国銀行ライセンス申請 サークルに続く動き
リップルが米通貨監督庁に国家銀行免許を申請。RLUSDステーブルコイン規制対象化とサークルとの競争激化が注目される。
05:50
オープンAI、ロビンフッドの株式トークン化サービスとの提携を否定 未承認でトークン発行か
OpenAIがロビンフッドの株式トークンサービスへの関与を公式否定。未上場企業トークン化における先買権問題が浮き彫りに。
05:35
米SEC、BTCやXRP投資のグレースケール仮想通貨投信のETF転換承認を再検討
米証券取引委員会がグレースケールの仮想通貨信託「Digital Large Cap Fund」のETF転換承認決定を再検討。NYSE Arca上場承認が一時停止状態に。
04:24
仮想通貨のサイバー攻撃にどう備える?|実例から学ぶ取引所の対策と自己防衛法
暗号資産のサイバー攻撃リスクと、取引所のセキュリティ対策、個人で実践できる防衛策を初心者向けにわかりやすく解説します。
07/02 水曜日
18:40
BITPOINT、カルダノ(ADA)保有者向けNIGHTエアドロップを検討開始 
ビットポイントジャパンがMidnight財団と国内初連携。カルダノ(ADA)保有者やステーキング参加者に「NIGHT」トークンのエアドロップ参加機会を提供。2025年7月開始予定の「Glacier Drop」メカニズムの詳細と参加条件を解説。
13:45
トランプ大統領、イーロン・マスクに対する批判を再び展開、 『大きく美しい法案』巡る対立が再燃
「大きく美しい法案」をめぐり、トランプ大統領とイーロン・マスク氏の対立が再燃している。マスク氏の痛烈な法案批判に対し、トランプ氏は、マスク氏が率いる企業の政府補助金受給について政府効率化局(DOGE)で調査すべきと発言し、かつて盟友だった両氏の関係は緊迫感を増している。
13:20
アリゾナ州知事、押収仮想通貨の準備基金法案『HB2324』を拒否権行使
アリゾナのホブズ知事が犯罪捜査で押収した仮想通貨管理法案を拒否。地方自治体の協力阻害を懸念と声明。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧